リアルワールド (集英社文庫(日本))

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  • 集英社
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レビュー : 247
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087460100

感想・レビュー・書評

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  • 高校生の姿が、生々しい。
    母親殺しの男子高校生、隣家の少女とその仲間をめぐって展開する。展開に、気を抜けなかった。

  • ひょんなことから殺人事件にかかわるようになった4人の女子高校生。それぞれが軽い気持ちから殺人犯とかかわり、事件に巻き込まれてゆく。

    筆がうまいのですいすい読める・・・けど読んだあとにはやるせなさが少しだけ残った。読む一瞬を楽しむ小説?

  • なんで親を殺してしまったのか、なんでそんな犯人の手助けをしたり見に行ってしまったりするのか。なんとなく分かる気持ちがしたり、しなかったり…少年犯罪も増える中、少しは気持ちが分かるかも。女子仲良し4人組の対応の変化が注目。

  • このところ、この人の本を立て続けに読んでおりますが。
    桐野夏生のすごいなーと思うところは。
    これは女子高生が主人公なんですよ。
    登場人物も高校生。
    どの年代も、どの設定も、やたらリアルに書けるんです。
    クールなイメージだったんだけど、この本だと若さゆえの熱さもちょっと出てる。
    『魂萌え』では中年のダンナに先立たれたフツーの女性書いてましたからね。
    あと、おっさん。
    そのくせ、ミロみたいな冷め切った女性も書くし。
    読んでて、主人公像がちゃんと浮かんできますからね。
    無理して書いてないんでしょうね。
    若者像書くと、なんとなく伝わっちゃうんですよ。
    「無理してるな。」「そんなんじゃねーでしょ。」って感じで。
    でもないんだよなー。
    まさにリアルワールドです。

  • エックスジャパンのようだ。

  • こどもでもおとなでもない、不安定な年齢故の、悩み、混乱、無鉄砲。
    相変わらず、生々しい。
    最後の手紙は、混沌を無理やり説明して型に嵌めてしまった感じで、ちょっと白けた。

  • 4人のそれぞれのキャラクターが強いストーリーでイヤらしい感じがした。

  • 読み急いだ作品でした!
    4+1人の関係が個人的にはまったッス!

  • 生憎自分は女子高生であるという経験を持たないため、本書で語られる女子高生の持つ考え方や日常の“リアル”について共感することはできなかったし、いまいち納得できない部分もあったが、それでも彼女らの中で渦巻く激情や、どこか日常に対し冷めた目を向ける習癖は、何となく理解することができた。

    皆がどこかで持つ自身が特別であるという考えが、この作品の根底に潜んでいるような気がしてならない。

  • 中学の時に一度読んでいて、『東京島』が始まったので久しぶりに桐野夏生を読みたくなって手を出した。

    あまりにもリアルな高校生の心情。
    中学で読んだ時は素直に気持ちに入り込んでいけたんだけど
    今読み返すとひねくれた物の見方をしてしまうのは私が大人になったからか。
    テラウチはとても頭のいい人の印象があったのだけど
    今読み返してみると難しく考えすぎているだけで普通の高校生だなぁと感じました。
    その複雑さゆえに正常な判断(通報する)ができない。

    一番気持ちがわからなかったのはミミズについていったキラリン。
    私があのタイプの女の子が大好きなのは気持ちがわからないからかな。

    今の高校生って本当にあんな感じな気がする。
    物事を複雑にとらえすぎていたり、リアルなことが逆にリアルに感じられなくて簡単に事件を起こしてしまう。

    ちょっと考えさせられる本だった。

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著者プロフィール

1951年金沢市生まれ。成蹊大学卒業。1993年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞、1998年『OUT』で日本推理作家協会賞、1999年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、2004年『残虐記』で柴田錬三郎賞、2005年『魂萌え!』で婦人公論文芸賞、2008年『東京島』で谷崎潤一郎賞、2009年『女神記』で紫式部文学賞、2010年『ナニカアル』で島清恋愛文学賞、2011年同作で読売文学賞を受賞。2015年、紫綬褒章を受章した。近著に』『奴隷小説』『抱く女』『バラカ』など。

「2016年 『猿の見る夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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