シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン(2) (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 2513
レビュー : 265
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087464245

作品紹介・あらすじ

東京、下町の老舗古本屋「東京バンドワゴン」。営む堀田家は今は珍しき8人の大家族。伝説ロッカー我南人60歳を筆頭にひと癖もふた癖もある堀田家の面々は、ご近所さんとともに、またまた、なぞの事件に巻き込まれる。赤ちゃん置き去り騒動、自分で売った本を1冊ずつ買い戻すおじさん、幽霊を見る小学生などなど…。さて、今回も「万事解決」となるか?ホームドラマ小説の決定版、第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 堀田家の営む古本屋"東京バンドワゴン"は
    東京の下町にあり、三代続く老舗。
    さて。その大家族を取り巻くこの一年の日常は...??

    笑いあり、涙ありのアットホームな堀田家の暮らしぶりは
    今日も相変わらずね♪といったところでしょうか。^^

    今回のお話で、個性がキラリと光っていたのは
    28歳の若きエリート・IT企業の藤島社長。
    なかなか紳士的で人柄よくて....♪
    この先がとても気になる人物に出会えた気がして嬉しいです。^^

    こちらのシリーズは「春」「夏」「秋」「冬」と
    四季に合わせて一年分のお話が4篇で構成されていますが
    シリーズの2は、1で終わっていた「冬」からの始まり。
    前作からのお話がそのまま自然と続くように繋がっています。

    早くも新しい家族が増えて
    ますます楽しみな「東京バンドワゴン」です。

  • 東京バンドワゴンシリーズ、随分前に一冊目を読んで後は積読してあったが、やっと二冊目を読むことができた。
    相変わらず穏やかで賑やかで幸せに満ち溢れた堀田家。気恥ずかしいくらいLOVEが詰まった内容だった。大所帯が更に人数が増え、次回も小さい事件が起こりつつも幸せに暮らしていくのだろう。なかなか和むアットホームな物語。

  • 「東京バンドワゴン」シリーズ第2弾。
    堀田家の面々とご近所さんが繰り広げる日々の出来事に笑顔と涙を添えて・・・。

    冬にはカフェに置き去りにされた赤ちゃん
    春にはIT企業の若きイケメン社長、藤島さんの秘密
    夏には小学生のおばけ騒動
    秋には藍子とマードックさんの2人展
    を中心にあれこれ問題が持ち込まれて。

    登場する人物たちが気さくで、親切で、愛すべき人たちであることは間違いない。
    一家の長として家族の中心にいる勘一さんは、ますます元気で、一言一言が経験からくる重さを放っている。
    勘一さんが幽霊騒動の小学生・光輝くんに言った言葉。

    「男の子はよ、やせ我慢ってものをしなきゃならねぇんだ。どんなに淋しくてもよ、辛くてもよ、自分一人で頑張るんだっていうやせ我慢ってやつをよ」(P240)

    ちょっと我慢が足りない日常を送っていた私は、耳が痛かった。

    また、飛行機の時間にもう間に合わないとあきらめかけた藍子の元に駆けつけて、空港まで送っていくとさらりと言う藤島さんがとにかくかっこいい!!
    ハンサムでお金持ちで何をするにもスマートで、人あたりもよくて誠実で茶目っ気もあり、非の打ちどころがない。
    ところが、その藤島さんを差し向けたのが小学生の研人くんで藤島さんにこう言ったそう。

    「一大事だからポルシェをかっ飛ばして今すぐ来いって。男の心意気を見せるチャンスだぞってね」(P307)

    研人くんの今後の成長が楽しみ!
    女性陣もステキなんだけど、今回は男性たちの魅力的な言動がとても印象に残る。そんな中にあって、長男の紺も安定した魅力を放ちストーリー全体を引き締めていると思った。

    もちろん、我南人さんの「LOVEだねぇ」も健在。
    ときおり心の中で私も呟いてみる。

    シリーズはまだまだ続く。ゆっくりと読んでいきたい。
    書店員さんによる解説も本に対する愛情に満ちていて素敵だった。

  • 新世代サザエさんともいえる、東京バンドワゴンシリーズの第二弾。何てことのないご都合主義なエンタメストーリーだが、その中に、新しい家族の形、共生コミュニティの形が提示されている。血ではなく、互いの信頼や想いを基礎にした生活の形。

