ヨモギ・アイス (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087461503

感想・レビュー・書評

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  • 再読。主人公のもやもやや苛立ちが伝染してきてめんどくさい…。国際結婚とか人種とか、テーマは多分重いんだけど…普通の結婚でも普通に人間関係でも、たいして変わらない苛立ちがあるんじゃないかと感じる。だからテーマより何よりもやもやイライラばっかりが残って。また読めば何か得るものがあるかもーと思ったけどやっぱり苦手でした、という感想。

  • アメリカの人と結婚して、アメリカでの暮らし。
    筆者がアメリカに住んでるからか、とてもアメリカの空気。心地よかった。
    アンダーソン家のヨメで驚いたのが姓字の件。アメリカでもファミリーネームってこだわるんだ。
    ニンゲンはとてもムジュンに満ち満ちていて、それをうまく描いていた。良い。

  • ダッシュとあまりに日本語的なクソ長文の多用による読みにくさで途中何度か投げ出したく思った。彼女らはなんだかんだと嫁いだ国で元気に生きるんだろうなと思った。たくさん悩んだり壁にぶち当たりつつもね。

  • アメリカ人と結婚した日本人女性2人の話。
    「ヨモギ・アイス」と「アンダーソン家のヨメ」の2編。

    私自身が国際結婚をしているので、特にマドコのほうには同意できる点が多かった。相手の苗字に変えるという事も、国際結婚になるとなかなか難しいのは事実。私は日本の苗字を引き継ぎたいとかそういう理由からではないが、結局旦那の苗字には変えず仕舞い。

    それと、やたら変な所にカタカナが入るので読みづらかった。
    カタカナはいらないと思う。

  • まんまですが、国際結婚って大変なのね~…という感想。その他は…アイスクリームとサンドイッチが食べたくなる!笑

  • おもしろいが、いいやと思ってしまう。

  • 波の激しい性格で共感できる感じの主人公ではないのに、意外にさらっと読めた。もし海外に住んだら、こういう悩みがたくさんあるんだろうなと勉強になった。

  • 【感想】ヨモギという小柄でペコちゃんみたいな見た目の日本人女性、彼女のアメリカでの生活を綴った小説。

  • 「爽快」(柴田元幸氏の解説より)
    ―確かに。
    でもよく考えたらこの文体、ちょっとコバルト文庫(藤本ひとみの『まんが家マリナ』シリーズとか)を彷彿とさせるような(笑)。
    会話や心の中で思ってることなど、カギカッコに入りそうな部分が多いからかしら(つまりト書き部分が少ない?)。
    裏表紙にも「ガールズ文学」って書いてあるネ。
    これで芥川賞の候補になったのね。いいことと思うけど!
    ただ私はやっぱり日本人の、ほかの非白人に対する差別が気になる人なので、多和田葉子の「ペルソナ」(『犬婿入り』所収)や何といっても有吉佐和子の『非色』の方がしっくり来ます。というわけで星は4コ。
    ニューヨーク州イサカって、Cornellかしら(むかし語学研修で滞在したことあり)、それともIthaca Collegeかナ(知り合いが社会科学を人文的に、教えてます♪)。

  • 090404(a 090614)

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著者プロフィール

野中 柊(のなか ひいらぎ)
1964年生まれ。立教大学卒業後、ニューヨーク州在住中の1991年に「ヨモギ・アイス」で海燕新人文学賞を受賞して作家デビュー。小説に『ヨモギ・アイス』『小春日和』、『銀の糸』、『公園通りのクロエ』、『波止場にて』『猫をおくる』など、エッセイ集に『きらめくジャンクフード』など、童話に「パンダのポンポン」シリーズ既10巻(長崎訓子 絵)、『ようこそ ぼくのおともだち』(寺田順三 絵)、「本屋さんのルビねこ」シリーズ既2巻(松本圭以子 絵)、絵本に『赤い実かがやく』(松本圭以子 絵)など著書多数。『すてきなおうち』(マーガレット・ワイズ・ブラウン 作/J.P.ミラー 絵)など翻訳も手がける。

「2020年 『紙ひこうき、きみへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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