終末のフール (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 25402
レビュー : 2070
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087464436

感想・レビュー・書評

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  • 伊坂ワールドの恒例の短編集であった。もう少し短編ごとのつながりがあるのかと思った(あまり理解できていなかっただけかもしれない)。もう一度すぐに読んだら面白いかも、もしくは映像化するとか。

  • 2018/1/20-1/25
    最近身近に「死」が多くあり、どうやって生きて行くか、と考えていた時に出会った本。短編集だが、そこかしこに別の主人公が出てくるところが伊坂ワールド。
    1番大事な人を亡くすのは本当に悲しいよね。そこからまた新たに大事な人を見つけて、「生きることが義務」と生きていける自信は、今の自分では答えられない。
    そこまで練りこまれていないのか、自分が合わなかっただけなのか、あまり引き込まれず、読むのに時間がかかってしまった。

  • 「8年後に小惑星が地球に衝突する」という衝撃のニュースから5年が経過した。人類滅亡まであと3年、残された時間に何を考え、誰と、どう生きるか。

    設定が非現実的過ぎて、個人的に好みではなかった。本筋とは直接関係ないが、ニュース発表直後の異常な混乱(窃盗、破壊、暴行、殺人、自殺、心中等)があまりに当然のようにサラリと書かれていたのにも違和感。どの登場人物もいまいち現実味に欠けていて、そんな(そんなことしそうな)人、周りにいる?と言いたくなった。(もし普通の人がニュースを境に変貌したなら、むしろそこを描いて欲しかった。)テーマ自体は面白そうなだけに残念。

  • 演劇のオールがよかった。自分ならどうかと当然考えたけど案外悪くないかなと。もちろん暴動なんかは嫌だし怖い、やりたいこともたくさんあるけど最後の時を大事な人とゆっくり迎えるのも悪くないかな、なんて。

  • ブックオフ行き

  • 地球があと3年で終わると告知された世界。混乱が一通り終わった一時の停滞期を舞台につむがれる短編集。

    「次の目標:恋人を見つける」
    滅びがわかっている物語は美しい。

  • もっと絶望的かと思った。リアルじゃないのかなぁ。

  • 「3年後に世界が終わるとしたら?」
    自分だったらどうするだろう?と考えさせられる作品でした。やりたいことは全部やりたいですね、とりあえず。

  • 冒頭の終末のフールはなかなかよかったけど、籠城のビールあたりから血なまぐさくなり、天体のヨールはもう完全に胸くそ死ネタで、演劇のオールで少しもちなおしたかなと思いきや、最終話深海のオールで、本書が「何も解決しません」系の小説だと判明した。で結局小惑星は落ちたの落ちなかったの?この人たち死んだの死ななかったの?!という疑問は何も解決されない。こういう系統の小説だと最初から分かっていたら読まなかったのになあ・・・・・。

  • 伊坂氏の作品なので、各章の登場人物が後半一気に絡んでくるのかと思ったら、本当に短編集だったので拍子抜けした。(各物語で少しずつ絡みはあるけど)
    ただ、世界観の構築はさすがの一言。『終末』を目の前にした人々の混乱からの諦め(小康状態)に到達した世界(街)の描写が本当にリアルだと思った。
    そこから、逃げようのない本当の『終末』を目前にした人々がどのようになるのか、各物語を通じて、色々と考えさせられ、想像力を刺激されるので、やはり伊坂氏の卓越した力量に感服です。

著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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