マルコの夢 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 226
レビュー : 49
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087464764

作品紹介・あらすじ

大学を出たが就職の決まらない一馬。姉に呼ばれてパリに渡り、ふとしたことから三つ星レストランでキノコの管理を任される。ある日オーナーから、店の名物料理に使う「マルコ」という日本原産のキノコの買い付けを命じられた。パリではこの店だけで食べられる極上のものだ。早速日本に飛んだ一馬だったが、思いもよらない事実を知ることに-。魅惑のキノコをめぐる、奇想天外な物語。

感想・レビュー・書評

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  • 不思議な物語。
    出てくるキャラが独特で風変わり。
    でもそれが作品の雰囲気にあっていて、とても良いです。
    キノコにとりつかれたようになった一馬がそれはそれで幸せそうだったりして、そういうのも良いかと思えてくる。

  • 庭劇団ペニノの「大きなトランクの中の箱」を思い出しました。キノコが巨大つながり。

  • お腹が空く話。

  • キノコと青年・・・。
    人生に翻弄されながら、次第に自分の置かれた運命に・・・

  • 不思議な内容だった…

  • 読みやすい。
    不気味な自分を支配するなにかしらを知ったところで、多少の戸惑いや怒りを感じつつも、共生できる。
    答えを出さないまま生きる日本人のあやふやさとその力強さ、と言ったら言い過ぎかな。そうして生きられるのは、何よりうまいから、という食感と、仕事がほしいという生活中心的な価値基準。すてきな俗物としての面。呪いも忘れてしまえば呪いで無い。
    河童で芥川龍之介が言っていた生活教が最近の気になるキーワード。

  • 現実に則した話かと思ったらメルヘンだった。ふわふわした読後感が気持ちいい。

  • 前半は流されて生きてきた主人公が自分の生き甲斐を見つけていく、ありがちな展開かと思って読んでましたが、とんでもない展開でした。作者の投げやりかとも思える話の成り行きが面白かったです。

  • 生きるのは自分で、感じるのも自分。だったら、見え方なんて何だっていいじゃないか。人生の途中でイキイキとできるなら、それで十分だ。そんな風に感じる本でした。

  • 159


    「直筆って、すごいんだ。書かれた文字にはそのひとの魂がこもっているんだ。そのひとの歴史なんだ。過去、現在、未来のすべてがそこにあるんだ」





    でも、料理長が言ったのだ。フランスにいるからには、フランスで採れたものを食べることだ。そうしてはじめて、その土地のことがわかる。





    *・*・*・*・
    なにこれ。すごい。意味がわからない。面白い。
    就職が決まらず、パリにいる姉の仕事を手伝いに行ったら三ツ星レストランにスカウトされた。そこまでのたんたんとした感じがとても面白くて読んでいたら、日本に飛んだあたりからどうもおかしい。トントン拍子で、主人公がキノコに早変わり。彼の人生、もっというと祖先、そしてキノコを食べたひとたち、みんなキノコに支配されてた。ぐわん。メヒコに不思議なキノコがあるらしいんだけど、それを小説にしたらこんな感じになるんじゃないかなって思った。おもしろかった。ぐわん。ぐわん。

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著者プロフィール

直木賞を受賞した恋愛文学の旗手から、早熟の天才少女作家まで。いま、もっとも切実な恋を描く6人の女性。

「2008年 『コイノカオリ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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