- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087462616
作品紹介・あらすじ
童貫と〓美(ほうび)が、怒涛の猛攻を開始した。董平率いる双頭山が総力を挙げて迎え撃つが、次々と同志は討たれていく。更なる禁軍の進攻を止めるため、侯健は偽の講話案を進めていた。巧みに高〓(こうきゅう)を信じさせるが、そこには思わぬ落とし穴が待ち受けている。一方、致死軍と高廉の軍の決戦が間近に迫っていた。闇の中で、両者は息を潜め、刃を交える時を待っている。北方水滸、悲泣の十七巻。
感想・レビュー・書評
-
禁軍元帥の童貫がいよいよ梁山泊に牙を剥く第十七巻
つおい!童貫強すぎます
あっという間に砦の一つ落とされちゃいます
もうがんがん死んでいきます
どうなるのよ!?
そして次シリーズの主人公楊令の成長も描かれます
安心して下さいめっちゃいい漢に育ってます!
109人分の魂を背負って尚負けずに育っております
あと気になる扈三娘×王英さんですが、扈三娘も浮気相手だった白寿の二人が共に王英さんの子を生みますが、扈三娘は父なし子であると宣言します
王英さん、扈三娘はもちろん子どもたちにも会えてません
かわいそう!身から出た錆とはいえかわいそう!。゚(゚´Д`゚)゚。
はい、一〇八星ぜんぜん違うじゃん!のコーナー!
今回は、梁山泊第十三位の好漢、天孤星、渾名は花和尚(かおしょう)の魯智深です
『北方水滸伝』の最重要人物と言っても過言ではない人物で、オリジナルにはないとんでもなく大きな役割を与えられた人です
この人がいなかったら『北方水滸伝』は成立しないといっていいと思います
オリジナルではまさに「弱きを助け強きをくじく」人でめちゃめちゃ人気がありますが、中々に短気で暴れ者です
酒の飲んで暴れてお寺破門になるし
そしてオリジナルでは二竜山の山賊をやっつけてそこの頭領になった後、官軍に攻められたのを機に梁山泊入りし、その後は歩兵隊の隊長として活躍します
『北方水滸伝』での魯智深はまさに「繋ぐ者」です
全国を旅して同志となる者を見つけ、梁山泊へ加わるよう説得したり、悩む同志に助言を与えたりと、まさに梁山泊という組織を大きくし維持する役割を一身にになっています
思慮深く暖かい人物として同志たちを導く存在ですが、必要であればとてつもなく冷酷にもなれます
そして最後に次の主人公楊令に梁山泊に集まった想いを繋ぐという大きな仕事を成し遂げ退場していくのです
ぜんぜん違う『北方水滸伝』を体現する漢それが花和尚魯智深なのです -
ある重要な展開の中で、(記憶に間違いなければ)初めて「百八人」という数の記述が出てきた。今やその半数近くが戦死。大物も次々と逝き、哀惜感漂うラスト。「楊令伝」への伏線(らしきもの)も張られ…残すはあと2巻。一体誰が生き残るのか…。
-
完全に最終段階に入ってきて、どんどん人も死んでいくわけで。初期に出てきた人たちも随分減ってしまって、そういや新しい人ばっかだよなー、と。
そんな中でも林冲は生き続けてるというか、いや最初の頃ってけっこうナイーブだったんでね?すっかりやさぐれてしまったよなぁ、なんて昔を思い出したりしつつ。
ともかく佳境に入ってきてドキドキなわけですよ。 -
元の水滸伝でも気になってた、方天戟使い2人のドリームマッチが実現。
花和尚の無念が痛いほど伝わってくる大往生に胸を打たれる17巻目。 -
まぐわいとは戦いである!お話し
-
2021.12.24
この巻では宋江の人間味が出ていて宋江を好きになりました。
あと二巻なのに今後どうなっちゃうの… -
4.3
一番好きだった人間が死んでしまった。梁山泊側の死ぬペースが早すぎる。どうするんだ今後。魯達がそうしたように第二世代に託すしかないのか。
あと二巻、どういう風に帰結するのだろう。お互いに削り合っていよいよ佳境、というかもう決着にまで近付いてるのかもしれない。時が経つのが早い。
もしかしたらサヨナラ逆転満塁ホームランがあるかも、…やっぱりないですか(-_-)
もしかしたらサヨナラ逆転満塁ホームランがあるかも、…やっぱりないですか(-_-)
魯智深の最期は壮絶でした。一生記憶に残ると思います。
そんなん聞いたら、だらだら読んでる場合じゃないじゃないですか!!!
ビックリマーク3つもつけちゃったじゃな...
そんなん聞いたら、だらだら読んでる場合じゃないじゃないですか!!!
ビックリマーク3つもつけちゃったじゃないですか!
早く次読まねば!