真夜中のマーチ (集英社文庫)

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感想 : 418
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087460957

作品紹介・あらすじ

狙うは10億。オフビート&痛快クライムノベル!
ダメ社員に軽薄パーティー屋、謎の美女。25歳の3人がひょんなことで出会って、一世一代の現金強奪計画が始まった。ターゲットは10億円! 疾走するグルーヴ! 痛快クライムノベル。(解説/北上次郎)

感想・レビュー・書評

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  • 楽しかった
    最近は【生き方】がテーマの本を読むのが好きですが…

    この本みたいに、騙し合い、ドタバタコメディーなの好きですね
    こんだけハチャメチャなのに、無駄に登場人物が死んでしまったりしない感じも好き

    たしかにミタゾウみたいな、パッと見冴えない人が
    ここぞと言う時に、得意な能力があるのがカッコいいですよね!
    決めるとき決めるみたいなギャップが…
    シティーハンターだったり
    ルパン…ONE PIECEのサンジ…鬼滅のゼンイツなどなど
    ギャップがあるキャラはどの作品にもかかせませんね。

    ※だから結局 話変わるけど何が言いたいかって言うと…
    【自販機で当たり出ると、何を押すかアタフタしまくって…だいたい買った商品と同じものを押しちゃうよね!?】って事!!

    • ベルゴさん
      あゆみりん さん
      自分も彼の影響で子供の頃
      ちゃんと胸につけるホルダーも買ってパイソン357マグナムを持ち歩いてました(笑)

      大人になって...
      あゆみりん さん
      自分も彼の影響で子供の頃
      ちゃんと胸につけるホルダーも買ってパイソン357マグナムを持ち歩いてました(笑)

      大人になってからは
      赤いミニクーパーも買って乗ってましたよ(笑)
      2023/03/16
    • あゆみりんさん
      ベルゴさん、すごいっΣ(*゚д゚艸)
      私、夕方のテレビのシティーハンターをとっても楽しみに下校していました。
      駅の伝言板に「XYZ」と書いて...
      ベルゴさん、すごいっΣ(*゚д゚艸)
      私、夕方のテレビのシティーハンターをとっても楽しみに下校していました。
      駅の伝言板に「XYZ」と書いて親に怒られていました。
      ベルゴさんは「銀魂」は読んでいませんでしたか?
      私は銀魂の坂田銀時が好きです。
      いつもはちゃらんぽらんなんだけど、やる時はやる男って、すごくかっこいいですよね。
      2023/03/16
    • ベルゴさん
      銀時もいいですよね!

      ギャップキャラも好きですが
      個人的に、気取らない 見栄をはらないタイプの男性に憧れを持ちますね♪

      ギャップキャラっ...
      銀時もいいですよね!

      ギャップキャラも好きですが
      個人的に、気取らない 見栄をはらないタイプの男性に憧れを持ちますね♪

      ギャップキャラって気取らないので♪

      後はジャン・レノの映画の「レオン」は自分の憧れです。
      淡々とした絶対的な強さの裏に
      優しさや少年の心を持った感じが非常にカッコいいです!!

      2023/03/16
  • 久しぶりの奥田さん。
    あらすじは紹介文読んだらあとから内容思い出せそうなので今回は割愛。
    奥田さんのこっち系の作品は頭空っぽにして何も考えず笑えるから好き。
    読みながら、何となく、ルパン三世(実はちゃんと見たことはないけれど)の世界観が頭に浮かんでいた。
    ヨコケンのマヌケぶりも、ミタゾウのどこかズレてるのに記憶力だけは抜群なところも、クロチェのセクシーさも、全部良かった。
    サラリーマン生活に疲れて現実逃避したい人、刺激が欲しい人にはぜひおすすめの作品。

  • 集中して読めなかった。ヤクザ、アウトローものが嫌いなせいかな。

  • 奥田ワールドが炸裂していて面白かった!

    ヨコケン、ミタゾウ、クロチェ
    ドタバタコメディが楽しい。姉思いの弟くん、クロチェの愛犬ストロベリーもいい仕事してました。

  • 69

    さっすが奥田英朗!キャラが総じて全て愛おしくて憎めない!敵キャラさえもです!
    展開が二転三転どころか、目まぐるしく変わっていくから読む手が止まらない~!
    あっという間に一気読み。
    10億っていう大金を、最初は敵同士で騙し合っていた三人が手に入れようと作戦を立てて躍起になるのがすばらしい。
    ミタゾウの特技すごいのに、一般企業じゃ重宝されないのが悲しい。
    クロチェみたいな女、かっこよすぎるな。
    ヨコケンのいいカッコしいところがかわいい!

    面白かった!

    20190922

  • 追いかけっこ小説。登場人物がみんなちょっと悪くてちょっと優しい。ミタゾウのその後が気になる。

  • ジャズは芸術。ロックは流行歌。利口なやつは朝からジャズを流して女を抱いている。

    時代の風合いを感じられる無垢なストーリー。「真夜中のマーチ」とは言い得て妙。

  • 楽しく最後まで読めました。
    ストーリーが少し都合良く進み過ぎかなと思った所はありましたが全体的に爽やかに楽しく読めました。若い同い年の3人の登場人物のキャラもよかったです。

  •  ライトクライム・ノベル。
     イベントやパーティーを主催して上前をはねている横山健司は、一流企業に勤める三田という社員を美人局のカモにしようと画策するが失敗する。次に、妙な縁ができた三田と一緒に賭博詐欺の現金を狙うが、これも謎の美女に邪魔される。その後、美術品詐欺の10億円を強奪する計画に切り替え、健司と三田と美女の三人組は複雑な奪取計画を練ることになる。
     二転三転するストーリーはこなれているものの、登場人物たちの造形が中途半端で薄く、まったく感情移入できなかった。
     作者は硬派な作風からコミカルな作風まで幅広く書き分けているが、本書は今まで読んだ著作の中でもっとも中途半端な小説になっていたので残念だった。

  • ひょんなことで出会った男女3人が10億円を強奪する模様をコミカルに描いた小説。

    テンポのよい会話と個性的なキャラクターが魅力的で
    サクサクっと読めました。

    繰り返し読むほどではないけれどよい気分転換になる一冊。
    娯楽小説ですね。

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著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。近著に『罪の轍』。

「2021年 『邪魔(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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