とるにたらないものもの (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087460391

感想・レビュー・書評

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  • ただひたすら憧れます。
    ただこんな風には生きられないぜ。

  • 一つ一つの世界観が素敵で、"言葉"の無限大の可能性を想い知らされました。

  • お正月休み、エッセイが読みたくなって何気なく買って読んだ本。

    著者と夫とのやりとりがとてもかわいらしい。

    傷より汚れが気になる夫に著者は「生活していれば、どうしたって傷つくのよ。壁も床も、あなたも私も」とかなしくなりながら主張する。

    この本を持ってお風呂に「篭城」することはできた。

    そして、私もこんな言葉を言い放ってみたいと思っている。

  • 「胸に世界の果てをもつものは、世界の果てに行かなきゃならぬ」

  • エッセイをあまりよむことはないのだけど、この本は一つの章が3ページということで、とても読みやすかった。一文一文がかわいらしく、静かで暖かい場所でよみたい一冊だとおもった。

  • エッセイ集です。一本一本めっちゃ短い。
    「食器棚」「まめご」「固ゆで玉子」あたりが好きです。

    それにしても、この作家の文章は、受け付けるときと受け付けないときがある。
    作品ごとにどうこう、って話ではなく。読み手の気分が女子でないと入り込めないかんじ。
    男性の江國香織ファンってどのポイントがいいと思っているのか、ちょっと気になる。

  • 気がつくとまた読み返している
    お気に入りの作品。

    江國さんにとって
    色んな意味でたいせつなものについて
    書かれたエッセイ。

    文章も、もののセレクトも
    すごくらしくて嬉しくなる。

    お風呂につかって
    ゆったり読みたい一冊。

  • とるにたらないものものに、わたしたちは案外愛情を注いでいる。
    意識の水面下で、記憶にしみついた匂いや感触や音を、ふと思い出して、手にとって眺めてみたら、こんな本になりそう。
    たぶんこの本はだれでも書ける。だれでも書けるほど、わたしたちが日常を愛していることを、そうと気づかせてくれる本。

  • 本当に、とるにたらないことしか書いていなかった。
    でも、それに徹していてブレない書き方は、
    さすが売れっ子作家だと思った。

    字数は毎回ほぼ同じで、きっと何かに連載していたものをまとめたのだと思う。随所で「適切」という言葉が似合うな・・・と感じた。

    トピックとして挙げたものは、誰しもが容易に使える名詞だけど、
    やっぱりこの人は読ませる書き方が上手だと思った。

  • 『雨はコーラが飲めない』を読んだ時、エッセイは好きじゃないな。と思ったが、これは一つの話が3ページで終わるのですいすい読めた。でも、やっぱりエッセイは好きじゃない。江國さんの作品をたくさん読んでからこれを読んで、やっぱりこういう人か!って分かったのは面白かったけど、江國さんが結構好きだから江國さんが否定したものを自分が好きだったりしたらやっぱりなんとなく嫌な感じがする。

  • 再読、実家に置いていたので。江國香織のエッセイは結構すき。

  • フレンチトーストたべたくなる

  • 一つ一つが短くて、楽に書かれているので、読み応えのあった本の後に、頭を休めながら読むことが出来た。

  • 江國さんのことばのきれいさがものすごく出てる本

    だいすきな本

  • 江國さんって素敵だなあ、と思う。

  • 昔好きだったけれど、今読むと若干苦手。

  • いつも文庫派の私が、久々に購入したハードカヴァーの本。
    ほんとに何げないとるにたらないものばかりだけど、うんうんと頷くことばかり。
    のほほんと読める一冊。

    ※後に文庫版で買い直しました。

  • きらきらした雫が心にしたたるような温かいエッセイ。
    小さなものたちが、いきいきと踊り出す。

  • 江國さんのエッセイ集は、どれも少し切ない。
    ちょっとした物語を読んでいる感覚になります。
    とるにたらないもの、と呼ぶことが少し悲しくなるくらい、素敵です。

  • とっても読みやすい。通勤・通学中なんかにちょうどいいんではないかと思います。小説でもないから音楽を聴きながらうまい具合に本も音楽も両方楽しめるかと。
    身近にあるけど見えてなかったいろんなことを気付かせてくれる本です。

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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