水滸伝 2 替天の章 (集英社文庫(日本))

  • 集英社 (2006年11月17日発売)
4.11
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Amazon.co.jp ・本 (392ページ) / ISBN・EAN: 9784087460940

作品紹介・あらすじ

腐敗混濁の世を糺すため、漢たちが集う――。
宋江は梁山泊を叛乱の拠点にするため、林冲を送り込む。そこは王倫らの根城となっていた。かつて世直しの志を持ちながら、今はただの盗賊へと堕落した王倫に対し、林冲は――。(解説/大沢在昌)

感想・レビュー・書評

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  • 梁山泊の敵となる青蓮寺も輪郭がさだまりつつある第二巻でございます

    官軍の諜報機関みたいな存在なんだけど
    うーん、この青蓮寺チームがまた良いのよ!
    彼らなりの志もありそうで、なんていうかカッコいい敵が生み出されていて参りました

    そりゃあそうよ!高俅みたいな軟弱な奴らじゃ、北方梁山泊の敵役は務まりませんよ!

    突然ですが、一〇八星全然違うやん!のコーナー!(ドンドンドンパフー!)
    はい、『北方水滸伝』後発も後発のワタクシですが、さらに信者を増やすために微力ながら少しでもこの魅力を伝えたく、『北方水滸伝』が好漢たちをいかに鮮やかに生まれ変わらしているかオリジナルと比較しながら語って行きたいと思います

    第一回は梁山泊第八十四位の好漢、地幽星の病大虫(びょうだいちゅう)薛永です

    オリジナルでは元々武門の家柄でしたがお父さんの代で没落し、自慢の武芸を見世物にしつつ軟膏売りをしながら各地を流れ歩いていました
    とある事件で宋江とお友だちになりゆくゆくは梁山泊へ
    梁山泊合流後は歩兵の隊長になっていましたが、特に活躍することもなく戦死します

    『北方水滸伝』では、天才薬師です
    医師の安道全と最強コンビを組んでどんな病も治して…しまわないのがまたいいんですよね
    治せない病もあることを受け入れ、死と生と向き合っている
    そして少しでも助ける人を増やせるよう、死にものぐるいの努力を続けます
    また剣の達人ですが、人を斬るのは好まずオリジナルと違って実戦では全くの役立たずです
    生かすほうに己を捧げているんですな

    『北方水滸伝』はただの暴れん坊たちだけでなく、きちんと裏方で生きる漢たちもカッコよく描いているのがまた魅力的なんですわな〜

    • kuma0504さん
      答えましょう!
      「西遊記」にしても、「水滸伝」にしても、作者は確定していないわけです。だからあの無茶苦茶な映画も「西遊記」でOKなわけです。...
      答えましょう!
      「西遊記」にしても、「水滸伝」にしても、作者は確定していないわけです。だからあの無茶苦茶な映画も「西遊記」でOKなわけです。むしろ、こうやって新たな「水滸伝」を作っていく事が、新たな「水滸伝」の歴史に1頁を足すことになるわけです。つまり「水滸伝」てOK!
      「源氏物語」とは自ずと違う!
      2023/09/05
    • 土瓶さん
      なるほど。
      なるほど。
      2023/09/05
    • ひまわりめろんさん
      気持ちいいくらい言い切りましたねw
      つまり『源氏物語』は著作権者がはっきりしているので二次創作は著作権法違反となる可能性があるということです...
      気持ちいいくらい言い切りましたねw
      つまり『源氏物語』は著作権者がはっきりしているので二次創作は著作権法違反となる可能性があるということですな!(ないわ!)
      2023/09/05
  • 第2巻読了。
    この巻も大変面白かった。
    北方謙三の気合いが伝わってくる、ずっしりと濃い作品である。

  • 梁山湖に乗り込む7人、目に浮かぶようでしびれた、、動き出す梁山泊、なんのために生きているのか、思いのままに存分に生き切ってみろと

  • やはり面白い!
    キャラクターの一人ひとりが活き活きとし、その場の情景が想像しやすく、あっという間に読み終わってしまいました。
    続きは長いので、電子書籍に落として、ゆっくり読み進めて行こうと思います。

  • 一巻にも増して、個性的な人材が登場し、それぞれに魅力的で彼らに引き込まれていく。

    兄嫁に恋をした武松、後に致死軍を作る公孫勝、顔に青あざのある楊志等・・・。

    そして梁山泊に替天行道の旗を翻すために、謀をめぐらす彼ら。

    読みごたえのある二巻でした。

  • キャラクター達が増えてきて、それぞれの活動がどんどん前進していく過程が面白い。私も仲間のような感覚になり、引っ張られている(笑)戦も策略も読んでいて面白いが、実は私は王進のもとにいる2人がどうなっていくかが気になっている。そして、王進の不器用さが好きだ。林冲も報われてきて嬉しい。

    19巻中の2巻目。これから死んでいく者も出てくるのかと思うと苦しい。それぐらいハマってきている。

  • 「梁山泊」誕生の巻。全共闘世代の筆者らしいアレンジ。キューバ革命をモチーフにしたというだけあって、描かれる豪傑たちも無頼漢というより革命家のイメージの方が強い。もちろんハードボイルド色も濃厚。有名な武松と潘金蓮のエピソードは大胆に改変されていてびっくり。

