- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087460261
感想・レビュー・書評
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再読。双子の女の子とタップダンスとテレビCM。
初読ではすごく気に入った記憶があるけれど、今回はそれほど残らなかったかも。
p230、「私は泣くときは、いつも鏡を見ながら泣く」というところ。
双子の片割れの小春が泣くのを見ると、それで自分も泣いている気分を味わえた、というのが印象的。双子ってこういう感覚なのかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
たらこダンサーズを思い出す
タップダンスに惹かれて手に取ったが、なんてことはない。子供の在り方に関する本だった。
この本を読み終わってからモスラを鑑賞したが、モスラもザ・ピーナッツも可愛らしくて癒された。
新しい世界を教えてくれた本作には感謝の意を禁じ得ない -
母の影響で習い始めたタップダンス。舞い込んだCM出演の話。一躍有名人となり
彼女たちの周囲はざわめき始め…。少女たちの成長を伸びやかに描いた作品。
ふたごの少女がタップダンスを踊るCM、想像してみると相当なかわいらしさです。
数年前に流行った、パスタソースたらこのCMみたいなイメージかしらん(^^) -
海辺の逗子を舞台にした、一九六七年生まれの小学二年生の小春と日和の双子姉妹の日々が和やか。映画好きの母の影響ではじめ、無理なくひたむきに頑張るタップダンスでケチャップのCMに出演するけれど、もういいと芸能界には行かず、でもミュージカルに憧れたりする様子や家族とのやり取りが、日常的で安定感があった。
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もし将来双子が生まれたら
小春ちゃんと日和ちゃんでもいいなって思った
小学生の双子の姉妹、小春と日和がタップダンスを始めたことから
さまざまなことを経験し、成長していくお話
家族や周りの人との関係を通して少しずつ大人になっていく姿がわかる
野中さん、この歳くらいの子ども描くのうまいなぁ
双子だからって、あらゆることがそっくりだからって
行動がシンクロしてるからって、
二人とも同じ考え方なわけじゃないんだもんね -
双子の女の子の話。
昭和のノスタルジーでほのぼのする。
タップダンスにのめり込んで芸能界入りを目指す所までは楽しく読めたが、吉田くんの唐突な登場辺りから話が失速し始める。
最後はなんか中途半端で、えっ?これで終わり?って感じで残念。 -
トントンと読みやすい
ふわっと終わってしまった
野中柊さんの作品はいつもこんななのだろうか?
もう一冊くらい読んでみよう -
さくさく読めます。
主題は子供の自立?なんかな。
ところどころでお母さんが心配になったけれど、お父さんと仲良くやってそうでよかった。
けど、終わり方は唐突すぎてちょっと消化不良。。 -
【本の内容】
小春と日和。
三月生まれなのにそう名付けられたふたごの姉妹。
映画好きの母の影響で始めたタップダンスに、幼いふたりは夢中になる。
そんなある日、舞い込んできたケチャップのCMに出演したことで、彼女たちの周辺がざわめき始める―。
海辺の町・逗子を舞台に、少女たちの成長を伸びやかに描くハーモニー豊かなノスタルジック・ストーリー。
[ 目次 ]
[ POP ]
ふたごの女の子が歌いながら、タップダンスを踊る。
ケチャケチャ、トマトマ、タップタップ、と歌いながら踊る彼女たちの姿は想像するだけでいとおしい。
ふたごの片割れによる一人称で書かれているが、子供らしさを存分に発揮した文体がまた可愛らしい。
芸能界デビューするかしないかで両親の仲が険悪になる、といった不穏な出来事も、ふたごがあまりにあっけらかんとしているので、ほほえましい気持ちのまま読み進めることができるのだ。
小春が明るく強気で、語り手の日和が比較的内省的という役割分担が物語を進めていく様子が楽しい。
おとなたちもそれぞれの魅力にあふれている。
特にタップダンスの桜井先生の、厳しい半面芸術的感性にあふれた様子が子供の目から見てどれほど魅力的かがよくわかる。
ふわりと暖かい気持ちにさせてくれる小説だ。
[ おすすめ度 ]
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☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
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