  • 1日1冊ペースで読めてしまう、ひじょうに軽い作品。
    詳細は1巻に譲るが、2巻まで読んで、きちんと1年分、物語が進むんだというのにはちょっと驚いた。

     1巻で、孫の代の「青」が嫁をもらうところまで進んだ。実の母の存在も結婚式騒動のなか判明する。また、家族の中のシングル―マザー藍子、その子花陽の父親の存在も判明。思わぬ人間関係もそこにあったりと、ほとんど相関図的な謎は解けていった。
     著者は1巻を書き下ろすにあたり、シリーズものと想定していなかったらしいが(とは言うが、あわよくば、くらいは考えてはいたろう)、2巻以降はどうなるのかと思ったが、子供が生まれ(曾孫世代)、戦後の家族関係が明るみに出て来るなど、まだまだネタは枯渇していなさそうだ。

     公式サイトにある著者インタビュー;
    「このシリーズを堀田家サーガとして、あと30年でも書き続けたい思いはあります。面白い仕掛けをたくさん用意しますので、10周年以降の堀田家にも、どうぞ乞うご期待、よろしくお願いします(笑)。」

     ということで、また気が向いたら3巻も手にしてみよう。

  • シリーズ第2段。
    安定の面白さ。今後、ゆっくりと既刊を追ってゆくことになるのは間違いなし。

    どうやら一冊に1年ずつ時が流れているらしい。ちびっ子達の成長と、孫たち(青、紺の世代)の人間模様の推移が楽しみ。

    既刊を全て読み終えたら、連ドラ版をレンタルしよう♪

    ★4つ、8ポイント。
    2017.06.11.古。

    ※映像は一度も観たこと無いのに、Wikipediaでちらりとだけ見かけてしまった影響で、“すずみ”のビジュアルが多部未華子さんに固定されてしまい、どうしても抜けない・・・。

  • 小路幸也著「シー・ラブズ・ユー東京バンドワゴン(2)」
    シリーズ二作目。古書店「東京バンドワゴン」3代目店主貫一を筆頭にその家族と店に集まる人々に起きる身近な事件をラブ(愛)が解決してゆく。
    大家族が固い絆で結ばれながらもそれぞれの人生を主張し、尊重して日々を送り、集まりくる人々とも心をかよわせそれぞれの問題を愛の導く方向で解決してゆく。
    そんな現実ではなかなか難しい事をこの小説では叶えてくれる。
    まさにテレビのホームドラマ的な暖かい作品。これは私としては褒め言葉。

  • 東京、下町の老舗古本屋「東京バンドワゴン」。営む堀田家は今や珍しき8人の大家族。伝説ロッカー我南人60歳を筆頭にひと癖もふた癖もある堀田家の面々は、ご近所さんとともに、またまた、なぞの事件に巻き込まれる。赤ちゃん置き去り騒動、自分で売った本を1冊ずつ買い戻すおじさん、幽霊を見る小学生などなど・・・。さて、今回も「万事解決」となるか?ホームドラマ小説の決定版、第2弾!(背表紙より)

    変わらずあったかい堀田家。今回は赤ちゃんが二人も誕生してますますにぎやかです。平和な気持ちになりますね。

  • 東京バンドワゴンの2冊目
    堀田家の人々はおもしろい。
    悪い人が出てこない本は、疲れた時に読むと心地よいですね。

  • ドラマ化されて堀田家が懐かしくなったのでシリーズ二作目突入。ただ単に幸せな家庭、っていうのじゃなく、それぞれが複雑な事情を抱えながらも、家族みんなでそれを受け止めてくれる、その懐の深さが魅力です。

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著者プロフィール

小路幸也
1961年、北海道生まれ。2003年、『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』でメフィスト賞を受賞しデビュー。「東京バンドワゴン」シリーズをはじめ著作多数。近著に『マイ・ディア・ポリスマン』『猫ヲ捜ス夢 蘆野原偲郷』『花歌は、うたう』などがある。魅力的な登場人物と温かな筆致で、読者からの熱い支持を得ている。

「2019年 『あの日に帰りたい 駐在日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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