    • kuma0504さん
      北方水滸伝の世界へようこそ!
      私は、ブクログでは楊令伝からレビュー載せています♪
      北方水滸伝の世界へようこそ!
      私は、ブクログでは楊令伝からレビュー載せています♪
      2021/05/26
    • kikko999さん
      kuma0504さん

      コメントありがとうございます。
      北方版、もっと早く読んでおけばと後悔しております。岳飛伝読破まで先は長いです...
      kuma0504さん

      コメントありがとうございます。
      北方版、もっと早く読んでおけばと後悔しております。岳飛伝読破まで先は長いですが、楽しみが増えました。レビューも拝見させていただきます。
      2021/05/26
  • 王進ハイスクールに新たな生徒、武松が入学します。彼は魅力的な講師陣のもとで立ち直っていくでしょう。
    王進先生はついに陶芸に手を出し、土との対話が始まりました。この巻では出番が少ないので残念です。
    その他の見所は吹毛剣の使い手、楊志と林冲のバトル。致死軍の設立。安道全の医療。梁山湖の山寨の攻略から梁山泊の旗揚げでしょうか。
    山寨の首領であった王倫の最後が呆気なく物足りないのですが、アジトを手に入れた梁山泊の今後に期待です。

  • 林沖・晁蓋の梁山泊入り、林沖vs楊志、楊志が棗売りに化けた賊徒に荷馬車の荷を奪われる回。

    上記の話は、横山光輝の水滸伝でも語られているので、特に書くことはないのですが、そういった原典のエピソードにもあった話とは別のところも読み飛ばせないのが、北方水滸伝の魅力の一つだと思います。

    例えば、安道全が朱貴の奥さんを治療する話。

    人々の営みの中で、医者や薬師の存在は非常に重要な存在の一つですが、

    三国志や水滸伝といったたくさんの人物が登場する物語の中で、武将達に負けず劣らず、こうも光を放って描くことができるのかと感心します。

    戦いと戦いの間の話も見逃せない。一つ一つのエピソードが読み飛ばせません。

  • 徐々に叛乱の準備ができてきた。
    林冲がいい動きする。

  • メインの登場人物は大体分かったので(サブという言い方は失礼だがサブの人は、え、このひと!誰!となる時もある)、物語として楽しみ出してる。それぞれのやり取りとか。林冲に無視される安道全。王倫は可哀想やけどやむを得ない。し。多分、朱貴の奥さんの死から、人の死がはじまっていくんだろうなと。
    欲望って切っても切れないんだなと武松の話を読んで思った。どの時代でもきっとそうよね。性欲に正直な宋江が私は結構好きです。

  • 2巻目にして、梁山湖の自然の要塞に巣くう盗賊の首領を排除し、主役たちが揃い、名前も新たに梁山泊と改め、この地を拠点に世直しがはじまる模様。3巻目がたのしみである。

  • 梁山泊なる!ついに。
    なんて面白いのでしょう。なんと男くさいのでしょう。あと17巻もこれを楽しめるなんて最高すぎる。
    何より登場人物たちのキャラ立ちが凄いですね。誰も彼もがカッコいい。それぞれ全然違う人物なのに。
    中でも林冲はぶっちぎりに格好いい。会社と家の往復しかしないおじさんだけど、胸が熱くなりますよ。宋万のように体鍛えたくなっちゃいます。
    続きを読むのが待ちきれない!

  • いよいよ梁山泊となる山砦が登場。それを手に入れるためのあれやこれや。武松の悲恋の物語も良い。

  • 潘金蓮への思いを爆発させて、死なせてしまった武松。これからどう罪を償っていくのか経緯を見守りたい。生きるということはつらく苦しいのだけれど、作品全体を通して、なんだかあったかいものを感じます。

  • 二巻目も面白かった! ゆっくりじっくりと話が進むのがもどかしいところではありますが、国を乱すとなると、それだけ時間をかけなければならないのかな、と思いました。

    林冲が好きだな、やっぱり。今までのどんなキャラクターよりもカッコよく感じてしまう。好きだなぁ。

  • 梁山泊奪取まで。いやー人が多いっす。

  • かの有名な梁山泊が発足されるまでの、林冲を中心としたお話。1巻までは王進の影に隠れていた林冲でしたが、不屈の精神で何事にも挑む様は本当にカッコいい。極寒の牢獄に入れられたら、もしくは、3千人の敵の中で暮らすとしたらあなたはどうしますか? 常に命懸けのハラハラした場面ばかりで、目が離せない1冊でした。

  • p.2006/11/18

  • 梁山湖にある山寨には王倫を頭目とする盗賊集団3000人がいた。元々は世直しの志を持った者の集まりであったが、頭目の王倫の堕落により、盗賊集団となっていた。
    宋江の命を受け、林冲は山寨に入り込み、王倫を殺し、山寨を乗っ取ろうと画策する。
    晁蓋は賄賂として送られる荷を奪い、策を講じて、林冲とともに、梁山湖の山寨を奪取し、ついに梁山泊が誕生する。 

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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