終末のフール (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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レビュー : 2069
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087464436

感想・レビュー・書評

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  • 取り敢えず、世界が滅亡するなら、そんなに早く発表しないで欲しい 笑
    一週間前とかにならないかな?
    でも、そんな究極の世界で、伊坂ワールドの方々は、動揺しながら比較的のんびりと生きていて、やっぱり好きだなぁと思いました。
    故に、やっぱり嘘でした〜は、ありなんじゃないかと思ったり…。

  • なぜ終わりがないと見えてこないものがあるのか。
    なぜ続かないと突きつけられると自暴自棄になるのか。
    世界の終末は、わたしたちを丸見えにさせてしまう。時間って、フィルターなのかも。

  • 世界の終わりを見たい。世界と共に命を終えたい。きっと叶わない気がしているけれど。
    たとえ見られなかったとしても、いつか私の時間に終わりは来る。それはきっと突然に。終わりはいつも、少し寂しい。

    限られた時間の中で、私はできるだけ愉しく生きたい。私たちが生きている間にできることは、生きることだけだから。
    この作品を読んで、思った。

  • いつまた、大災害が起こってもおかしくない今、8年後に小惑星が衝突すると告げられても、案外淡々と受け止めて前向きに生きようとする人が本書の刊行当時よりは増えているのではないかと思う。
    いざとなるとそうもいかないのかな。
    でも、覚悟は必要だと思う。

    苗場さん、美智ちゃん、二ノ宮さんが素敵だな、と思った。

    『演劇のオール』の終盤で、うるっときた。
    そして、引退した俳優のインタビューで笑った。

  • あと3年で世界が終わるというどうしようもない状況の中で、相も変わらず煩悩を捨てきれない人間のシュールさや、じたばたと生きる決意を見せる泥臭い力強さに、得も言われぬ愛着のようなものを感じる。短編ということもあってずどんと胸を撃ち抜かれる衝撃はないが、じんわりと心に沁みる感じ。

  • あと8年で世界が終わる。
    きっとわたしは、喜ぶと思う。
    みんなで一緒に死ねるなんて、そんな幸せなことはないだろうと思う。
    だから自分だけでも生きようとする人達が理解できなかった。
    わたしは彼ら程、自分を大事に思えてないのかもしれない。

  • 『8年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから5年が過ぎた頃』が舞台。
    残り3年を生きる人々の生活を描く連作短篇集。
    「演劇のオール」のラストのつながる感じが伊坂作品っぽくて好き。
    「籠城のビール」と「太陽のシール」も好きだなー。
    「太陽のシール」の最後のほう『それならオセロを二組に分かれて、できるじゃないか』ってセリフがいい。

  • 隕石が地球に落ちて世界が終わるらしい。リミットは三年。そんな中で生きる人々がそれぞれ興味深い。自分だったらどうするかな。セクションごとの表題も捻りがあっておもしろい。結局最後は伊坂さん的にはどうなるんでしょうか?

  • 初めて読んだ、伊坂幸太郎の小説。
    一番好きな、伊坂幸太郎の小説。

    あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?(引用)

  • 3年後に小惑星が衝突して人類が全滅するという状況での様々な人間模様。当初のパニックはおさまり、世情は平穏に見える中でのそれぞれの心情や出来事が語られる。各物語に、他の物語の登場人物が絡んできたり様子が語られるのもおもしろい。
    引きこもって本を読んでいた子が、新たな目的を見つけにいろんな人をめぐる「冬眠のガール」、子供やおばあちゃんなどに関わり役割を演じていたのがという「演劇のオール」などがおもしろかった。
    最後の「深海のポール」で語られる「じたばたして、足掻いて、もがいて。生き残るのってそういうのだよ、きっとさ」というセリフが印象に残った。地球が破滅しなくても、生きるってそういうことで、この本のどの物語でも語られているように何かしらで人同士繋がっていくのだろう。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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