I'm sorry, mama. (集英社文庫)

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  • 集英社
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レビュー : 172
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087462302

感想・レビュー・書評

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  • 人の悪事が暴かれるまでに、こんな余裕はないんだけど、
    うっかり完全犯罪に成功し、最終的にクリーニング屋の権利を獲得して
    しまうんじゃないかと思った。
    アイ子は極悪人だけど、被害者も、その他の登場人物も善人なんて結局一人もいなかったわけで、誰が可哀相とか感情移入すべき人物を見出せなかった。

  • 2015.2.7-11
    性善説には同意しないが、親に愛されなかった子供の心理として捉えるとしても、これを誰の中にもあるありふれた感情とは解釈出来ないし、今ひとつ理解し難い。

  • 登場人物がみんな気持ち悪い

  • 本筋とはあまり関係ないけど、養護施設の先生(女性)とその教え子(男性)の夫婦っていう関係が、超気持ち悪かった。
    男女が逆でもどうかと思う。
    年の差があり過ぎるからかなあ?
    理路整然とした理由があるわけじゃないけど、私としては、犯人よりもこの夫婦のほうが理解不能で生理的に受け付けなかったかも。。。

  • 読んでいて辛い。あまりにもあっけなく人を排除するアイ子。誰もが持っている悪意というもの。こんなにストレートに出して生きていいのか?ごめんなさい、ママと言った時、アイ子は真っ当に生きていけるのか?

  • 結構前に読んだ作品。
    女のドロドロさが、流石の桐野さん。
    母と娘のなんというか執着というか。
    やっぱり後味はスッキリしません。

  • 本書に出てくる人々には、現実味がない。
    現実味がないから、共感できない。
    現実味がない、共感できない、そんな登場人物ばかりなのは決して悪いことではない。
    しかし、そういった人物たちが次々に殺されていくとき、私は彼らに対して可哀相、という感情を一時的に抱くものの、次の場面ではすっかりどうでもよくなってしまっている自分に気づく。

    たぶん、この感覚はアイ子とシンクロしているのではないだろうか。
    作者がそこまで意図して書いているとしたら、本当にすごい人だと思う。

  • 娼館で産み落とされた女の子。
    成長するにつれ悪意に満ち、無慈悲に人を貶めて…というお話。

    桐野さんの重い暗い話は好きですが、
    これはちょっと暗すぎました。
    主人公が悪人すぎ。

  •  んー……残念ながら、思ったよりもイマイチやったのー……。

     本当はもっと「OUT」的なおどろおどろしいのを想像してたので、ちょっともったいなかった。
     OUTはさ。
     ごくごく普通の主婦が、ごくごく当たり前に、殺人の片棒をかついじゃうから怖かったんだけど。

     普通に元々愛情を知らない子が愛情知らないから簡単に人を殺してしまう……って。
     確かに、無差別(彼女なりの理由はあるにしろ)に襲われるかもしれない怖さはあるけど、得体のしれない怖さ……はないよねー……。

     こっちの犯人の方が、原因と理由がはっきりしてるから非常にわかりやすくはある。
     前提条件が「ごく普通の人が」じゃなくなってるんだもんなー……残念。

  • 最初の章が衝撃的。

    アイ子救われない。
    勿論怖いのだけど、アイ子の生い立ちがそうさせた
    のだから、アイコがかわいそうだ。とも思う。
    私は今2歳児の母だから、とくにそう思う。

    あまりに暗く、なんどこれ以上読むのを辞めようかと思ったほど。
    最後も暗く、救われない。

著者プロフィール

1951年金沢市生まれ。成蹊大学卒業。1993年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞、1998年『OUT』で日本推理作家協会賞、1999年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、2004年『残虐記』で柴田錬三郎賞、2005年『魂萌え!』で婦人公論文芸賞、2008年『東京島』で谷崎潤一郎賞、2009年『女神記』で紫式部文学賞、2010年『ナニカアル』で島清恋愛文学賞、2011年同作で読売文学賞を受賞。2015年、紫綬褒章を受章した。近著に』『奴隷小説』『抱く女』『バラカ』など。

「2016年 『猿の見る夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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