パラレルな世紀への跳躍 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 297
レビュー : 40
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087461435

作品紹介・あらすじ

少年の内向的な幻想とそこからの飛翔を綴る叙情的短編。異次元の世界に読者を誘いこむSF的小品。また今の日本社会への強烈な違和感を語るエッセイなど、イメージ世界と思索が様々な角度からきらめきあふれ出る。大胆にして新鮮。太田光、初の単独エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 独特な感性で書かれた太田光のエッセイ。けっこう真面目に政治、SF、社会、子どもの頃の話などを語っています。僕は太田光の「ふざけ」の部分も好きですが、テレビでもちょくちょく見せるような、こういう「まじめ」な部分も好きです。

  • どの短編も好きだが中でも気に入っているのが「アマガエル」
    青色のアマガエルが空へと溶け込んだ時、私は「大丈夫、君の居場所もきっとどこかにあるよ」っといってもらえた気がしてとても心が楽になった。
    緑と青の鮮やかな色の描写が鮮明に脳裏に焼き付いて忘れられない短編となった。

  • 図書館借。太田さんの思想が伝わってくる。
    優しくて読みやすい。

  • 雑誌『TV Bros.』に掲載された爆笑問題太田光のエッセイ。

    ・・・エッセイというか小品も含まれていて、政治思想からSF、思い出、妄想、日常の紹介まで、太田光から溢れ出て来たような4章(62項目)の作品集になっている。

    中には、ホントかどうかわからない(わからなくしている?)ものもあって、興味深いミステリにともとれる。

    爆笑問題のネタでボツにしたものまで掲載してある。
    が、その一部に思わず笑ってしまった。
    ————————
    小泉首相の支持率が落ちたという話題で。
    太田「支持率が高かったときは、あの髪型も ”ライオンヘアー” なんて言われて、評判が良かったんですけどね」
    田中「そうですね」

    太田「今じゃ ”ちん毛” って言われてますからね」
    田中「言われてねえよ!」
    ————————
    ボツにしたのは「安易な下ネタだ」からだそう。

    上のものを紹介したことに特に深い意味はないけども

    太田光の文章の店舗はよく、まとまりがないところでまとまっている。そこに人間味があっていい気がする。

    政治思想なんかは、僕とは相容れない部分もあるのだけど、太田光の純粋さを政治に照らし合わせたらこうなるとおもうので、納得したりする。

    単行本は2003年に出され、この文庫版は2007年発刊。
    また、面白い小説を出してもらいたいな。

    ----------------
    【内容(「BOOK」データベースより)】
    少年の内向的な幻想とそこからの飛翔を綴る叙情的短編。異次元の世界に読者を誘いこむSF的小品。また今の日本社会への強烈な違和感を語るエッセイなど、イメージ世界と思索が様々な角度からきらめきあふれ出る。大胆にして新鮮。太田光、初の単独エッセイ。
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    【目次】
    1 パラレルな世紀への跳躍
    ・タバコ
    ・嫌悪感
     ほか
    2 移動する景色
    ・学芸会
    ・ズレ
     ほか
    3 日本人の常識
    ・後悔と誇り
    ・墓地の男
     ほか
    4 新しい歴史
    ・新しい歴史
    ・舞台袖
     ほか
    ----------------

  • 自然体だけど、確立された世界観がある。

    身近な不思議な話が面白かった。

  • エッセイ、SF小品や短篇などを集めた一冊。くすりっと笑えて、時々じんわりとさせてくれる。

    太田光の作品は「マボロシの鳥」だけだと思っていましたが、その前にも作品があったのか、とびっくりしてしまった。

    太田光作品の入門編にピッタリな1冊。ぜひ、手に取ってみてください!

  • 内に向かう表現と、外に向かう表現の両面をもつ作品だった。
    芸人としての太田光も好きだが、物書きとしての太田光はもっと好きになった。
    良い作品でした。

  • 20130417読了

    現代の社会を否定的に話す人に私が嫌悪感を持つのは、その態度に自分が属している世界への無責任さを感じるからだろう。

    何が起きても、相手を責める前にまず自分達の間違いを探し出す。そういう国民なのだ。

  • 【読了レビュー】エッセイから短編、時事への著者の考えなど、幅広い内容のショートショートを集めたような本。
    著者の幅広さを感じたと共に、ちょっと空想を交えた短編は、瑞々しい印象派の絵画のようで、とても美しかった。

  • 後半のファンタジーぽいやつが好き。

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著者プロフィール

1965年5月13日、埼玉県生まれ。日本大学芸術学部演劇学科を中退後、1988年、大学の同級生の田中裕二と爆笑問題を結成。1993年度NHK新人演芸大賞、2006年、芸術選奨文部科学大臣賞受賞。主な著書に『パラレルな世紀への跳躍』(集英社文庫)、『天下御免の向こう見ず』『ヒレハレ草』『三三七拍子』(すべて幻冬舎文庫)、『トリックスターから、空へ』(新潮文庫)、『マボロシの鳥』(新潮社)、『文明の子』(ダイヤモンド社)、『憲法九条を世界遺産に』(中沢新一との共著、集英社新書)、『向田邦子の陽射し』(文春文庫)など。

「2016年 『今日も猫背で考え中』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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