幻夜 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 1567
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  • Amazon.co.jp ・本 (792ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087461343

感想・レビュー・書評

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  • ずいぶん前に買っていたのだけれど、
    ずっと読むのを躊躇っていた本。
    なぜなら。
    あまりにもブ厚いから(笑)


    ブ厚いだけあって読みごたえは本当にありました。
    どうなるんだろう?
    という面白さもあったし、ハラハラもドキドキもしたけれど、
    途中からちょっと展開が読めてきたのが残念。


    白夜行も読んだような気がするんだけれど、
    ちゃんと覚えてなかったので、
    やはりもっと早く読んでおくべきだったかしら。



    それにしても、美冬のブレなささがすごい。
    何がそこまで彼女をそうさせちゃったのかね。



    ラストは個人的には気に入らないかなぁ(笑)
    あまりにも救いようがなくて、雅也がかわいそすぎる。


    巻末に3部作っぽいようなことが書かれていたけれども、
    ほんとに出るのかしら。

  • とにかく大好きな作品。名作。

  • 途中からだいたいわかったけど、”美冬”が完璧すぎて人じゃないみたいなんだよなあ、、、彼女がああなった狙いとか経緯は結局わからないんだけど、それがないと納得できない。完璧な人物すぎて想像のしようがないんだよなあ。。
    雅也はおじさん殺さないでしょうがないけどお金払って人生立て直せなかったのかな。かわいそう。

  • 分厚い本だけど、展開が気になって
    どんどん読めてしまった。

    ラストの終わり方、
    結果的にそうなったのか、
    美冬の中ではそこまでも計算していたのか、
    ゾッとしてしまう。

    白夜行の姉妹作みたいだけど、
    自分的には全くの別作品としてとらえたい、
    こちらの方も好きだけど、
    白夜行の世界観はもう、
    あのままで自分の中にしまっておきたい。

  • 『白夜行』が面白いから読んだけど読まなければ...。東野さんはいつも面白いから好きだけど今回ばかりは辛かった。性描写って書いてる人の性格っていうか出る気がしてて東野さんのは苦手だった。ストーリーに無理があって正体も意外じゃない。雅也にしろ青江にしろ男性ってあんなに馬鹿じゃないでしょって思う。馬鹿になる事はあるけど説得力がない。なんでオススメ本に出て来たんだろう...早く読み終えたいって半分いかないくらいから思ってた(_ _).。o

  • 「白夜行」の続編といった位置づけの作品。白夜行は淡々と事実の描写であったので、多分に読者の想像力が掻き立てられた作品でそこも面白さ倍増だったと思う。本作は、女性の悪女っぷりを克明に描いている。実行役の雅也がなぜそこまで従順であるのかも分かるので、白夜行もそういうことなのかとまた思い出したりする。

  • うわー、そういう終わり方するんや。
    全てが美冬の描いた通りなのか

  • 白夜行を読んで幻夜も読んでみたいと思い読んだ。
    2人の運命を変えたのは阪神・淡路大震災。そこから2人は明るい昼ではなく、真っ暗な夜の中で生きていく。

    美冬の感の良さには驚くばかり…その美貌と頭の良さはまさに魔性の女という感じで白夜行の雪穂を思い出させた。雪穂=美冬なのか?
    雅也は本当は優しい人間なのだなということは有子とのやり取りからもうかがえる。美冬と縁を切り有子と幸せになって欲しかった…
    最後には美冬の一人勝ちで雅也や曽我、加藤刑事のことを思うと何ともやるせない気持ちになった。
    美冬は美しさというものに執着心が凄すぎる。女の武器を最大限発揮するためなのか

  • 長編なので覚悟して読み始めましたが、最初から面白い読みやすいですぐ読み終えました。
    それぐらい引き込まれた。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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