空からきた魚 (集英社文庫)

  • 集英社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087462708

感想・レビュー・書評

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  • 「日本語がお上手ですね〜」というのはよく聞く台詞だけど、彼はただ話せるというだけではなく、その文化に自分なりの解釈を持っていて、感性の血や骨となっている感じ。ある意味日本人より真剣に日本人で、日本人より日本語が上手。それを可能にした鋭い五感とニュートラルな立ち位置で感じたことを語るエッセイの数々は、ほんわか文体の中に時々ぴりっと鋭い考察が匂ってなんとも心地いい。

  • 米国出身の男が日本に居を構え生活する中で感じたこと、思った事をまとめ更にそのかたまりを集結させた本。
    日本人とは少し違った視点や考え方でこの国の人々や生活を眺める。本書を見る限り日本語はかなり自然で出来の良し悪しはわからないが日本語で俳句がかけるほどだ。

    暇な時、電車などで気になった章から読んでいる。

  • 2013.11.13
    心地良いエッセイ。

  • エッセイ集。

    思わず笑っちゃうような日常。
    外国人ならでは、なんてことも特になく、面白いな、って思ったことを面白おかしい言い回しでつづっている。
    この方、詩人だったりするので、ほんと言い回しがうまい。
    ちょこっと五七五も添えられていたり、楽しく読めます。

    軽く何か読みたいときにオススメ。

  • 全体的にほんわかした感じ。奥様への愛が素敵。

  • なんとなく江戸っ子な感じのする日本語の使い手、アーサー・ビナード氏のエッセイ。出てくる話題はアメリカ、イタリア、ニュージーランド、イラクなどなど多岐に渡るけれど、もともと詩人だからなのか、リズムのある一貫した語り口ですらすら読める。昆虫や植物に関するちょっとしたトリビアも満載。

  • この著者さん、日本人より日本になじんでいる…!この本自体、日本人が書いたとしか思えない。書いてあることは何気ない日常という感じ。でも著者の人生が垣間見れて、ほんまに色んなことに興味を持ってて、体験して、学んで…って、すごいなと思うことばっかり。またそれを詳細に覚えているのがすごい。賢いんだろうなぁ。いきなり日本に来たりイタリアに住んだりって、普通簡単にできない。日本に住めても、俳句を詠んだり習字を習ったりなんてなかなかやらないと思う。多趣味で、行動力ありありで、楽しそう。
    ちまちま読んでいたので結構な時間がかかった。(20100411)

  • 2008年3月16日購入。
    2008年7月27日読了。

  • 表紙が気に入って次にパラパラと
    めくったらいい感じだったので
    ゲットしてきました。

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著者プロフィール

詩人。1967年、米国ミシガン州に生まれる。高校時代から詩を書き、ニューヨーク州の大学で英米文学を学ぶ。卒論の際、日本語に出合い、魅了されて来日。日本語での詩作も始める。『釣り上げては』で中原中也賞、『日本語ぽこりぽこり』で講談社エッセイ賞を受賞。2022年春、宮沢賢治の英訳『やまなし Mountain Stream』を出版。

「2022年 『ハナミズキ A Hundred Years』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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