幻夜 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 24683
感想 : 1567
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  • Amazon.co.jp ・本 (792ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087461343

感想・レビュー・書評

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  • 白夜行を読んでいれば、ああ!と思える続編。
    ただし、この作品だけでも疑問も持たず楽しく読めてしまいます。
    欲望は無限大に広がっていく。
    信じられれば、信じ続けることができれば幸せだったのかもしれません。
    壮大なスケールの物語。
    さすが東野圭吾さんです。

  • 85/100
     どうしても白夜行と比べてしまうけど、比べなければ+5点で星5になる気がする。

     ちょっと雪穂に比べて美冬に感情移入出来ないところがあり、雅也にも亮司程の魅力が感じられないため。

     ただ、1作品として見ると普通に名作。

  • 白夜行は、「なぜ」が明らかにされるけど、幻夜はそれがない…。だからといって不満というわけではない。

    単行本が出たときに読んだので、読むのは二回目だが15年ぶりか。内容はほとんど覚えてなかったので初読みのように楽しめた。でもところどころ覚えてた。

    京都から東京へ新幹線で戻るシーン読んでるとき、ちょうどおれも新大阪から乗った新幹線で東京方面に移動中で、だいたい京都・名古屋間だったので、ちょっとおもしろかった。

  • 白夜行が読み終わったので。
    個人的にはこっちのが好きかな
    結末が衝撃的。予測してたようでしてないラストが印象的!!
    ただこれも長い。
    そして東野圭吾作品は登場人物が多くて途中混乱しがち。私の頭が悪い。

  • 男女が協力し合いながら困難を乗り越えるという点で前作『白夜行』との共通点を見ることができた。
    しかし、前作を「相利共生」と表現すると、今作は「片利共生」と言うことができ、読後何とも言えない気持ちになる作品だった。

    『白夜行』に引き続き、今作『幻夜』でも『風と共に散りぬ』(マーガレット=ミッチェル作)と言う作品が登場していたので気になった。いつか読んでみたい。

  • 白夜行の後に幻夜を読むことをすすめられているが、先に幻夜を読了。面白かったので白夜行も読んでみたくなった。
    謎が多い美女、美冬。読んでいてつくづく男性は美人に弱すぎると思った。自分から振り回される人生を選んでしまう。美冬に翻弄され悪事に手を染めていく雅也の人生が切ない。
    ラストは個人的に納得がいかないので続編に期待したい。

  • 阪神淡路大震災の混乱の中で出会った女と男。互いに隠さなければならない過去があった。上京し、成り上がるためには手段を選ばない女とその指示のままに様々なことに手を染める男。しかしこの女はいったい誰なのか。「白夜行」の続編ともいえる名作。いや〜、魅力的な悪女っていいですね。小説で見るだけなら。

  • 白夜行の続編。
    「いいえ、こんなに素晴らしい夜は初めて。幻みたい。」

  • どうしても白夜行と比べると…。面白いのだが、深みが足りない。いや、普通の小説としては上出来なのだが白夜行がすごいだけに。

  • 美冬は雪穂と同一人物なんですかねえ
    どっちも嫌いだから私はあまり関心ないです

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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