フラグラーの海上鉄道 (集英社文庫)

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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087460803

感想・レビュー・書評

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  • はじまりから中盤までは、手探り状態でもどかしさが続く。
    でも、最後の「アツエ」の章を読んですべてが明らかになり感じる切なさは、感情が切り刻まれたように痛い。

    全く繋がっていなかったように思えた、アツエと周。しかし、彼女にとっての最期の救いとなる人物は彼だった。誰もがどこかで誰かを支えて繋がっているんだと思わせるラスト。
    やはり、ハッピーエンディングでした。

著者プロフィール

作家、イラストレーター。ニューヨーク在住。98年「パンの鳴る海、緋の舞う空」で小説すばる新人賞受賞。主な著書に『フラグラーの海上鉄道』『宇宙でいちばんあかるい屋根』『カチューシャ』『世界のはてのレゲエ・バー』『おどりば金魚』『チェリー』『犬のうなじ』『ぴしゃんちゃん』『鴨とぶ空の、プレスリー』『海鳴屋楽団、空をいく』『つまのつもり』など。

「2016年 『虹の巣 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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