終末のフール (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.61
  • (1507)
  • (3081)
  • (3298)
  • (621)
  • (122)
本棚登録 : 25410
レビュー : 2070
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087464436

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • あと数年で地球が滅んでしまうことが分かったら。
    その混乱が小休止した頃の、仙台のある団地の住人達それぞれの話が展開されているオムニバス形式の本。

    それぞれの「幸せ」の形が描かれていて、自分にとっての幸せってなんなのだろうと思わず考えてしまった。

    いちばん好きなのは「冬眠のガール」。
    この主人公のように、マイペースにのんびりと、でも芯を強く持って生きていければ素敵だなあと思う。

  • 2012.5.23 読了

    2回目の読了。
    Twitterの伊坂幸太郎名言を見て、もう一回ちゃんと読もうと本棚から引っ張り出してきた。

    2回目は1回目よりも感じるものが多かった。Twitterの名言をひとつひとつ確認しながら、新たな名言も見つけて。

    個人的に好きなのは、太陽のシール、天体のヨール、演劇のオール、深海のポール。

    深海のポールは一番好き。
    「自殺しちゃいけない理由なんて、知らねえよ、ばーか。」
    「死に物狂いで生きるのは、権利じゃなくて、義務だ。」
    「頑張って、とにかく、生きろ。」

    死に物狂いで生き残る。人間らしいなと。

  • 8年後に世界が滅亡する。終末に向かう人々はどんな行動にでて、どんなことを考えるのか。
    仙台の「ヒルズタウン」に住む面々が描かれる。人の脆さと残酷さ、追い込まれたら何でもしそうだと読みながら思った。自分だったら、どんなことするかなと考えもした。体を動かすこと、希望を持つこと、前向きになるためのキーワードも所々に書かれていて作者の温かみを感じた。

  • どの話もよかった。
    特に好きなのは「演劇のオール」と「太陽のシール」。

    人の、日常には愛情や希望があふれている。
    その事を再確認できて、読んだあと温かい気持ちになりました。

    絶望的な状況を描いてるのに、そう感じさせるってすごい事です。

    図書館で借りて読んだけど、買うかもしれません。

  • 奇抜な設定だが、もしかしたらあるかもしれないと感じるのが不思議。さすが伊坂さん。

    人の醜さや汚さをリアルに描いているのに、1つ1つの話はどこか希望のある終わり方になっている。心温まる。ほっこり。こんな終末だったらいいなーと思ってしまう。

    短編だがそれぞれがちょっとずつつながっていて面白い。

  • 世界の終わりをこんなにほのぼのと描けるんだー。

    • kyumix2さん
      私も、こんなふうにほのぼのと最期を迎えたい。
      私も、こんなふうにほのぼのと最期を迎えたい。
      2011/12/05
  • 『8年後に隕石衝突で地球が滅びます』
    と、公表された5年後、一通りのパニックや犯罪を経験し尽くし、
    落ち着きを見せていた世界の、仙台のとある団地で暮らす人たちの群像劇。

    今、再読したら間違いなく以前とは違う感想を持つと思う、3.11から半年経った日本に住む私。

    「世界中の人が余命3年」の状態で、妊娠したらどうするかね?

  • 「じたばたして、足掻いて、もがいて。生き残るってのはそういうのだよ、きっとさ」

    伊坂さんの描く人物はみんながみんな素敵で、好きで。
    伊坂さんの人柄なんだろうな、とも思いつつ うっとりする。

    生きるってことはがむしゃらだ、本当にそう思う。

    生きることは、必死なんです、本当に。

  • 簡単に言うと、
    「3年後に死ぬとわかっていたら、あなたはどう生きますか?」

    というような内容。

    普段は、何気に生きているけど、実際に死を間近にすると残りの人生何をしていきるだろうか。。。

    そんなことを考えさせられました。

    一番好きなのは、冬眠のガールにでてくる、美智。
    かわいらしい。

    印象的だったのは、

    新しいことをはじめるには、3人の人に会いなさい。
    ①尊敬している人②自分には理解できない人③これから会う新しい人

  • 人間の「弱さ、脆さ」を前提に、優しさ(強さ)、暖かさを感じさせてくれる作品でした。

    僕は好きです。

全2070件中 81 - 90件を表示

著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

終末のフール (集英社文庫)のその他の作品

終末のフール 単行本 終末のフール 伊坂幸太郎
終末のフール (集英社文庫) Kindle版 終末のフール (集英社文庫) 伊坂幸太郎

伊坂幸太郎の作品

ツイートする