日本語の力 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087460636

感想・レビュー・書評

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  • 人間を支配したり社会を秩序化したりするための道具として文字が必要であり、日本でも推古天皇の時代に聖徳太子が冠位十二階、憲法十七条を定め、国家を形成するには文字が不可欠であったのだ。電話でも言語ではなく文字で通信をする時代。そう、疎通ではなく通信で意思を交わす時代になったことは果たして…

  • やまとことばの豊かさという章の中に

    住吉の 遠里小野の 真榛もち 摺れる衣の 盛り過ぎ行く(万葉集 巻七-一一五六)

    こういう和歌があることを知らなかった・・
    そして「おりおの」ではなく「とほさとをの」が正確な読みだとは知らなかった。

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著者プロフィール

中西 進(なかにし すすむ)
1929(昭和4)年東京生まれ。東京大学卒業、同大学院修了。文学博士。
筑波大学教授、国際日本文化研究センター教授、大阪女子大学学長、帝塚山学院学院長、京都市立芸術大学長などを歴任。全国大学国語国文学会会長、日本ペンクラブ副会長、奈良県立万葉文化館館長なども務める。
「万葉集」など古代文化の比較研究を主に、日本文化の全体像を視野におさめた研究・評論活動で知られる。読売文学賞、日本学士院賞、大佛次郎賞、和辻哲郎文化賞ほか受賞多数。
主な著書に、『万葉集全訳 注原文付』全五巻(講談社文庫)、『中西進 日本文化をよむ』全六巻(小沢書店)、『古代日本人・心の宇宙』(NHKライブラリー)、『中西進と歩く万葉の大和路』(ウェッジ)など。

「2022年 『万葉秀歌を旅する 令和改装版 CD全10巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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