水滸伝 9 嵐翠の章 (集英社文庫(日本))

  • 集英社 (2007年6月28日発売)
4.16
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Amazon.co.jp ・本 (392ページ) / ISBN・EAN: 9784087461640

作品紹介・あらすじ

林冲、戦陣を放棄し、妻の救出に向かう
林冲は、妻を救出するために勝手に戦線から離脱した。そこに待ち受けていたものとは――。一方、廬俊義と柴進の身元が割れ、官軍に包囲された。鄧飛がふたりの救出に向かう。(解説/馳星周)

感想・レビュー・書評

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  • 馳星周さんの解説を読んで前巻のワタクシの感想がズバリだったな〜と自己満足に浸っております

    そうなんです
    完全に理解しました
    『北方水滸伝』は一〇八人の死に様を語る長い物語だったのです
    敵や市井の人々にも魅力的な人がたくさんでてきますので一〇八以上の死に様ですね

    すげー!
    すげーよ北方アニキ!

    今回は補充巻でした
    なに?補充巻て?
    そんなん自分で確かめてほしい

    はい、一〇八星ぜんぜん違うじゃん!のコーナー!
    今回は第四十九位の好漢、地闘星の火眼狻猊(かがんさんげい)鄧飛です

    火眼とは赤い目という意味でオリジナルでは人肉を食べてそうなったとされてます、恐っ
    『北方水滸伝』では宋の北に位置する遼を超え女真族の住む地で捕らえられた魯智深を救い出し連れ戻す際に海上で船を漕ぎ続けてそうなったとされています

    魯智深を救い出した後は梁山泊の飛竜隊という特殊部隊で小隊長を務めました
    オリジナルでは騎馬隊の隊長で、誰かを救出に向かうことが多いため、こんなエピソードが作られたのかもしれません
    だけどね、二回行って二回とも失敗してるのよ
    自分も捕まったりしてるのね

    しかし、『北方水滸伝』はあきらめることを断固として拒絶する精神で、二回行って二回とも成功し、本人が望んだように「あいつはすげー!」って語られる男となったのよ

    『北方水滸伝』の一〇八星は、必ず何かを成し遂げるの
    それは志のためだったり、自分のためだったり、友のためだったり、愛する人のためだったりと色々なんだけどね
    一〇八の色々がすげー!のよ

    • 1Q84O1さん
      Oh!Yeah!⤴
      って、Oh!Yeah!は登場しませんか…
      また、言ってみたかっただけw
      Oh!Yeah!⤴
      って、Oh!Yeah!は登場しませんか…
      また、言ってみたかっただけw
      2023/09/18
    • kuma0504さん
      果たして、108星は全員死んでしまうのか、否か。是非、51巻まで辿り着いて確かめてくださいっ。
      果たして、108星は全員死んでしまうのか、否か。是非、51巻まで辿り着いて確かめてくださいっ。
      2023/09/23
    • ひまわりめろんさん
      楽しみすぎです
      51巻か〜
      年内にはいけるかな〜
      楽しみすぎです
      51巻か〜
      年内にはいけるかな〜
      2023/09/23
  • 戦闘シーン控えめ。この巻では戦死者は出ないかも、と思っていたら最後の最後で…。消された星は既に12。本当に容赦がない。褒めているのか貶しているのか、馳星周の絶妙な解説がよかった。

  • それぞれの志についての巻かなと思った。
    沸いたポイントを羅列します。多いしうるさいしキショいと思いますので先に謝っておきます。すみません。

    秦明×公叔 結婚きたーーーーーーー
    上司(秦明)を煽る部下(花栄)、ニヤケがとまらん。好きなんバレとるがな。

    花栄×朱武の相性も良さそう

    公孫勝!ねぇ!!ツンデレめ!!!!林冲のこと!助けたかったの!!!!仲良くしてよ!!!!!もう!!!!!泣かせんとって!!!

