ローマから日本が見える (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.78
  • (48)
  • (80)
  • (70)
  • (8)
  • (3)
本棚登録 : 643
レビュー : 73
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087463477

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 資源も富もない、小さな都市国家ローマは「衆知を集める」という
    共和政の利点をフル活用することによって、地中海世界を制覇する。

    しかし、勝者となったローマも「制度疲労」だけは避けることができなかった。
    この危機を乗り越えるべく、不世出の指導者カエサルが採った帝国方式とは。

    国家盛衰の法則を探りつつ、今日の日本を考える著者渾身の一冊。

    **************************************


    うちは、この塩野七生という作家が大好き。
    この人を知るきっかけとなったのは「ローマ人の物語」を読んだ事。

    文庫本で何十冊も出てる中、途中で断念したけど、めっさオモローやった。
    このオモローな本を書いてるのが、塩野七生という作家。

    この人のおかげで、ローマの歴史に興味を持ち、
    カエサルが好きになり、歴代ローマ皇帝の個性あふれる人柄を知る事となった。

    この人の本は、ただただローマの歴史を淡々と伝えるのではなく、
    その時代のローマを今の日本に例えてみたり、書き手の想像・感想も組み込み、
    読んでると、その当時のローマの世界感が見えてくるような、
    自分がそこにいるような、そんな気にさせてくれる。

    もっともっとこの作家の本を読んで、いろんな角度からと自分の視点からも
    ローマを見れたら、更にオモローに読めるんやろうなと思った。

  • 2012/04/07読了

    ローマという嘗ての帝国がなぜ成立できたのか
    「他」という存在を受け入れ、共存できたのか。
    他者を受け入れるということ、政治や国の体制を知り、欠点を知り、そして政治を担うものが真摯であったということ
    今の日本を嘗ての地中海世界を制覇したローマという一つのシステムから批判的に見、そして比較してみる
    私たちに一体何が足りていないのか
    ソレを知るには、読んで知るしかないのだ。
    古い時代を知るということは、新しい時代を考察することと同義なのである。
    守ちゃんオススメの一冊。
    世界史を学んでいたら、きっと私が思っている8倍くらいは楽しめたんだろうなあ。ここも学の影響があるね。

  • すばらしきかなローマ。
    女なら、カエサルにクレオパトラでなくとも惚れろ。
    天才的リーダーたちに刮目せよ。
    人の一生80年、国の一生500年で考えて、今の日本は何をすべきか。
    ローマに学べ。少なくとも、自分の利権を守ることではなく、長期的視野をもつて、アウグストゥスのごとき信念を。

    他サイトより転載

  • 花組で公演予定だったアウグストゥス。
    コロナの影響でスケジュールが延期になってしまい公演予定が分からないけど予習として読み始めた本書。『教養としてのローマ史』を先に読んでいたので、時代の流れは問題なく。読んでの感想は、古代ローマめちゃめちゃ面白い。本当にアベンジャーズみたい。塩野さんが愛ある熱い筆にぐいぐい引き寄せられました。
    この後の時代についても塩野さんの書くもので読みたいので古代ローマ人の物語に今度は挑戦します。
    コロナで時代も政治も大きく揺らいでいる今、読めて良かった本です。奇しくも本日は都知事選でしたし。

  • ローマ人の物語』の前半復習用簡単なまとめてき一冊
    読み終えたら読み返す必要なし

  • ローマ人の物語の前半部分を俯瞰できるとともに、日本がどうなっていくのが良いのかを考えるきっかけを与えてくれる。一杯、メモってしまいました。

  • 塩野七生 「 ローマから日本が見える 」ローマの歴史を現代日本にどう活かすか を考えた本。ローマのリキニウス法と寛容精神に裏付けられた成長戦略は見事。

    著者の「人間を中心に歴史を見る文章」は 歴史と現実の距離を縮めてくれる

    ローマの成長戦略
    ローマ軍備拡大して勝利→敗者にローマ市民権→政治や納税の制度を近代化→さらに軍備拡大

    カエサル
    *寛容→敵を抹殺せず同化させてローマ市民権を与える
    *リビコン越え「ここを越えれば人間世界の悲惨。越えなければ我が身の破滅」

    ローマ史
    *勝者は最初から勝者だったのではない〜敗北を乗り越えてきたからこそ 勝ち残れた
    *組織のローマ→一人の天才に頼らず 衆知を集めて 地味でも堅実なコースを選ぶ=リキニウス法

    ノーブレスオブリージュ=エリートとしての責務→元老院

  • ローマ史について時間がない時に概略を掴むのに役立つ本です。

  • ローマを訪れ、フォロロマーノ、コロッセオに圧倒され、フィレンツェでルネサンスの建築、絵画に触れて、キリスト教以前のローマ帝国とは一体どんな国だったのだ、と興味がわき、夫が読んでいたこの本を拝借したが、想像以上に面白くどんどん読み進められる本だった。そして、ますますローマ帝国に興味をもった。

  • ローマ史から現代の日本の在り方や組織のリーダー論に繋がる知恵を学ぶ事が出来る一冊。

全73件中 1 - 10件を表示

塩野七生の作品

ローマから日本が見える (集英社文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする
×