水滸伝 12 炳乎の章 (集英社文庫 き 3-55)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087462081

感想・レビュー・書評

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  • ●1回目 2007.9.14

    玉麒麟盧俊義の危機。
    浪子燕青、渾身の活躍。


    ●2回目 2015.1.11

    原作では、盧俊義は宋江に継ぐ席次第2位。
    その盧俊義の危機に、席次36位の浪子燕青が向かう巻。

    深夜の酒場での、呼延灼、朱富、彭玘による戦死者の回顧談。
    それに豹子頭林冲と九紋竜史進が加わった、仲間たちの会話が楽しい。

  • 燕青△。
    それにしても、暗殺者が名前を知られてるとか駄目だと思うぞ樊瑞さん。青蓮寺が超万能な設定があかんのかもやけど。(多分それ)

  • 晁蓋が死んでしまったことに対する宋江の言葉に、仲間と同じように泣いてしまった。宋江の心情描写はないけど、哀しみの深さが伝わってきた。
    「晁蓋とともに、闘い続ける」「晁蓋が勝利を待っている」
    呼延灼が韓滔を偲ぶシーンも良かった。
    盧俊義の拷問のシーンは、飛ばしてしまった。燕青は、気持ちが悪いキャラだと思っていたけど、盧俊義を背負って助け出すのがすごかった。人が他人を思う気持ちの凄さを感じた。

  • 公孫勝と林冲の喧嘩って人前でしかしないのか〜かわいい
    そしてついに盧俊義と燕青の関係が明かされましたね……吐精処置……燕青が思う以上にイケメンでどうにかなりそうです。史進や林冲をも投げ飛ばし絶息させたと思ったら囚われた盧俊義を救い出して人間業を超えて梁山泊へ一人で運ぶって何そのスペックはあ…

  • 青蓮寺が盧俊義を捕縛して闇塩の道を追い詰める。
    燕青が救援に向かう。
    一方、関勝に2通の手紙が届き、関勝も動かざる状態に...今後の展開に目を離せなくなった。

  • 52の地名と52の人名。饅頭一つの借り。熱い巻でした。盧俊義は燕青の背中で死んだ方がドラマチックだったなーと思ったり。

  • 闇塩の道の探索を続けていた青蓮寺は、盧俊義をついに捕えた。
    救出に向かう燕青と飛竜軍。

    関勝も出てきて、また物語が動きだす。

  • 関勝が出てくると「おもしろい!!」。
    すごい人間味があり惹きこまれます。
    晁蓋が死に盧俊義が捕縛され大変な状況もあり~の。
    なかなかハラハラしながら読むことができました。

  • 燕青と盧俊義が主人公の章になります。

    盧俊義がついに逮捕!?
    拷問を受ける盧俊義を燕青は助ける事が出来るのか?

    勿論、全巻のラストで死んでしまった晁蓋の後日談もありますが、それ以上に盧俊義の救出作戦はハラハラでドキドキです。

  • 本巻の読み所はやっぱり塩の道を操っていた盧俊義の捕縛。
    官軍がそこを突き止めた事により物語が広がりを見せていく。
    また、梁山泊に新たな戦力が加わり、官軍との今後の攻防が注目ですね。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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