    林冲が助かって安道全が泣き出しちゃうところで私の目からも溢れ出しちゃって
    林冲がみんなに愛されていて 優しい温かい涙だった

    「皇甫端は馬にとっての安道全みたいなもの」笑

    宋江と林冲の関係をひとことで言うならそれは
    「悔しいほどの愛おしさ」

    流花寨だなんて素敵な名前は誰がつけたの…?!花栄なのですか?!え?!?!ヤッバ

    会って10日の解珍にすらわかる秦明の恋心。これ以上に尊ぶべきものはないな。年上の副官にちょっと頼るの可愛いすぎるな秦明思ってたよりも可愛いぞきちぃぃぃ

    女の取り合いまで水滸伝で読めちゃうんですかァァ

    秦明→楊令「血よりももっと尊いもの、魂が繋がっている」
    ってめっちゃかっこいい事言うくせに!
    若干10歳にもバレている秦明の恋心。これ以上に尊ぶべきも(以下略)
    身をひく宋江……ぐぬぬぬぬぬ

    扈三娘ちん無鉄砲ね。史進を見ているようよ。かわいい。王英×扈三娘ちん…?!ぎゃー!胸熱ゥゥ!!!

    燕青キタ!キタ!!!!我が推し!!!!ぢゅき!!!!!やさお!!!やさおがぢゅき!!

    なんで鄧飛のこと殺したん。この巻で死んだ人が他におらんかったから殺したんやろう。殺さんくて良かったやん。足バタバタさせて駄々をこねながら泣くくらい悔しい。石を支えて眼を燃やす鄧飛になぜか不動明王を重ねてしまった。

    恒例の解説コーナー
    今回も面白かった。「私と北方謙三と水滸伝」と言った感じ。林冲(馳星周)と孫公勝(北方謙三)って感じかな。笑
    おもしろかったの書き出した↓

    ・「108人の北方謙三もどき」←笑 がこれでもかと生き様を説き、死に様を見せつける
    ・神ははじめに志を作った
    ・北方謙三の妄念によってものがたりは生み出される。飢えたケダモノ。いつも肉を食らっているから。笑

  • 林沖死にかける。予想通り罠だが結局妻は生きていたのかしら。扈三娘というヒロイン的なのが登場。北方謙三なのでめちゃくちゃにされそう…終わりで鄧飛死亡。魯智深救うのにあんなに頑張ったのに。鎖鎌という固有武器もあったのに。

  • 第9巻は、祝家荘の戦いを経たあとの梁山泊と青蓮寺それぞれの体制補強の話。

    林冲は青蓮寺の罠だった妻生存情報を信じて救出に向かい殺されかけるが索超と呂方に助けられて回復まで馬糞掃除の罰を受ける。
    梁山泊は新たに流花寨という川沿いの基地を造成。
    青蓮寺は屯田兵による銀山開発による資金ソース確保と、梁山泊の闇塩摘発に注力。
    梁山泊の塩の道を管理していた柴進と燕青(盧俊義の副官)が囚われるが鄧飛と揚林が救出。
    楊令は王進のものに預けられ、鮑旭と馬麟は梁山泊に加入。

    巻末文は馳星周。北方謙三に対する半ば呆れている口調でリスペクトしまくりな解説がなかなか良い。

  • ねたばれ




    そして楊令は、子午山へ
    秦明は、公叔にプロポーズ

    志に生きる男たちが居る。
    志に死んでいく男たちも居る。

    50才以上の人生を考える人からは、、思いもよらぬ人々が描かれている。
    志に生きていくなら、どうなるか、、、、
    それを考えて読むのだが、
    この本の中にその結論はあるのか。
    その結論は、この小説には無いのかも。
    実は、
    この本を読む人、読者、あなたの中にしかない。

    追記 
    扈三娘 再登場、キターという感じで酔っ払いは興奮する
    小説の良いところは、
    自分の想像力のままの登場人物であることだ。
    アニメテレビなどだと、他人の想像力次第だが。

