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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784087463774
作品紹介・あらすじ
情念の世界が鮮やかに甦る文豪たちの心中譚
妻の元に、逃げた夫から待望の手紙が届く。その内容に従って妻は…川端康成「心中」。愛し合うツナと八郎兵衛は死を選んだが、男が生き残り…司馬遼太郎「村の心中」。他、心中小説の傑作六編。
感想・レビュー・書評
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「心中」なんて不幸に酔った人間のヒステリーが高じて自滅するだけのことだとタカをくくってました。バラエティに富む、というのも変ですが、書き手によってこれだけ色々な表現が出来るテーマだとは思いも寄らなかったです。二人の関係も様々だし、そこに至るまでの心理も様々。哀しいものもあれば激しいものもあり・・・。文豪と呼ばれる人達が書いてるんですからそりゃ単純なものじゃないですよね。巻末の対談がまた面白いです。こちらはごく客観的に「心中」という事象をみてるんですが、男性のロマンチックさと女性の現実主義は反映されるよね・・・と妙に納得。
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