- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087462296
作品紹介・あらすじ
梁山泊は、威勝の田虎の叛乱が青蓮寺の策略だと看破した。近くの石梯山に魯達や鄒淵らを派遣し、切り崩しを図る。しかし、田虎に雇われた張清が、精強な傭兵部隊を率いて立ちはだかった。一方、官は梁山泊の完全殲滅を決意する。禁軍・地方軍・水軍あわせて20万の軍兵を投入してきた。兵力で圧倒的に劣る梁山泊に対し、空前の規模の攻撃がついに始まる。北方水滸、焦眉の十四巻。
感想・レビュー・書評
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遂に本気を出した官軍が二十万の大軍で梁山泊を潰しにかかる第十四巻
そして王英さん自身も認めようとしなかった恋心を宋江が見抜いていました
曰く「扈三娘のこと好きなんやろ?結婚しちゃえばいいじゃん!」
王英「いや、扈三娘さんみたいな美人さんがが僕みたいな短足好きになるわけないじゃないですか」
宋江「聞いてみなわからんやん!よっしゃわしに任せとけ」
王英「いや、やめて下さいよ」
宋江「いいからいいから、わし得意やねんてこういうの」
といった流れで宋江がしゃしゃってきた、二人の恋物語は次巻へ持ち越し
でも、もう三回も命助けてるんやで、身を呈して
もういいでしょうよ!
惚れてあげて!
このままじゃ王英さん死んじゃうよ(´Д⊂グスン
そして張横と張平親子の旅も良かった
こちらもなんか泣けてきた
どんな旅かと言うと…
うんそれは読んでほしいわ
はい、一〇八星ぜんぜん違うじゃん!のコーナー♨️
今回は第百三位の好漢、地壮星の母夜叉(ぼやしゃ)孫二娘です
ぜんぜん違う『北方水滸伝』ですが今回もまたオリジナルのファンとしては唖然とするしかないエピソードをねじ込んできました
張青と夫婦というのは一緒です
オリジナルでは武芸に優れ荒々しい性格をして暴走しがちなところを張青にたしなめられることが多いんですが、『北方水滸伝』はかなり思慮深い性格で、いまいち情けない夫の張青を叱咤激励しています
オリジナルでは夫婦共に合戦で討ち死にするんですが、『北方水滸伝』では晁蓋を暗殺した史文恭が逃走する際に張青も殺されていまいます
そして、な、なんとなんと地正星の鉄面孔目(てつめんこうもく)裴宣と再婚します
もう、びっくり!オリジナルだとほぼ接点ないんだけどw
でもなんか二人すごく似合いの夫婦なんだよね
収まるべきところに収まったって感じ
すげーぞ謙三アニキ! -
20万官軍との総力戦始まる。死亡フラグが次々立って、もう誰がいつ何処で逝ってもおかしくない状況。最後、まさに“一矢報いる”花栄の反撃には溜飲が下がった。本格的な戦いは次巻以降。期待と不安(こちらの方が大きいが)でドキドキである。
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水滸伝十五 爪牙の章
200520読了。
今年42冊目今月6冊目。
#読了
#水滸伝十四
#北方謙三
再開。
無念の中死にゆく人の多さに辛くなって積読だった。
宋軍20万の攻勢が始まる。
いよいよ最終局面か。
皆一様に言う。死ぬのは怖くない。
掘り下げられて惚れた直後に死ぬ。
しんどい。
花栄のあの瞬殺に惚れた。
王英は早くくっつけ。
史進は服を着なさい。
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なんだか、、、いよいよな気がする、、、、
全19巻だから、あと5巻なのよね。
もう、いよいよキテマス。
そんな感じです。
じわりじわりと終わりに近づくような高揚感。
少しづついろんなところにガタが来出してる、、、
梁山泊。
ホントの話は梁山泊の夢は潰えて終わるのだが。
北方謙三の水滸伝!!!!
どうなるの!!!!!!!
水滸伝、19巻終わったあとに、まだ楊令伝?だかで続くらしいって噂を聞きつけて。
まさか、なに?終わらない?!笑
そんな嬉しい誤算の14巻でした!
#水滸伝
#北方謙三
#なんだか暗雲が垂れ込む
#怪しい展開
#やっぱりダメなのか!?
#梁山泊!!!!
#わたしも戦いたい
#志のために
#笑
#入り込みすぎる -
おーい!あいつがお前の事好きってよー!余計なお世話なお話し
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ついにというか、一気に戦闘モードに入ってきた。
日本軍は広大な中国の点と線だけを抑えた、と言われて、中国との戦争には勝てなかったわけだけど、そうという国はプライドがあり、ゲリラ戦みたいのはやらないんだろう。きっと。
というわけで、地方は置いていかれて、首都と梁山泊の戦いということになる。
ずいぶんと厳しい状況で、さてどうなりますやら。 -
2021.12.12
燕順にしびれた!
今回こそは梁山泊ヤバいかもなぁ。。 -
4.1
嵐の前の静けさ。
この戦は今後も含めてどのくらいデカくて重要な戦なんだろう。
花栄あれでイケメンなんでしょ。全女性惚れるやん。でもこれからやん。朱仝と雷横が凄まじかったように、あんたもヤバいんだろうけど。
マリモさんにはわたしの激推しで「水滸伝」を読んでもらったのですが、どうも女性の描き方が気に入らなかったようで、途中止め...
マリモさんにはわたしの激推しで「水滸伝」を読んでもらったのですが、どうも女性の描き方が気に入らなかったようで、途中止めになっています。
そうなのか?
わたしがジェンダー的に偏見あるのか?
ほとんど何も感じなかった、わたしが悪いのか?
いまだに自分に問いかけています。
それにしても、扈三娘はそもそも林冲に失恋と簡単に言えないほどの、ぽっかり空いた穴に、ソロソロと王英が入り込んだだけだ、とわたしは思っています。ホントに幸薄い娘で、そういう感じ方自体も勘違いなのかなぁ。
確かに『北方水滸伝』て男に都合のいい女性の描かれ方がされてると思います
理想と言ってもいい
そしてそれをはっきりと感じた上で「良...
確かに『北方水滸伝』て男に都合のいい女性の描かれ方がされてると思います
理想と言ってもいい
そしてそれをはっきりと感じた上で「良い」と思ってます
さらにはそれに嫌悪感を感じる人もいて良いと思います
感じ方は人それぞれで良いと思いますが、こういった女性の描かれ方が女性軽視やジェンダーの不平等に直接的に繋がらないのとも思っています
そして『北方水滸伝』の扈三娘については、晁蓋(ですね)に向けられていた気持ちが本当に恋心だったのかな?と疑問に思ってます
家の所有物のように扱われてきた育ちで自分の人生について考えるという行為そのものを奪い、両親に絶望していた扈三娘に未来を示して導いてくれた晁蓋に父を見たんじゃないかと
それこそ李逵が宋江に向ける想いに近かったのではないか
もし二人が結婚していてもうまくいかなかったんじゃないかな
成就しなかったからこそ「恋」と呼べるようになつたのではないかと思います
だからいつかリアルな気持ちをぶつける王英さんを心から愛する日が来るのではないかと思ってます