- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087461244
感想・レビュー・書評
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やってくれたなー!
やってくれはりましたなー!
一〇八星、集結しないんかーい!ってね
『水滸伝』一番の胸熱クライマックス、一〇八星大集結!!描かれないんかーい!っていうね
もう『水滸伝』違うやん
それやってもうたら『水滸伝』違うやん
そもそも『水滸伝』てのはね
洪信ていうお馬鹿さんが、天界を追放された一〇八の魔星の封印を解いちゃうところからお話が始まってだね
それがいかにまた集まってくるかって物語なわけでね
それが一〇八星集結するまえに死んじゃう人出て来るんかーい!
いやーやっぱすげーわ
すげーわ北方謙三アニキ
分かる、分かるよ
こんな賊徒どもがしっかり官軍にマークされまくった状態で、108人もすんなり集まれるわけないやろ!ってんでしょ?
んもう!そんなリアリティいらんわい。゚(゚´Д`゚)゚。
でもねやっぱりそこがオリジナルとの一番の違いであり、一番の素晴らしいところなんですよね
見る者聞く者がやんやと喝采をあげるための講談ではなく、読者の見たくないものも突き付け、そこに大切なことを込めようとした小説ということなんかな〜
はい!一〇八星ぜんぜん違うやん!のコーナー!
今回は第三十三位の好漢、天慧星の拚命三郎(へんめいさんろう)石秀です
愚直で一本気、思い立ったら即行動で失敗も多い性格
すぐ誰かを助けに行っちゃうけど失敗して助けられる側にまわる人
梁山泊合流後は歩兵の隊長となり長くいろいろな戦いに従軍し、時に偵察や潜入などの任務もこなします
『北方水滸伝』では始め公孫勝率いる闇の軍団致死軍の隊長となりますが、そのやさしすぎる性格から向いてないと判断され任を解かれ二竜山で青面獣楊志の補佐にまわります
性格も正反対に描かれていますが、やはり最大のぜんぜん違うじゃん!は二竜山を守るために奮闘し、一〇八星集結を待たずして戦死してしまうことですよね
オリジナルではだいぶ長いこと生き残ります
最後は迷いをすて、楊志の息子楊令に自分の剣を託して死んでいきますが、その最大の功績は自分たちの志を次の世代に繋げたことだったのかもしれません -
北方水滸伝を最も北方水滸伝たらしめている5巻目。
初めて読んだのは10年以上前でしたが、その衝撃は忘れられません。
あの人を除いて108人がなんだかんだありつつも、九天玄女のお導きで、星の定めにより梁山泊の一堂に会する古典“水滸伝”が、予定調和に満ちたぬるま湯のように思えたのを覚えています。
数年前、『楊令伝』を読むために再読しましたが、今は『岳飛伝』を読むための再々読中。
ジェットコースターを上り切った後のように、これからずーっと魂を揺さぶられまくるのが怖くもあり、楽しみでもあります。 -
全編クライマックスのような怒涛の展開に圧倒されっ放しだった。完全オリジナルの北方版。もう自分の知っている水滸伝とは全く別物と割り切り、頭を空にして楽しむことにする。
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4.6
怒涛すぎる巻。一章どころか一節読むたびに、展開の面白さにも感動し、そして何より自分の心情が揺れ動き、発狂しながらタバコ吸ってた。
梁山泊側の死人が相次ぐ中で、その最後の勇姿に最大の敵すら舌を巻く。映像作品や漫画でそんな光景は見てきたけど、活字でもここまで美しく伝わるのか。てかもはや過去のどの映像作品よりも美しく脳内で再生されてしまう。そのくらい初心者にもたやすく響く活字たちが連なってる書なんだ。
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楊志が王和の闇の軍と戦う場面がもう圧巻。
そして石秀と周通の最期。
自然と涙が出てきたけど、それは“感動”の一言でまとめたくないような感情で、不思議と圧倒的な光を前にした眩しさのような感じだった。
水滸伝もまだ序盤だけれど、この巻を読んでしまうと早くも楊令伝が気になって仕方ない。
それにしても、4巻までも面白かったけど、5巻は一気に持っていかれた。
これから先が気になる人物達がまだまだいるので、すごく楽しみです。 -
あんなに強かった、あの人が…
これからの展開が気になる。 -
どうやら私は脱出場面が好きらしい。魯智深と鄧飛がすごかった。安道全も林冲も出て来たしどんどん物語に引きずりこまれてく巻でした…。そして楊志があああ。
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p.2007/2/22
元々早いんですが、面白ければ面白いほどさらにスピードが上がるという特異体質のため、『北方水滸伝』はあっという間に読...
元々早いんですが、面白ければ面白いほどさらにスピードが上がるという特異体質のため、『北方水滸伝』はあっという間に読み終えてしまい困ってます
ほんとに面白いんで、是非ともクマさんのレビューを読んで後に続いてくれる人がいると嬉しいですね!
ただなかなか全51巻は踏み出せないですよね
そしてこれはワタクシの個人的意見で次のレビューあたりで書こうと思ってるんですが、やっぱりオリジナルと吉川英治さんの『水滸伝』は読んでから読み始めてほしいなと思うんです
もう五カ年計画くらいで
ハードル高すぎですね
面白い試合でしたよ!
ドイツ戦は日程を間違って見逃しましたが…_| ̄|○ il||li
面白い試合でしたよ!
ドイツ戦は日程を間違って見逃しましたが…_| ̄|○ il||li