水滸伝 12 炳乎の章 (集英社文庫 き 3-55)

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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087462081

感想・レビュー・書評

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  • 事態に揺れる梁山泊。
    今度は『裏の塩の道』を司るあの漢が捕縛される。
    身体も心も壊す拷問に耐え切れるのか!?
    あの漢の知られざる秘密、燕青との親子愛!?
    燕青、死域に入る!!

    地方軍最強クラスの将軍大刀関勝、梁山泊と決戦へ!?

  • (あらすじなど)李富の執念によって、塩の道のボスが廬俊義であることが暴かれる。北京に囚われ拷問を受けている廬俊義を燕青が救出。塩の道の痕跡を消すため、北京に攻め入った梁山泊。いったん、街を陥とすものの、関勝の陽動作戦のため、北京を捨て、梁山泊に引き返す。関勝ら一派は梁山泊に加わる。■梁山泊は、潰滅にむかっている。宋江が死ねば、ひとつにまとまっていることはできないだろう。人の集団とは、そういうものだ。これが国家の体をなしていれば、頂点にいる人間が変わればいいだけのことだった。

  • (注意※ネタばれしてます。)
    前巻のラストが怒涛の展開すぎて、頭が信じたくなかったのですが、
    12巻の前書きでやはり現実を突きつけられました。

    ・・・・こ三娘との恋愛がこれからおもしろくなってくると期待してたのに。。。。
    ひどい(ノД`)・゜・。

    この巻は慮俊義と燕青の親子?関係ですね!!
    ずっとホモだホモだと言われて白い目を向けられていたこの二人ですが、
    その真実が白日の下になりました。
    しかしひどい拷問もあったもんです。
    そして燕青の「わたしは人ではなくなります。」に身震いしました。
    燕青かっこよすぎでしょう!!
    最後は棒でぶんなぐられてるところなんか、ストーリーのテンポよさがめちゃくちゃ気持ちいいです。

  • 2008/5/18 前巻までのあらすじを読んでたまげました。11巻の終わりってそういうことだったの??えええー!!!

  • 12巻の白眉は《双鞭 呼延灼》の涙。誰が生き延びて誰が死ぬのか書かないとなかなか感想の書きようがないんだが、これぐらいならいいだろう」「あの板斧でか、呼延灼」「そうだ林沖。どこにも曇りのない、あの李逵の板斧で」「願い下げにいしたい、それは」

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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