- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087461565
感想・レビュー・書評
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10話からなる恋愛短編集。
30代の恋愛を描いていて、いろんなタイプの女性が登場するものの、なんだかリアルさにちょっとだけ欠ける気もした。
10話な中では、「11月のつぼみ」が個人的には好き。その気持ち分かりますよ。
でもね、素敵すぎてこんなエピソード、現実には起こらないよ、きっと。もっと人間ってドロドロした生き物だから。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
衣良さんお得意の恋愛短編集。
衣良さんの恋愛モノというと、
「石田衣良はセックスなしには恋愛語れないのか!」というネガティブな意見がしばしば見られます。
いい意味でも悪い意味でも“石田衣良らしい”のですが、本作もまさにそのひとつ。
共感できる人には素敵に思えるだろうし
そうでない人にはそう思えないだろうし
って作品です。 -
久しぶりに図書館で借りました。
そして久しぶりの石田衣良さん。
サクサク読めました。 -
三十代前半の女性が主人公の短編恋愛小説
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2015年
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2015年6月1日読了。石田衣良の恋愛短編集の2作目、今作では30代の女性の恋愛とその心理がテーマなのだという。一部男性視点での話もあるが、それでも読み終わっての感想は「女性が描かれている」という印象。燃えるような恋愛やがむしゃらに仕事に取り組む20代が過ぎ、職場での処遇は先が見え、過去の恋愛は惰性となったり単なる思い出としてくすぶる30代の女性たちの、それでもほのかに暖かい恋愛やそれでも続く未来への希望などがとてもやさしい。他のオムニバスでも読んだ「ふたりの名前」と、「スローガール」の2編が個人的にはうるっと来るものがあったが、他の話もありふれていてやさしくて、心に残るものがあった。
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30代の恋愛を描いた10篇の短編集。
ずーっと年上の私が読むと、
「まだまだ若い」と思うけれど
30代を果てしなく大人だと思ってた頃もあり、
重ねた年月で味わいの変わる作品だと思う。
「十一月のつぼみ」が好き。 -
すいすい読める短編集
少しハードな描写の話もあるけれど
「スローガール」「声を探しに」「デートは本屋で」など、優しいラブ・ストーリーに癒されました。
私は「11月のつぼみ」が好み。