天使の梯子 Angel's Ladder (集英社文庫)

著者 :
制作 : 小瀧 達郎 
  • 集英社
3.58
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本棚登録 : 2423
レビュー : 201
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087462210

感想・レビュー・書評

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  • 天使の卵に続いてこちらも再読。卵よりこちらの方が読みやすい。慎一目線で書かれているけど夏姫の話。慎一よりも夏姫に感情移入する。

  • 物語の語り手は夏姫の元教え子だったフルチンこと古幡慎一だけど、主人公は『天使の卵』の2人(歩太と夏姫)みたいだった。卵の方は少し少女漫画風で展開が唐突だったけど、こちらはフルチンの嫉妬やら、卵から10年経過してまだ傷が癒えない2人の再生だとか、丁寧に描かれていて個人的には卵よりも好き。正直、歩太と比べてしまうとフルチンの方に魅力は感じないんだけども……村山作品としては、実に爽やかな読後感でした。

  • んー、微妙。主人公がガキのくせに落ち着きすぎてて感情移入できない。もっと取り乱したり必死になったりしてこその青春ものじゃないのかなあ。続編だって点はあまり気にしないで読めた。罪と赦しってテーマだと、主人公はおまけで結局夏姫の話ってことなのかな。村山由佳にはもっと明るくて爽やかな希望に満ちた感じか、ドロドロしまくったのを期待してるんだな俺は。

  • 卵の続編。
    柩を読んだので、改めて再読。

    内容をほとんど忘れていて、主人公の慎くんにヤキモキしながら読み進めた。
    罪の意識に苛まれたままの歩太と夏姫が、夏姫と慎くんの恋愛によってようやく救われる。
    10年もの長い間辛い気持ちを抱えたまま、なんとか生きようとしていたんだと思うと切ない。
    ようやく2人が救われる場面を見れて、卵から読んだ回がある。

    夏姫の言葉は度々胸にくるものがある。

  • 恋をしてる若者には良いお話しなのかな。著者とほぼ同年齢の自分には、全く響くものがなかった。フルチンならぬフルポンのコントを見てるような、ちょっと恥ずかしくなるくらいのありきたりな恋愛モノ。あー、自分、すっかりおばさん化してるーーーー!

  • 昔読んで、卵よりこっちの方が好きだった気がする
    梯子の中の卵の男がカッコよかった

  • 卵より断然好き。卵読んだのが昔過ぎたのか…?悲しい結末にならなくてよかった。夏の言葉が胸に刺さる。そしてその言葉は昔の自分にあてたもの。救われて本当に良かった。

  • こんな風に、人は時間が随分経ってから、ほかの誰かによって救われることもあるんだな。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    バイト先のカフェで耳にした懐かしい声。それはフルチンこと古幡慎一が高校時代に思いを寄せた先生、斎藤夏姫のものだった。8歳年上、29歳の夏姫に、どうしようもなく惹かれていくフルチン。だが彼女は、体はひらいても心を見せてはくれない。10年前の「あの時」から夏姫の心には特別な男が棲んでいるのだから―。傷ついた心は再生するのか。愛は蘇るのか。それぞれの思いが交錯する物語。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    読みましたよー。
    私的に酷評した、「天使の卵」続編!

    ...まず一言。
    主人公の彼氏が「フルチン」というあだ名であることに必然性はあるのか(笑
    それ若干いらない設定じゃない?と。
    別に面白くもないし(笑

    ときどき主人公夏姫が「フルチン」と呼んで彼が恥ずかしがる、という描写があるけどそれって必要?って言う。
    なんかそれこそ「奇を衒った」ようにしか見えないけど...

    まぁ、置いておいて。

    ただ、前作を読んでしまっていたので、
    ミステリー感は一切なかったのが逆に残念でした。

    前作はもしかしたら後に読んだ方がスッキリ感あるかも...

    夏姫の心が開かない理由、
    夏姫と歩太の関係性、
    そんな「フルチン」(笑にとっては謎な部分を全部分かってしまっていて、
    あーここはきっとえっ?と思わせたいんだろうなぁとか
    どう言うことなんだろうと読み進ませたいんだろうなぁとか
    そんな作者の意図を全部放棄してしまったようで、
    ちょっともったいないような気もしちゃいました。

    もちろん作者は前作を読んでいない人にも楽しめるように...と書いているとは思うのですが、やはりこの二冊は両方読んで初めて補完される作品だと思うのです。

    そして両方を楽しむには、こちらを先に読んで、
    少しの謎を残したまま前作を読めば、
    かなり伏線回収されるかな~、と。

    もちろん好みですけどね!

    でも、さすがに10年と言う時間は大きかった。
    前作よりもずっとすっきりして読みやすく、
    謎は知ってるだけに感動までは出来ませんでしたが
    (夏姫思わせぶりすぎだしね)
    ずっと気持よく読めました♡

    この後ヘブンリーブルーや天使の柩も控えていますし、
    なんだかんだ言っても続き物とかリンクしてる作品とか
    大好物なのでとーっても楽しみです(● ´艸`)

    ...ただ、こちらのドラマスペシャルはあまり見る気になれない(´・ω・`)
    なぜでしょう...
    天使の卵はすごーく見たいんですけどね...
    どうせなら同じキャストでやってくれたらなぁ~...

  • バイト先のカフェで耳にした懐かしい声。それは古幡慎一が高校時代に思いを寄せていた先生、斎藤夏姫のものだった。8歳年上、29歳の夏姫に、どうしようもなく惹かれていく慎一。だが彼女は、体はひらいてもなぜか心を見せてはくれない。10年前の「あの時」から夏姫の心には特別な男が棲んでいるのだから…。傷ついた心は再生するのか。愛は蘇るのか。それぞれの思いが交錯する物語。

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著者プロフィール

村山由佳(むらやま ゆか)
1964年7月10日生まれ、立教大学文学部日本文学科卒業。不動産会社、塾講師などの勤務を経て作家となる。
1991年 『いのちのうた』でデビュー。1991年『もう一度デジャ・ヴ』で第1回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞佳作、1993年『春妃〜デッサン』(『天使の卵-エンジェルス・エッグ』に改題)で第6回小説すばる新人賞、2003年『星々の舟』で第129回直木三十五賞、2009年『ダブル・ファンタジー』で第4回中央公論文芸賞、第16回島清恋愛文学賞、第22回柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞している。ほか、代表作として『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズがある。

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