ショート・トリップ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 1495
レビュー : 144
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087461664

感想・レビュー・書評

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  • 森絵都さんによる旅をテーマにしたSFショートショート。1作品3頁ほどの超短編作品が、少し力の抜けたイラストとともにたっぷり楽しめます。ページを捲る手が止まりません。

  • 森絵都の旅をテーマにしたショートショート。もとは新聞の連載だったようで分量もきっかり1ページ半ずつ。
    思わず笑ってしまうものから、なんじゃこりゃと思うへんてこなものまで盛りだくさん。旅のショートショートというよりは森さんの空想(妄想?)の欠片を見ているよう。あぁ、この人はいつもこんな面白い(奇妙な)ことばかり考えてるのかしら、というのが全編を通した率直な感想かな。
    「アフター・フライ」と「ビフォア・フライ」が良い。あと一人で想像しつつ爆笑したのが「ならず者18号」。こんな刑罰があれば、あるいは犯罪が減るかもしれないと思わずにはいられない。
    ストーリーにもネーミングにもユーモアがあって、ちょっとしたときに読んでほっこりできる本です。

  • 2013年8月27日読了。森絵都によるSFショートショート集、見開き3ページ+イラストで全話が構成されているのはテンポがいいともマンネリとも言える。もとは新聞連載小説だったそうな・・・。著者自身が後書きで「苦し紛れの作品も収録した」とあるとおり、面白くない話・教訓めいたことを言おうとして失敗している話も中にはあるが、時折切れ味のいい話も挟みこまれており、まあ飽きずに読むことができた。イラストの独特な味が効果的。しかし、こーいうのを週刊連載するというのは、プロ作家とはいえ並みの覚悟・スキルでできることではなさそうだ。

  • こういうショートショート、うむ、嫌いじゃないです。わずか一ページ半の物語。連載中一度も読者から手紙が来なかった事実に寂しさを感じつつも、ちょっと納得?したりして。ぼーっとしたい時に読みたい本です。

  • 48遍のショートショート。
    くだらなかったり、シュールだったり・・・くだらない話が多いかな(笑)
    とてもリラックスして読める一冊。

    お気に入りは「脱サラの二人」「試食の人」「アフター・フライ」「ビフォア・フライ」

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    「ならず者18号」に科せられた刑罰としての旅。道に迷った「奇跡の犬」の壮大な冒険。生涯、孤高の旅人として生きた伝説の「試食の人」―。
    ユーモアとサービス精神に溢れた旅を巡る48のショートショート集。単行本未収録作品のほか、本文イラスト・長崎訓子の描きおろしストーリーや、いしいしんじの特別寄稿も加えて、待望の文庫化。

    【キーワード】
    文庫・短編集・ショートショート・旅・SF・絵


    ++1
    +++1

  • 町や人のネーミングがいいね。アフター・フライが一番すきかな。

  • 森絵都著「ショート・トリップ」を読みました。

     くすっと笑える、そして不思議な旅のお話が48編入っているショートショート集です。

     一つのお話がどれも3ページで終わりなので、気軽に楽しめました。

     作者の作品を読むのは、「カラフル」「永遠の出口」「DIVE」に続いて、4つ目になりますが、どれもみな魅力的な登場人物が出てきます。

     この48編のそれぞれの旅人も一癖も二癖もある魅力的な人たちでした。

     それだけに、それぞれとてもユニークで個性的な旅ばかりでした。

     旅の目的の一つが、日常を忘れることだとしたら、この本でもその目的は達成できるのではないでしょうか。

  • 僕は中学生時代、星新一サンの大ファンだった。

    当時出版されている文庫本はすべて読破した。その後、他作家のショートショートをいくつか読んでみたが、どこか物足りなかった。その後20年以上ショートショートを読んでいない。

    本作は旅を題材にした48のショートショート集である。

    僕のお気に入りの作品は、“究極の選択”。
    砂漠で瀕死の少年が出会った白髭の老人と5頭の動物。
    犬。馬。虎。羊。牛。
    老人は言った。「一頭だけじゃ。どれを旅の友とする?」
    少年は熟考のすえ、一頭を選んだのだが・・・。
    フザケタ結末。
    思わず笑ってしまう。

  • 小学生の時に出会って以来、ふとした時に読み返す本。

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著者プロフィール

森 絵都(もり えと)
1968年、東京都生まれの小説家、翻訳家。早稲田大学第二文学部文学言語系専修卒業。
1990年、『リズム』で第31回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。2003年『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞を受賞し、同作は2008年に映画化もされた。2006年、短編集『風に舞いあがるビニールシート』で、第135回直木賞を受賞。
その後も活躍を続けており、2017年『みかづき』で第12回中央公論文芸賞を受賞、2017年本屋大賞2位。同作は2019年にNHKでドラマ化された。それ以外にも、多数の文学賞を受賞している。

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