天使の梯子 Angel's Ladder (集英社文庫)

著者 :
制作 : 小瀧 達郎 
  • 集英社
3.58
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本棚登録 : 2422
レビュー : 201
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087462210

感想・レビュー・書評

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  • 2014-31
    いまだ春妃をひきずっている歩太と夏姫。フルチンとの出会いをきっかけに新たな人生を歩みはじめたんだろう。

  • 壊すことは、とても簡単にできてしまう。そして、壊してしまったことを悔やみ、許し、それを修復するのは本当に難しいことだ。登場人物の2人が、長い時間をかけてそれを修復し、新しい人生を歩みはじめた様が清々しかった。
    前作は読んでいないが、それでも楽しめた。

  • 本書は村山由佳さんの実質的なデビュー作『天使の卵』の続編にあたります。ですので、一部の登場人物は重なっています。『天使の卵』を読まずに、この作品を読んでも、物語を理解するうえでおおきな支障はありません。しかし、やはり『天使の卵』を読んでから、『天使の梯子』を読むことをお奨めします。

    前作が罪をテーマにしているのに対し、本作は解放がテーマだと思います。この間、10年の歳月がかかっています。前作を読んだとき、内容の凄さに度肝を抜かれました。これほど惹きこまれる作品は滅多にお目にかかれないと感じました。その一方、ハッピーエンドとは縁遠い「やるせなさ」に「あ~この人たちはこれからまともに生きていけるのだろうか・・・」と、このまま終わることが消化不良でした。本作は罪からの解放によって、登場人物が救われます。物語の後半、唐突な展開にまたしても度肝を抜かれつつ、大いなる感動を覚えました。

  • 完結編に向けて読み直し・その2。

    「卵の」夏姫たちの歳を追い越して、「梯子」のときに近い年齢になってから読み直すと、余計ズシリときました。
    10年、しかも20台の大半、自分を責め続けるって想像を絶する世界です。

    歩太が妙に達観してしまっているのが哀しい……。
    次巻で今度こそ歩太が立ち直れますように。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    バイト先のカフェで耳にした懐かしい声。それはフルチンこと古幡慎一が高校時代に思いを寄せた先生、斎藤夏姫のものだった。8歳年上、29歳の夏姫に、どうしようもなく惹かれていくフルチン。だが彼女は、体はひらいても心を見せてはくれない。10年前の「あの時」から夏姫の心には特別な男が棲んでいるのだから―。傷ついた心は再生するのか。愛は蘇るのか。それぞれの思いが交錯する物語。

    【キーワード】
    文庫・恋愛・ドラマ化

    【映像化情報】
    2006年10月22日ドラマ化
    出演:ミムラ・ 要潤 他



    1

  • 夏姫さんという元高校教師と教え子の「僕」のせつない恋の物語。「天使の卵」という前著の続きですが、これだけ読んでも楽しく読めました。むしろ読んでいない私は謎解きの興味も持つことが出来たように思います。憧れの美人教師だった夏姫さんが突然、教師を辞めてから5年。喫茶店での出会いから「僕」と二人は8歳の年を越えて「恋人」に。年上の若い女性教師に憧れる私たち自身の少年心をもくすぐるような魅力的な展開です。そして歩太という謎の人物が「僕」は気にかかってしかたがない。それを追求していくうちに夏姫・歩太の意外な過去が明らかになり、いろいろな謎が解けていく。夏姫さんとの恋があまりにも突然なことなどは少し不自然ではありますが、若い著者ながら楽しめる内容でした。

  • 覆水盆に返らず。

  • 『天使の卵』の続編と知り、読んでみた。
    こっちの話の方が好き。

  • 出版社 / 著者からの内容紹介
    『天使の卵』、待望の続編! 愛を失った歩太と夏姫は、再び愛を取り戻すことができるのか。そして中学の担任教師だった夏姫にどうしようもなく惹かれていく慎一。傷ついた3人が織りなす切ない愛のドラマ。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。
    内容(「BOOK」データベースより)
    バイト先のカフェで耳にした懐かしい声。それはフルチンこと古幡慎一が高校時代に思いを寄せた先生、斎藤夏姫のものだった。8歳年上、29歳の夏姫に、どうしようもなく惹かれていくフルチン。だが彼女は、体はひらいても心を見せてはくれない。10年前の「あの時」から夏姫の心には特別な男が棲んでいるのだから―。傷ついた心は再生するのか。愛は蘇るのか。それぞれの思いが交錯する物語。

  • 主人公は「天使の卵」の春妃の妹、夏姫ちゃんと彼女の元教え子だった慎一くんの物語。夏姫ちゃんは、慎一くんのことをしっかり恋人として見ていて、一途な可愛い娘だった。

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著者プロフィール

村山由佳(むらやま ゆか)
1964年7月10日生まれ、立教大学文学部日本文学科卒業。不動産会社、塾講師などの勤務を経て作家となる。
1991年 『いのちのうた』でデビュー。1991年『もう一度デジャ・ヴ』で第1回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞佳作、1993年『春妃〜デッサン』(『天使の卵-エンジェルス・エッグ』に改題)で第6回小説すばる新人賞、2003年『星々の舟』で第129回直木三十五賞、2009年『ダブル・ファンタジー』で第4回中央公論文芸賞、第16回島清恋愛文学賞、第22回柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞している。ほか、代表作として『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズがある。

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