サウンドトラック 下 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 442
レビュー : 45
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087460780

感想・レビュー・書評

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  • 20181028

  • 2006-10-00

  • この人は10年も前にこんなことを考えていて、今は何を考えているのだろう。私の知っている過去は時代になっても歴史にはならないのかなぁと少し淋しい気持ちが生じた。

  • 前半は引き込まれたものの自分の好きな面白味とはずれていたけど、下巻残り半分になってならぐんと自分好みになって引き込まれた。割と近い将来こうなるんじゃね?って無責任に傍観してる。
    初出がいつかわからないけど、ちょうど地方名がついた小説が目立ってきた頃かなそういうことかなとちょっと鳥瞰的な見方をしてしまった。
    古川日出男は猫と鳥好きなのかな。
    MUSICの躍動感といい今作のクロイといい、ああいうシーンや描写は心が踊る。

  • 実は今更ながら告白すると、この本、もう何年も書庫にあって。

    最初は表紙買いしたのよね、田島昭宇のイラストにやられて。
    で、開いて数ページ読んで、あたしゃこの文体ムリムリムリ。
    と、ジョジョばりに嫌悪感でページを閉じてはや数年。思えば遠くへ来たもんだ。

    でもある本で高橋源一郎さん?かだれかがこれを「ぜひ読め本」のように列挙していて、
    うーんそういえばと手にしたのが経緯でした。

    ちなみにそのことを、たまたま本を読んでいた時に隣にいた知人にコーフン気味に
    「ねね、そういえばこの本ウチにある!!面白いのかなー」と言ったら知人はふふんと笑って
    「でも高橋源一郎の推薦って必ずしも面白くはないよ」

    おー友よ、なんたる慧眼。

    いや他の人にはいいのかもよ?
    でも、あたしにはこの文体ダメでしたやはり。
    ほとんどカギカッコを利用しない文章(みっちみち気味に詰まった文章)、
    〜は〜だ、〜が〜する、という、投げ出されるような短い文章。

    余白の少ない四角いハコに、自分がみっちりつめられているよな、
    そんな息苦しさを感じて読み進めない。


    最後の2行だけ、少し安心したかな。
    あたしにもだって、これはわかるもん。



    ‥手元で振動する携帯、懐かしい番号、そうして、耳に響くおと。
    忘れられないなつかしい声の持ち主。
    手元の冷たい小さなデバイスからの熱で、自分の温度がとくん、と、
    少しだけ跳ね上がる、その刹那を。

  •  上巻の出だしにはワクワクさせられた。下巻では熱帯亜地帯と化した近未来の東京を舞台にストーリーが展開する。二人の子供が漂流の末にたどり着いた島から、村の好意で兄弟として育てられる。二人は突然の出来事で出会い、運命を基にすることになる。青年になった彼は無法化した東京へ少女を探しに・・そして二人は・・期待をしていたのだが、二人が出会う場面でお話が突然終ってしまい、すべてに中途半端な印象ばかりが残った。

  • わからなかった。。

    <上>はまだ何とかだけれども
    理解できなくて時間がかかった。。
    そのくせわからないまま終わってしまった。

  • 話の脈絡がまったくない。
    だけど独特の言葉遣いに引き込まれ一気に読んでしまった。
    不思議な小説だ。

  • コインロッカーベイビーズみたい。
    終わり方がイマイチ。

  • アナーキーという言葉を久しぶりに思い出した。
    首都を制圧する3つの勢力。
    地球温暖化、不法滞在外国人が占拠する東京。
    なんとも形容しがたい世界観を持っている。
    なかなか面白い作品とも言える。
    上巻で 村上春樹が垣間見えると書いたが、くしくもあとがきには同様の評が掲載されていた。
    やはりこの感覚は私だけではなかったのだなと、改めて同じ感覚を抱く評論者に同感し、自分の感覚を再確認した。

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著者プロフィール

1966年生まれ。98年『13』で作家デビュー。『アラビアの夜の種族』で推協賞、日本SF大賞、『LOVE』で三島賞、『女たち三百人の裏切りの書』で野間文芸新人賞、読売文学賞。最新作は『ミライミライ』。

「2018年 『作家と楽しむ古典 平家物語/能・狂言/説経節/義経千本桜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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