水滸伝 10 濁流の章 (集英社文庫 き 3-53)

著者 :
  • 集英社
4.16
  • (186)
  • (140)
  • (109)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 1208
レビュー : 85
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087461855

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 水滸伝第10巻
    呼延灼率いる代洲軍(官軍)対梁山泊の戦い。
    呼延灼の用いた連環馬の勢いたるや凄まじいもので文章を追うだけで戦の臨場感をたっぷり味わうことができました。
    呼延灼の戦法、敵ながらあっぱれ。
    二人の軍師もいい味出してました。

    されど梁山泊軍も精鋭揃い。大将晁蓋を守る武松と季立と燕青の戦いぶりも見事でした。
    武松&李立のコンビはもうすっかりおなじみで以前から大好きでしたがここにきて燕青も度々登場していい仕事をするように(前からしてた)。李立が気に入るんだから相当いいやつ。なんせ盧俊義の側にいるときは男色の情報ばっかりだったからそのイメージしか持ててなかった。笑 
    今回もたくさん死者が出たのは残念だったけれど、林冲や晁蓋がまだ生きててよかった。

    それに引き換え禁軍の将軍高俅の傍若無人な態度ときたら!呼延灼を戦勝報告に行かせてる間に代州軍を勝手に使って大敗してさっさと逃げるなんてほんとあり得ない!この人に懐柔されてる帝も相当です。そりゃ呼延灼も梁山泊の仲間入りしますわ。

    水滸伝も10巻まで読んで遂に折り返しに。
    ここまで意外とあっという間だったけど内容は濃かったし志を持った男達の成長は凄まじいものでした。
    残り9巻も楽しみ!

  • 梁山泊軍対呼延灼戦。
    ただ一度きりの勝利。
    敵ながら好きにならずにいられない呼延灼将軍!
    そして大砲馬鹿の凌振いい。何かひとつのことに夢中な彼らが好きだ。

    林冲と公孫勝の喧嘩はもはやお約束。
    馬糞根に持ってる林冲可愛すぎかよ。戦ではあんなにかっこいいのに。

    『宋江は、あの弱さもまた愛しているのだ』

    晁蓋の方が魅力的だとおもうんだけど、やっぱりこういう面が宋江の大きさなのか。

  • ついに“双鞭”呼延灼が出撃する10巻目。
    ただ、梁山泊から徐々に人が削られていくのはやはり切なく、更に策を巡らせる青蓮寺に「もう勘弁してくれ」と言いたくなります。

  • 水滸伝 濁流の章
    190712読了。
    今年64冊目今月3冊目。
    #読了
    #北方謙三
    #水滸伝十

    一度戦った強敵が共になるという胸熱ジャンプ展開。
    血が滾る。

    嫌われキャラはとことんクズに描かれている。

    歩兵における訓練調練がどういうものか、調練の質が、戦場のどこで差を分けるのかがわかったような気がする。

    宋江の魅力、晁蓋の魅力、自分にも響いてくる。

  • 司馬遼太郎賞
    著者:北方謙三(1947-、唐津市、小説家)

  • ★2009年38冊目読了『水滸伝10 濁流の章』北方謙三著 評価B
    体制側の官軍は、遠く国境地域を守る地方軍随一と呼び声高い呼延灼将軍の投入を決め、私兵のような仲間の韓滔、彭きとともに梁山泊を一度だけ鮮やかに敗北させる為に、決戦を挑む。そして、見事に秘策を用いて、完勝する。しかし、戦勝報告に呼延灼将軍が、陣をやむを得ず離れている間に、禁軍から派遣され、高見の見物を決め込んでいた総合指揮官の高俅将軍が、呼延灼将軍の副官、程順に無理やり第二戦を仕掛けさせ、今度は大惨敗を喫してしまう。勿論、戦いを仕掛けさせた高俅将軍はさっさと戦線離脱。知らせを聞いて、急ぎ戻った呼延灼将軍は、残る将兵とともに、、、、、
    次々に、死んでいく登場人物と体制側から梁山泊へ寝返っていくひとかどの人物達。目まぐるしく攻守、所を変え、立場を変え、登場人物が変わって男の生き様を語っていく大きな川の流れのような作品だ。まあ、所詮は大衆文学だし、文字の劇画であることには変わりはないのだが、読むのをやめることが出来ない魅力がこの作品にはありますねえ。

  • 北方水滸伝全19卷を読了。
    水滸伝そのものを読むのが始めてなので、古典原作と比較しての改編の凄さは分からないものの、梁山泊と宋との対決という大枠のストーリーの中に、多種多様なタイプの人間をそれぞれ人間くさーく展開させていく筋立てが凄すぎて、むさぼるように読みつくすのでした。
    夜中の2時にミルクあげた後に訪れる1人の平穏な時間を使って、ついつい読みふけってしまい、寝不足な日々を長々と続けてきましたが、これでようやく日常生活に戻れる!と思ったのに、あんな終わり方するんなんて、、、まんまと楊令伝を読みたがってる自分がいる。手を出すか出すまいか、迷うところだが、きっと近いうちに大人買いするんだろうな。

  • 再読。

    次は誰か?を楽しむようになってきた。

    ささ、次巻へ。

  • なかなかエキサイティングな第10巻。
    ここから怒涛のクライマックスに向かうなんて、あと文庫本9冊もあるんですが苦笑

  • ●1回目 2007.9.7

    官軍:呼延灼将軍vs梁山泊軍:晁蓋の激突

    これで10巻目。
    やばいな、あと9冊しかない。

    ここまでで、水滸伝百八星のほとんどの人物が登場したようだ。


    ●2回目 2015.1.10

    晁蓋率いる梁山泊軍と、呼延灼軍の激突を描く。

    反乱軍である梁山泊が強力になっていくに従い、体制側である宋の方でも、青蓮寺を中心に、腐敗体制を改め、官軍の力がグレードアップしてくる。最後は童貫出陣による決戦だろう。

    そういった全体のシナリオが、だいたい見えて来る巻。

全85件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全51巻)で菊池寛賞を受賞した。

「2019年 『魂の沃野(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北方謙三の作品

水滸伝 10 濁流の章 (集英社文庫 き 3-53)を本棚に登録しているひと

ツイートする