水滸伝 8 青龍の章 (集英社文庫 き 3-51)

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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087461558

感想・レビュー・書評

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  • もう、いろんなバリエーションで死んでいくやん。゚(゚´Д`゚)゚。

    あれか?一〇八星で一〇八種類の死に方考えようの会名誉会長か!

    それにしても非道い
    ほんと小説家って良くあんな非道いこと考えるよね
    確かに李富と馬桂はにっくき仇やけど、あんな仕打ちせんでも…
    非道い。゚(゚´Д`゚)゚。
    もう小説家全員サイコパスや!(極論)

    ちなみに今回ワタクシが一番猛った場面は飛竜隊の隊長を務めるOh!Yeah!じゃなかった王英が援軍として祝家荘に向かったという記述ですw
    扈三娘とOh!Yeah!じゃなかった王英が『北方水滸伝』でどんなふうに結ばれるのか興味津津

    というわけで多大な犠牲を払いつつ官軍との全面対決の緒戦に勝利した梁山泊
    青蓮寺の反撃も予想される次巻もでら楽しみ!

    はい、一〇八星ぜんぜん違うやん!のコーナー!

    今回は、第三十四位の好漢、天暴星の両頭蛇(りょうとうだ)解珍と第三十五位の好漢、天哭星の双尾蠍(そうびかつ)解宝です

    なにが違うって、オリジナルでは二人は兄弟なんですが、『北方水滸伝』では親子なんです
    ぜんぜん違う!
    ぜんぜん違うけど親子の方がむしろしっくりくるっていう!なにこの魔力w
    猟師なのは同じなんですが、オリジナルでは暴れ者で悪い金持ちや役人を殺して梁山泊に逃げ込みます(オリジナルの好漢はそんな奴ばっかりです)
    しかし『北方水滸伝』では特に父親の解珍は一角の人物として描かれていて、解宝も人望が厚く人々をまとめる力があります

    祝家荘との戦いで潜入工作を仕掛けるのは同じなんですが『北方水滸伝』では更に猟師であることや過去の因縁を活かしまくっての潜入で説得力が段違いです
    おそらくその説得力のためにこういう人物に書き換えられたんだろうなと思わせます

    そしてこの後も長く戦いに加わるはずなんですが、特に解珍はオリジナルよりかなり年嵩ですので死期は早いかもです

    • ゆーき本さん
      Oh !Yeah!
      (先 越された…( ・̆༥・̆ ))
      Oh !Yeah!
      (先 越された…( ・̆༥・̆ ))
      2023/09/18
    • kuma0504さん
      王英は期待通りに動くのですが、更に上を行って‥‥
      扈三娘がねえ、美人薄命ならぬ美人薄運。「王英の子供達」はのちの物語の本軸を回すことになりま...
      王英は期待通りに動くのですが、更に上を行って‥‥
      扈三娘がねえ、美人薄命ならぬ美人薄運。「王英の子供達」はのちの物語の本軸を回すことになります。
      でも
      2023/09/19
    • ひまわりめろんさん
      王英けっこう好きなんですよね
      先が楽しみです(≧∇≦)b
      王英けっこう好きなんですよね
      先が楽しみです(≧∇≦)b
      2023/09/19
  • 一巻丸ごと祝家荘の戦い。梁山泊初の総力戦ということで、ここでも好漢たちが次々と命を落としていき、心が揺さぶられる。まだ半分も終わってないのに…。出番は少ないが大仕事をした李逵、相変わらずいい味を出している。

  • これだけの物語が一冊にまとめられているのって本当にすごいことよね……?一日で読み切ったけど、何日も彼らと一緒に陣営に篭っていた気分。振り返ろう。

    鄭天寿、たぶん大胆でおもろいやつ、ENFPやとおも……ってたら、しんだー!!!!フラグは立ってたー!けど別の形で回収…大胆で心優しい人やったね。そういう人が私はとっても好き。楊令は本当にいろんな人の想いを糧に成長していくのね。
    あと秦明×公叔カッポーのこれからがめっちゃ気になる。めっちゃえっちぃまぐわい期待。

    解珍の眼をみた聞煥章が「深い、湖水のような眼差しをした男」って感じてて、梁山湖やん……となった。
    ねぇ聞ちゃんあのね!いくら友人が女に弱いからってあんな惨い殺し方しちゃだめよ!!友情にゾッとしちゃったよ!!これが後々どうかるかやね。絶対バレるじゃん!!!!

