ZOO 2 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.52
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  • (1996)
  • (164)
  • (36)
本棚登録 : 8992
レビュー : 662
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087460384

作品紹介・あらすじ

天才・乙一のジャンル分け不能の傑作短編集その2。目が覚めたら、何者かに刺されて血まみれだった資産家の悲喜劇(「血液を探せ!」)、ハイジャックされた機内で安楽死の薬を買うべきか否か?(「落ちる飛行機の中で」)など、いずれも驚天動地の粒ぞろい6編。文庫版だけのボーナストラックとして、単行本に入っていなかった幻のショートショート「むかし夕日の公園で」を特別収録。

感想・レビュー・書評

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  • R1.8.14 読了。

     「血液を探せ!」と「むかし夕日の公園で」が良かった。

  • 1に続いて一気読みしちゃいました!6話とも粒ぞろいです。

    「血液を探せ!」
    資産家の男は、ある朝目覚めると血まみれになっていることに気づく。
    過去の事故の後遺症で、痛みの感覚を失っているものの、包丁で刺された傷からは血が流れ続ける…。

    コメディタッチの血液探し。
    読んだ感想は、「ええええええ、ブラック!すっごいブラックー!!!」
    これがブラックコメディというやつか。

    「冷たい森の白い家」
    あらすじ書くのも怖い、乙一さん、悪趣味だよ!!!|||(-_-;)||||||

    「Closet」
    これは一番ミステリー調。淡々としていて怖くはない。

    「神の言葉」
    自分の言った言葉がそのまま実現する。
    そんな声の能力を持つ少年は、罪の意識を抱きつつも、その能力を使ってあることをしてしまう…

    これはホラーですね。とても乙一さんテイスト(黒)に満ちていました。
    ZOO2の中では最も恐怖。
    抽斗から漏れ出る匂い。机にはつけた覚えのない傷がどんどん増えて。。
    最後に解き明かされる真実に、彼のいる世界を想像すると、その悍ましさたるや…。想像は強制終了。

    「落ちる飛行機の中で」
    飛行機がハイジャックされた。犯人はT大受験に落ち続けた地味な男。隣り合わせた乗客の二人は、安楽死の薬を巡って商談を始める。

    これまたブラックな!
    死と隣り合わせにした乗客のずれた会話がユーモラスすぎました。

    「むかし夕日の公園で」
    短いのにすごいぞくっとする!髪の毛無理!

    これだけ色んなテイストのものを書けちゃう乙一さんに心からの敬意を表しつつ、でも…私やっぱりもっとほわっとしたものが好き!と思ってしまったので、星は少な目でごめんなさい!

  • 時に淡々と…時にコミカルに…乙一さんワールドのアラカルト集みたいだった。乙一さんの小説を何冊か読んでからだったから 余計に楽しめたかも。

  • ZOO1に比べると少し印象が弱いかな。
    だけど不思議と物語にぐいぐい引き込まれて読むことができました。

    本書の背表紙に「ジャンル分け不能」「天才・乙一」なんて書いてありますが、まさにそんな雰囲気を感じさせる作家さんだなーと思いました。
    なんていうか、できる男!スマートに仕事をこなす営業マン!みたいな(笑)
    要するに凡人とは違う光るものがありますよね~。

    「落ちる飛行機の中で」が特に印象深かったです。
    心理的な駆け引き、恐怖の中でのずれた会話、真面目なのか笑わせたいのか…でもってラストはなんか切なくない?みたいな。

    とても魅力的な作家さんだと思います。

    血液を探せ!/冷たい森の白い家/Closet/神の言葉/落ちる飛行機の中で/むかし夕日の公園で

  • 解説で島本理生さんが乙一さんの話は『乙一ワールド』としか表せないと言っていてまさにその通りだと思うくらいストーリー、流れ、オチがさまざまでした。なので次の話がどんなのがくるか楽しみで怖いのもあればじんとくるものもあり、楽しめました。

    私はとくに『落ちる飛行機の中で』がすきでした。

  • 本当にバラエティにとんだ短編集でお得。
    一人の作家の短編集でよくまぁ色んなテイストが味わえる物だと感心しきり。
    実録怪談風な「むかし夕日の公園で」が魅力的。

  • 「落ちる飛行機の中で」がおもしろかったなぁ
    登場人物のキャラがリアルじゃないんだけど、心の傷はみなありそうなことだけにたのしめたかな〜

  • ZOO1と2では印象が全く違ったというか…。結構吹き出した。

    「血液を探せ!」と「落ちる飛行機の中で」はタイトル的に黒いので、期待していたらいい意味で裏切られました。

    「冷たい森の白い家」が特に好きです。

  • 極限状況を描きながらも、乙一氏の小説にはどこかとぼけた可笑しみがあり、そこがなによりも魅力的。その意味では、さまざまなタイプの作品が並んだ中でも、演劇的なメリハリの効いた「落ちる飛行機の中で」が印象的。極限状況における乾いた笑い、そして最後にはやはり切ない気分にさせるところは安定の乙一クオリティー、なのか?!

  • 短編集。落ちる飛行機の中でが面白かったかなあ

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著者プロフィール

1996年、『夏と花火と私の死体』で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー。2002年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞を受賞。他著に『失はれる物語』など。

「2020年 『小説 ドラマ恐怖新聞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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