水滸伝 1 曙光の章 (集英社文庫 き 3-44)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087460865

感想・レビュー・書評

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  • 他の人が言われる通り、三国志よりも面白い。登場人物が多すぎてわかりにくいが、役人の宗江と師範代の林冲が中心で政府と戦う者たちの庶民のやり取りの物語だ。最後の安道全という医師が白勝という盗人を手術して助けるところは情熱を感じさせる。王進、魯智深、開封府、塩の道、晁蓋、残忍さ、生命力、史進、史延、替天行道、梁山泊へと進んでいく。次巻も楽しみだ。

  • 登場人物の名前が難しいので、若干ごっちゃになっているし、適当に読み飛ばしている感もあるけれど、気になる人物の志や行動には興味津々で読み進めている。中国史はむずかしいけど、わりとのめり込む。

  • 水滸伝、梁山泊という言葉を聞いたことはあったが、実態は全くわかっていなかった。
    何か気になって手に取ったが、名前を覚えられるかとか読み進むか心配だった。
    ただし、一巻はそんな心配は無用でサラサラ読めた。ここからどう展開していくのか楽しみだ。

  • 水滸伝を一から書き換える北方水滸伝!ワクワクが止まりません。

  • 文庫で3回読みました。
    読むたびに発見があり、面白かった

  • とりあえず林冲がカッコいい
    妻が自殺する過程は胸糞悪い
    個人的には宋江と晁蓋はあまり好まない、というか何がすごいか分からない。仰ぐ人物が必要なことは理解しているが。
    魯智深のキャラがなんとなくバガボンドの和尚に似ていて脳内では彼になっている。

  • 水滸伝一 曙光の章

    190531読了。
    今年54冊目今月15冊目。

    #読了
    #北方謙三
    #水滸伝一

    引越しも落ち着いたので、長年読みたかった北方水滸伝にとうとう着手。

    原典は時系列などバラバラな印象だが、北方水滸伝は再構築していて読みやすい。

    戦闘要員だけでなく、経済、文化、建築、物資、医療衛生など、各方面の専門家を集めていく。

    何ともロマンである。

  • 王進出奔、林冲投獄~脱獄 他

  • 取っておいた北方版水滸伝を今年の読書テーマにします。初めて高校生で読んだ時は登場人物の多さをものともしなかったのに、歳はとりたくないものです。第1巻にして、人物辞典が欲しくなりました。オリジナルの水滸伝では、梁山泊結集以降の変節ぶりに失望しましたが、北方さんが筋を通して書き直したとのこと、改めて水滸伝ワールドを楽しみます。

  • 引き込まれる。

    本作は、水滸伝の設定とキャラ名を使った完全に別の物語だということをしらなかったので驚いた。
    が、こちらのほうが、価値観があう。
    「好漢」たちが弱いものいじめしないし。

    でも、史実からいって、宋王朝打倒はできないで終わるんだろうなあ・・

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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