リアルワールド (集英社文庫(日本))

著者 :
  • 集英社
3.30
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本棚登録 : 1643
レビュー : 247
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087460100

感想・レビュー・書評

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  • うーん、、、全員病んでる。
    友人でもなんでもない、ましてや顔も知らない殺人犯に、携帯を新規契約して渡したり、のこのこ会いに行ったり。

    「理解不能」 だった。

    どの登場人物も魅力がなく、惹きつけられるものもなく。
    ただ、字面を追うだけの読書になってしまった。

    とくにテラウチの「あだー」という言葉使いと、「超哲学的人間で抽象的思考の持ち主」と自己陶酔している性格が、読んでいて疲れた。

  • どういう読み方をすればいいのかわからないまま読み終わってしまった…。ありきたりで平和な高校生活を送っていた自分には合わない本だった。

  • 女子高生の表の顔と裏の顔、対する友達によって顔を変えていったり、本当の気持ちを隠したり。それは誰にでもあることだと思う。しかし、そんなちぐはぐな気持ちから思いもよらぬ事態に巻き込まれてしまう。

  • 高校三年生の夏休み、隣家の少年が母親を撲殺して逃走。
    ホリニンナこと山中十四子は、携帯電話を通して、逃げる少年ミミズとつながる。
    そしてテラウチ、ユウザン、キラリン、同じ高校にかよう4人の少女たちが、ミミズの逃亡に関わることに。
    遊び半分ではじまった冒険が、取り返しのつかない結末を迎える。
    登場人物それぞれの視点から語られる圧倒的にリアルな現実。
    高校生の心の闇を抉る長編問題作。


    昔だったら考えられないけど、現代だったらもしかしたらこんなことありそうかなと思った。周りとの関わりが上手くできなくて、わかんなくなって、善悪の判断が出来なくなる…
    怖いなと思った。

  • それぞれが、それぞれに絡み合って、それぞれを作っていく


    寺内の中での取り返しのつかないことは、深い
    少しずつ泥が心の中につもって、溢れそうになった時に、「受け入れる」という蓋をする
    それを繰り返していくうちに、取り返しのつかないことは突如訪れる
    寺内に関しては、こんな理解しかできない

    高校生の心理と比べると、かなり非現実的な気はするけど、一人一人の物語を読む中で、新たな「人の心」も読むことができた

  • 主人公の女子高生の隣人が両親を殺し逃亡した。
    ささいなきっかけから犯人と女子高生4人の複雑な関係が始まる…、というお話。

    リアルか…?
    彼女たちを見ていると思春期ってすごいな、と思ってしまう。
    私もそんな時があったんだろうか。
    そうだとしたら、少し恐い。

  • リアルワールド、なのにリアリティなし。
    ミミズみたいなウジウジした男子がいたら
    助けるどころかいびり倒してしまいそうです。

  • 3/20読了
    私はあまり好きではなかった。
    桐生夏生の作品は積極的に読んでいるが、いつものドキドキ感がなかった。
    心情を多く綴るスタイルは同じだけど、登場人物が多すぎて、その抱える問題もそれぞれに派生しているから、感情移入しにくい。
    一人一人をじっくりと読んでみたかった。
    あと、多分時代設定が十年ほど前だと思うから、当時の高校生の感覚というものが理解しがたいなあと思った。
    特にテラウチの挨拶「あだー」はどういうニュアンスなのか見当も付かない。
    そういう感覚のズレもあまり面白いと感じなかった理由かも知れない。

  • 好奇心って怖い・・・。

  • 「取り返しのつかないこと」がどういうモノなのかわかったようで解らなかった。
    なんだか読んでいて自分が高校生の時の心の内を思い出しやっぱりみんなそれぞれ「自分は人とは違う」と思っていたんだと思った。
    それはあっているようであっていない。みんなが思っていることだから。


    桐野夏生と考えながら読んでいてこれはハズレですね。
    毒が薄い。

著者プロフィール

1951年金沢市生まれ。成蹊大学卒業。1993年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞、1998年『OUT』で日本推理作家協会賞、1999年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、2004年『残虐記』で柴田錬三郎賞、2005年『魂萌え!』で婦人公論文芸賞、2008年『東京島』で谷崎潤一郎賞、2009年『女神記』で紫式部文学賞、2010年『ナニカアル』で島清恋愛文学賞、2011年同作で読売文学賞を受賞。2015年、紫綬褒章を受章した。近著に』『奴隷小説』『抱く女』『バラカ』など。

「2016年 『猿の見る夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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