とるにたらないものもの (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 2636
レビュー : 229
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087460391

感想・レビュー・書評

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  • 素敵な、とるに足らないもの。子供の頃の思い出が好き♥

  • こだわり満載。
    私はこの人の作品のファンですが、ちょっと疲れます。

  • 短いけれど、その中に、きれいな言葉がたくさん詰められていました。とるにたらないもの、なくてはならないもの、あったら心が豊かになるもの。ほっこりしました。

  • 再読。やっぱり癒し…
    いい…

  • わずか2~3ページの中で綴られていく『とるにたらないもの』が、
    親近感を持って感じられるのは江國さんの素晴らしさだなと、毎度のことながらしみじみと思った。
    自分の好きな何かについて普段から少し意識して生活してみたら、
    見える世界の景色が今よりも少し変わるかもしれない。

  • 江國香織の本は。
    小説もいいけど、こういったエッセイも私は大好きです。

    身近にある『とるにたらないものもの』たちを。
    丁寧に、大切に、特別なものとして描いてる。
    とても穏やかでキラキラとした内容でした。

    『まめご』のお話が特に好きです。

  • エッセィというものは頭を悩ませずとも読めるし、
    「視点」が豊かになるのでいいですよね。
    いや、視点自体は誰も彼も豊かなのでしょうが、
    それを客観的に視ようとしないのだろうと思います。

    例えば、「~が苦手」だと思ったときに、そのまま、思っただけで、
    終わらせるひとが大半だとすれば、
    こういう方は、「どうして苦手なのかしら?」だとか考えるのだろう。
    そうして、そうやって考えていくから、記憶が薄れずに残り続ける、
    ということなのかな。

    で、ちなみに、こういう企画モノ的なエッセィはかなり好きなのです。
    ささやかなものたちに対して、自分の感性を基に感じたことをつづる。
    正直、江國香織さんがどう思ったかということはさして重要ではない、
    ような気がします。こういうエッセィの場合は、ですけど。
    それよりも、あー、自分はどういう印象を持ったかしら?って、
    思い出す、それが大事なのかもしれない。

    調味料でも、工具でも、なんでもいい。
    初めて包丁を見たとき、「怖い」と感じたひともいれば、
    「うっとり」してしまったひともいるでしょう。
    怖いと感じるのはやはり切れるからですよね。
    うっとりしてしまうのは光沢がつやめいていたり、
    包丁を用いてしゃりしゃりとリンゴの皮がむける音が気持ちよかったり。
    個人的には電動ノコギリがすごく怖かった。
    がたがた板が震えて、なんとか押さえつけなきゃいけないのだけど、
    あの揺れ方が尋常ならざるものに思えて、自分の体までがたがた、
    震えてくるような、そんな恐怖があって、そのため、
    図工の時間には電動ノコギリを使わなくてもいいものを選択したり、
    あるいは、ふつうのノコギリで切ったり。
    なんていう取るに足らないはなしがなんだかすごくおもしろく感じる。

    ・・・と、考えれば、実は誰だってすごくおもしろいものを持ってるよね、
    となる。こういうことい気づかせてもらえるから、エッセィは、
    やめれられなくなりますね。

  • だいぶ前に購入。これまた装丁買い。当時は江國さんのものばかり読んでいたことを思い出す。日常のありふれたものをこんなふうに感じているのかぁ、眺めているのかぁ、想っているのかぁと思うと、そっと、自分のまわりにあるものを探してしまう。

  • 江國さんが書くと
    エッセイでもファンタジーみたいにふわっとした
    いい感じのところに入れる。
    でも、エッセイだからわざとらしさやコテコテ感がなくて
    ちょーどいい具合にちょーどいい感じに
    連れてってくれるのがすごくいい。

  • この本がどういう経緯で書かれることになったのか知らないけど、
    読んだ感想としては、
    『毎日文章を書いていたら貯まってきたので、纏めて出版しました』
    というかんじ。
    (もしかしてエッセイってそういうものなのかな。読んだことがないからわからないんです)

    これはこれで作品なのだろうけど、
    私個人の印象としては
    いずれ小説の下地になる『メモ書き』かなあと感じます。
    『とるにたらないものもの』というタイトルそのまんまの印象。

    でも、江國さんの手帖を覗かせてもらっているようでわくわくしました。
    とるにたらないものものが積もって、どんな作品が生まれるのか。
    今度はそちらを読んでみたいですね。

    あと、ちょっと文章を書いてみたくなりますね。
    評価は★3つを付けてますが、とても好きな本でした。

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著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。2019年5月2日、2年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』を刊行。

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