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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784087460520
作品紹介・あらすじ
『いちご同盟』に続く、書下ろし恋愛青春小説。
大学生の「ぼく」は親友の恋人を好きになり、苦しい日々を送る。しかし、活動停止中の人気バンドにスカウトされ、事態は変わる――。名作『いちご同盟』に続く青春恋愛小説。文庫書き下ろし。
感想・レビュー・書評
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美しくもあり、虚しくもある本だった。
3人はやっぱり難しい。友情的にも、恋愛的にも。でも、だからこそ得られることはあるし、それぞれに応じたそれぞれの居場所がある。読んでいると、私もいつか壊れてしまうんじゃないかって思ってしまった。でも、壊れるのもそれはそれでありかな?って思えるような、曖昧な関係を続ける事もありなんだなって思えた。やっぱり、三田さんの本は深くて曖昧で面白い。最後がはっきりしてないからこそ、自分ので話が作れて面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人生や進路に悩んでいる人におすすめしたい。
はまれる話でもわくわくする話でもないけれど、
静かに心を持っていかれる感じ。
主人公も、主人公の親友も、将来に悩む大学生。
2人と仲の良い女の子。
彼女をめぐって、自分の夢ややりたいことを模索して、家族とのやりとりを通じて成長していく青春の物語。 -
青臭いエゴ、単純には割り切れない 3 人という関係、迷い、愛憎の重さ、心の脆さ...中学から大学までの揺れ動く青春模様がありのまま語られてて、思わずのめりこんでしまった。
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流れるように読んだ。
ドロドロ展開はなく、、
3章の終わり、紗枝が不意にぼくの腕をつかんだシーン。
全てがここに詰まっていたと思う。
永遠の放課後の名の通り、青春時代を共にした人たちとは永遠にあの頃の気持ちのままでいられたらいいな、そういうもんなんだろうなと思った。
でも2人が社会貢献で海外が〜ってのはちょいと綺麗すぎる。 -
『いちご同盟』『春のソナタ』に続く、青春小説の第三弾です。主人公の笹森ヒカルは大学生で、級友の杉田春樹と中島紗英との三角関係が主題ですが、もう二つの三角関係がからみ、複雑に進行します。
https://www.honzuki.jp/book/64511/review/280795/ -
なんか切ない気分になったのは、ヒカルをはじめとする登場人物たちが皆誠実な人柄だからかな。彼は中学の頃からある女の子に想いを寄せていますが、親友の気持ちを想うと自分の気持ちを認めることができない。親友も、そして相手の女の子もお互いを傷付けまいと想い合って、絶妙な距離感を保っている。そんな彼らを見ているととても純粋だなと感じます。著者・三田さんの作品は透明感のある世界観があります。「純粋」「切ない」「汚れのない」「淡い」こんな言葉で表現される彼の作品をぜひ読んでもらいたい。
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いちご同盟以来久しぶりにこの人の本を読んだ。
少しばかりあっさりし過ぎている気がする。
もう少し展開に強弱がついてもよかったのではないかと思う。 -
杉田が主人公に対してだけ正直に向き合える姿が人間味が溢れていて、沁みた。
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2021/01/05
この本も読み返すのが10年ぶりだったかと思う。中学生や高校生ではなく、大学生の悩む様子が描写されているのが面白いなと思いました。
中学のときに街に転校してきた笹森タケシ、ギターが弾けることがきっかけで仲良くなった杉田、学級委員の中島紗英、この3人の関係を描いた話。
タケシには父譲りの音楽の才能があって、周囲の人からその才能を見出されていくけれど、タケシを中心として、色々な三角関係が展開されていく。
というか、三角関係のオンパレード。三角関係の下に生まれてきて、その血は争えない…という感じ。
決してドロドロしているわけでもなく、話の内容はすごくスッキリしていると思います。
三田さんの作品には悩む様子に音楽の描写が加えられていることが多く、タケシが音楽に打ち込んでいる、曲を歌っている様子がとてもありありと描かれています。
幼なじみの杉田と中島の関係、タケシと中島の関係、タケシと杉田の関係、そこに絡むバンド仲間となった築地、ヒミコとの関係など、音楽を通して色々と明らかになったり、それぞれが答えを出していったりする様子がとても綺麗なように感じました。 -
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親友と親友の恋人
どちらを選ぶのか、気になった。
読んでいて気付いた、、、テスト問題だ! -
友情か恋を選ぶかは永遠のテーマだなー、と。
なんだか優しい話だと思った。 -
配置場所:摂枚普通図書
請求記号:913.6||M
資料ID:95070206 -
20160624
タイトルが永遠の放課後というのがなんともグッドです。
歌を歌う場面が、実際に聴くよりも心に響いてくる気がして、ことばのつよさ、重み、ちからみたいなものを感じました。
もう一度ゆっくり読みたい。 -
高校生とも違う、大人とも違う『大学生』のもやもやを描いた物語。
音楽やバンドの話をスパイスにいわゆる三角関係の恋愛を描いていた話なんだけど出てくる人が抱える悩みや劣等感がリアルだなって感じた。
中学時代はアコースティックギターと歌を共通の話題として仲良くしていた3人。だが、大学生になり各々が違う道を歩み出すとお互いに距離感が生まていく。
「僕」は音楽を続け、親友の2人は国際ボランティアに精を出す。「僕」は社会に対して何も生み出していない自分をどこか下に見て2人の世界の邪魔をしないように気遣うし、2人は音楽の道を歩み始めた「僕」を遠い目で見始める。
大学生は自由だ。そして大人でなければ子供でもない。将来や生き方についても考えなければいけない。それぞれが全然違う世界観で過ごし始めるから「自分が何者なのか」を見失いやすいし、「人と自分を比べて」しまう。そんな大学生が淡々とした文章で切り取られている。 -
この人の小説はみな説明ゼリフみたいな抑揚のない言葉を登場人物たちに喋らせる。リアリティに欠ける一方で、なぜかその言葉だけに集中出来て逆に胸をうつ表現に鳴っている気がする。親友の彼女が好きなことを寸でのところで留まっている自分が好きなだけだった。納得できる
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恩師にプレゼントされた本。
五年ほどあけて二度読んだ。
最初に読み終えた時は、良かったなと思ったが、
二度目に読み終えた時は、なんだかやるせない気持ちが残った。 -
大学生の「ぼく」は、中学生の頃から親友の恋人・紗英に想いを寄せていた。しかし、親友を傷つけたくなくて、気持ちを告げることができない。そんな中、プロの歌手だった父譲りの才能を買われ、活動休止中の人気バンドのボーカルにスカウトされる。そして、ライブに紗英を招待した夜、恋は思わぬ方向へと動き始めた。友情と恋。「ぼく」が最後に選んだものは?
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「おれは何でもできる気でいて、
結局、何一つものにできなかった」
著者プロフィール
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