I'm sorry, mama. (集英社文庫)

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  • 集英社
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本棚登録 : 1375
レビュー : 172
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087462302

感想・レビュー・書評

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  • ひとりの女の生を様々な人物の視点から描き切った作品。根本はタイトル通り母へのコンプレックスがある。救いようのないアイ子の孤独、そして残虐性。桐野夏生、恐るべし。

  • 人はこんなにも邪悪になれるのかと怖くなった。
    アイ子は救われない。でも強い。

  • 名前が、愛子でも藍子でもなくアイ子というところが良い。
    最後は映画「顔」の最後のシーンと似てる。

  • 主人公だけでなくすべての人間が捻じ曲がっています。

  • 怖い女のお話を書く女性作家はたくさんいるが
    この手の怖い女を書かせたら桐野さんが一番だと思う。
    怖いし薄気味悪いしドロドロしているし貪欲。

    気持ち悪く後味も悪い話のはずなのに
    アイ子の生き様があまりにも「突っ走りモード」で
    爽快感さえある。

  • 妙に生々しさを感じて嫌だったのに何故か読み切った本。

  • 1人の不幸な女の物語。とにかくアイ子が恐いし凄い。でも、君なら川を泳ぎきって生き延びるよ!最初の章でいきなり物語に引き込まれた…桐野ワールド全開で面白い。

  • 久しぶりにドロドロネチョネチョ黒い女の話を読みました。
    望まれず産まれてからずっと邪魔者で、孤児院で嫌われて大人になっても奪って逃げて盗んで殺して・・・というダークサイドに染まりまくった主人公ですが、ある意味悪に染まりすぎて結構好きです。
    実際ちょっと不幸が起きたりして「私はどうして生まれてきたんだろう」とかめげちゃう人よりいいかも。
    彼女を筆頭に、娼婦宿の虐待姉ちゃん達やいい年こいて赤ちゃんごっこする孤児院の元先生と元生徒とか本当に何が欲しいのか分からなくなっちゃってるホテルチェーンの女社長とか、一見頭おかしい人たちがひしめいてますが、人間って結構そういうダークサイドに簡単に落ちちゃう可能性秘めてると思うんですよね~。

    猟奇的殺人が続くB級ホラー洋画が癖になるのと同じ感覚で、理性と常識がずれてるダークサイド満載のこの本も読みきるとスッキリ感が待ってました。

  • 1人の元孤児をめぐる連続短編小説。桐野夏生独特の、暗い裏世界(?)の話。最後はなんだか物悲しかった。

  • 人間の醜さや恐ろしさ、虚しさといった心の闇を全ての登場人物が持っている。正直みんな性格悪くて不気味でひくけど、そこがゾクゾクさせる。

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著者プロフィール

1951年金沢市生まれ。成蹊大学卒業。1993年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞、1998年『OUT』で日本推理作家協会賞、1999年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、2004年『残虐記』で柴田錬三郎賞、2005年『魂萌え!』で婦人公論文芸賞、2008年『東京島』で谷崎潤一郎賞、2009年『女神記』で紫式部文学賞、2010年『ナニカアル』で島清恋愛文学賞、2011年同作で読売文学賞を受賞。2015年、紫綬褒章を受章した。近著に』『奴隷小説』『抱く女』『バラカ』など。

「2016年 『猿の見る夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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