    宋万と杜遷もな、好きやったのに、部下を守って死ぬだなんてな、更に大好きにしかならんのよ。

    宿元景の騎馬隊との戦いのシーン、呉用の視点と戦いの描写が同時に描かれていて、まさに映画を観ているような気分に……おおおおと声が出ました。

    李応やなやつ!と思ってたらいいやつやった、杜興のスパダリ(言い方)具合がよすぎるぅ!!!
    解珍、解宝親子もカッコいいぃぃぃぃ。わんこおお!わんこ!!!偉い!!!ジビエ料理食べたくなった!!!!

    暗殺の鬼と化した李富……張瀾の名前出すのセコいけど、もう鬼になったんなら仕方ないね。林冲。どうか生きて帰って。戦って死んで欲しい。でも林冲を生かすのは志だけではないから。やっぱり奥さんへの愛もあるから……。

    楽和くんの歌声聞いてみたい。聞ちゃんが楽和の歌がまとわりついてきて厭がっていたのが、音付き映像として浮かんできて、北方謙三天才としか思えんかった。
    視覚以外で感じ取る物を文字にするのって難しい。

    そして後書き。私と水滸伝。今回もとても面白かった。水滸伝と豪傑たちの武器、とかあだ名、とか興味を惹く内容で連載をしていた方…。読みたい。北方謙三さんにも会いたーーーい!!!笑

    • あかねさん
      2023年5月26日に北方謙三と会えたやで、過去の私
      2023年5月26日に北方謙三と会えたやで、過去の私
      2023/09/14
  • かなり戦が本格化って感じで、色んな人が加わるやら死ぬやらで、加わる方は盛り上がるからわかるけど、死ぬ方の人は忘れかけてたりして、もう酷い話ですよ。
    とは言え死ぬ前やらエピソードが熱く語られるので、飽きるとかそういうこともなく、思い入れはないかもだけど、基本楽しいのだった。
    そして相変わらずというか、女の人とのやり取りやら、死んだやら死んでないやらで、ハニートラップに引っかかる。本場中国、恐るべしか。

  • 2021.11.22
    ここで聞煥章を討てなかったのは痛い。
    そして林冲。頼むぞ〜死なないでくれ!!
    本格的な戦が始まり、辛い別れも出てきたけど、
    解珍など魅力的な味方も出来た。
    熱い!!
    ホント梁山泊の1人でもいいから会社にいてくれたらいいのになぁ。

  • p.2007/5/21

  • 戦いは続く。猪が武器になるとは。

  • 馬桂は、李富を冷酷なまでに生まれ変わるため、官軍の袁明らによって殺される。
    官軍が梁山泊の喉元に作ろうとしている巨大な軍事拠点である。祝家荘の攻略がはじまる。

  • [評価]
    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    独竜岡の戦いが決着した。
    別の水滸伝作品で結末は把握していたが、ストーリーが大幅に変更されているおかげでハラハラ・ドキドキしながら読み進めることになった。
    聞煥章もやる事がえげつないと感じたが、こいつの目的はなんなのだろうか?青蓮寺のように腐敗した宋を立て直すという目的があるわけでもなさそうなので、今後の展開が気になるところだ。

  • うぉーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!

    グォー!!!!!!!!!!!!!!!
    いげぇー!!!!!!!!!!!!!
    ゔぉーーー!!!!!!!!!!!!

    あぁーー!!!!!!!!だぁーー!!!!!ごぅぁあーー!!!!!!!!!

    っていう。一冊。

    もうね。もうね。もうね。もうダメ。
    あぁ、もう。なんてことだ。ホントに。なんなん。なんなの。どういうこと。なんだっての。

    いつも、風のようだな、おまえは
    と、言わせた林冲の土煙と共に現れて敵敵を蹴散らし梁山泊サイドの危機を一気に突き動かす騎馬隊!

    少しづつ罠を張り巡らせ、ラストに圧倒させてるこのラスト、、、、、、

    た、た、た、た、たまらん、、、、

    思わず途中で咽び泣きました。。。
    う、ぅ、、。ぅ、、、ぅ、、、、
    北方謙三を神と崇めたい。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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