  • もう、おなか一杯なんだけど、また次に進むのだ。

  • p.2007/6/30

  • 死んだはずの張藍が生きているとの報をうけ、林冲は闘いを放棄し、救出に向かうが、やはり官軍の罠だった。林冲は、索超らに助けられ、瀕死の重傷を負うが、窮地を脱出する。
    呉用は、攻守の要に、梁山泊の南西に、流花寨を建設しようとするが、そこに三万の禁軍が迫る。

  • [評価]
    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    戦線を離脱した林冲の行方と独竜岡の戦いの後始末
    今までにない本格的な戦となったことで将校にも多数の死傷者が出ており、梁山泊の戦力回復が急務となっている。
    一方で青蓮寺だけではなく、宋自体も梁山泊に対する警戒度を上げ、本格的に対策と行動を起こすようになり、ヒリヒリした感じがするな。また、北方の塩の道を潰すために動き出し、梁山泊と宋の対立が表面化してきたなと感じる。
    楊令が二竜山を離れ、王進の元に滞在することとなったが、これがどのような影響を与えるのか

  • じわじわと周りを固める梁山泊軍と、押しつ戻しつの官軍。
    どちらも正義といえば正義なんだよなぁ。
    この中間層が腐っとる!!!!!!
    そう!悪いのはそこ!!!!!
    なんかな、うまく梁山泊と官軍トップが交えて、国のトップを滅ぼせば、死者も出さずに済むのじゃなかろうか。と、思ってしまうが、、、、
    それじゃー物語が盛り上がらん!!!!!!!

    もう、全ての男たちが男気溢れて止まりません。

    萌えます。

    笑、これはもう、少女漫画に飽き飽きした女子たちが求める、男の中の男を追いかける乙女心を射とめるべく進む戦いが繰り広げられる、将軍萌え必須物語です!

    #水滸伝
    #北方謙三
    #たまらん
    #将軍萌え
    #男気溢れでる
    #少女漫画に飽きた
    #出てくる出てくるいい男
    #これが男たるモノ
    #これぞ男よ!

  • 第9巻。前回の戦で敗れた官軍は、梁山泊の財源である闇の塩の道を潰すことに注力する。梁山泊が強く大きくなり続けたこれまでの展開からの転機になる動きのようだ。
    中盤にさしかかり、いよいよ両軍の戦いが本格化してきた。

  • こさんじょうファンクラブのお話し

  • 相変わらずドンパッチと忙しいのに、宋江さんだけは、俺も死ぬから一緒に死んでくれ、とか無茶言ってみたり、戦じゃー!とか言ってるのにあの子かわいいよね惚れちゃったよ、とかぶっちゃけてみたり、やっぱりちっと変。

  • 2021.11.26
    トウヒの死に方は切ないなぁ。
    人が増えて、規模が大きくなる度にこういう死者も増えるのはしょうがないけど…
    格好良かったよ。
    李逵が最近出番少ないから寂しい。。

  • 流花寨建設
    楊令、子午山へ
    博州、高唐戦

  • 4.1

    死亡フラグが数本立ったけど、全部回収されなくて良かった。
    今後もこのフラグにビクビクしながら(その張り詰めた文章を読んでいる瞬間が、一番没頭している瞬間でもあるんだけど)、読み進めていかなきゃなのか。
    辛いんだけど絶対夢中になってしまう事はもう分かってる。

  • 危うし林冲、青蓮寺が押し気味も、梁山泊にもまた新たな同志が加わる9巻目。
    史文恭はこう出てくるのかと思いつつ今後が気になります。
    巻末、馳星周氏の愛情あふれる解説も読み応えあります。

  • 著者:北方謙三(1947-、唐津市、小説家)

  • 水滸伝九 嵐翠の章
    190705読了。
    今年62冊目今月1冊目。

    #読了
    #北方謙三
    #水滸伝九

    ちょうど折り返し。

    死亡フラグが立ったと思っても生き残る者、深掘りした描写ののちに死んでゆく者。

    どちらも印象深く、感情移入が激しい。

    火眼狻猊とあだ名される鄧飛が、カッコイイ。

    林冲とか秦明とかのメインは言うに及ばず脇役も粒ぞろいでドラマがあるのだ。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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