いつもの朝に (下) (いつもの朝に) (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.80
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本棚登録 : 891
レビュー : 92
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087464146

作品紹介・あらすじ

優太は、父が残した手紙に書かれた"福田ヨシ"を訪ねる。その女性は、優太を待っていたと言い、父から預かったというノートをくれた。そこには、父親の恐るべき告白が書き記されており、三十年前に起きた凄惨な事件が浮かび上がる。あまりに残酷な出自を知った優太は、兄の桐人に助けを求めるが…。二転三転する事実に翻弄される兄弟の嫉妬と確執、親子の絆など深い家族愛が胸にせまる兄弟小説。

感想・レビュー・書評

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  • 三浦綾子の氷点を彷彿とさせる作品でした。

    上巻の終わりで、この先どう展開していくのだろう。後味悪かったら嫌だなぁ…
    と思っていたのですが、納得出来る締め括りでした。

    ただ、兄弟二人が葛藤している中、お母さんは達観していてアッサリしていた印象。
    まぁスポットは兄弟二人に当てられているからコレはコレでありですかね。

  • 最近恩田さんとか山田詠美さんとかの本を読んでいたせいか読み始めは「この人文章上手くないなー。同じ事をなんども繰り返すの不自然だな」とか思っていましたが読み進めるにつれて
    この人の作品は文章力で世界観を作るんじゃなくて、作品の細かな内容で世界観が作られてるんだなと考えなおしました。
    偉そうなこと言いましたが、結果的にすごく面白い作品でした。
    そして湊かなえさんの「夜行観覧車」を読んだ時にも思ったけれど、家族って本当にどうしようもないくらい家族なんですよね。
    そのつながりを越えられるものは何もない気がします。

  • 女性作家に多い気がするけど、名前に凝って中身が追いついてこないとか、凝りすぎた名前のせいで小説の世界になかなか入っていくことができないということがあると思う。この小説もそういう感じ。実際には名前も伏線として、重要な役割を担っているー寧ろ著者はそれを意図していたのだと思うのだけど、少し独りよがりな感もある。

    ただし下巻に入る頃には、人物の描き分けによって主人公と話の世界に徐々に引き込まれていったように思う。初めは到底理解できない登場人物の行動も、読み進めるに従い、同意とまではいかなくても、その行動にも一定の理解をできるようになった。

    しかし再読はしない種類の小説。

  • 設定などはとてもいいのですが、途中で先が読めてしまいました。
    ラストも想定内で、物足りない。
    救いがあるとは思うのですが、安易な感じがします。

    私は、どちらかと言えば
    「どうして…!」という感じのラストの方が好きなのですが、
    あとがきに「ホラーは現実だけでたくさん」とあったので、
    今邑さんご自身の個人的な思いがおありだったのでしょう。

    ひとつ気になったことは、
    母親のキャラに一貫性がないように感じたこと。
    あんな凄惨な過去を持ち、暗い絵を描く割には
    あっけんらかんと明るすぎる気がします。
    母親が一番ホラーです(苦笑)。

    あとは優太と兄の桐人の会話にも違和感が。
    あれでは、桐人が優太に不信感を抱いても仕方ないと思います。

    一気に読んだ割には、感情移入できないまま終わってしまいました。
    もっと面白くなるお話だと思うのに、もったいないな。

    アマゾンのレビューでは、けっこう高ポイントなので、
    きっと私がひねくれ者なのでしょう(苦笑)。

  • 優太の物語から桐人の物語へ。

    沙羅と千夏が優太について語り合うところが凄く好きです。
    「ニキチビを肴にしておしゃべりできたらいいね」なんて、話の流れで凄く感動してしまった。

    急にカッコ良くなる優太と、見事に堕天使になってしまった桐人の廃墟でのシーンも凄く好き。

    優太が選んだやり方は好きじゃないけど、優太も桐人も無事で良かった。

    吉村亮一がどう関わってくるんだろ?って最後まで読んでたんだけど、なるほど!そういうことか!と、彼はこういう役割だったのかと。

    何はともあれ優太が幸せになってくれて嬉しかった!

  • 一緒に暮らすと家族になれる気がする。血のつながりとか関係なく。遺伝子云々で言えば生みの親かもしれないけど、自分という人間が築かれたのは絶対的に育ての親のおかげなわけだし。そういう意味でとても良かった。
    いい家族じゃないか。とても温かさを感じた。

  • 読了日2013/04

  • 上巻に同じ

  • 差し迫ってきます!

  • どんどん読めた。

    とにかく面白かった。

    キリストの話も、まじえてなかなか良い

    最後は、綺麗に終わった

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