ハニー ビター ハニー (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 2260
レビュー : 296
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087464900

感想・レビュー・書評

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  • 新作『誕生日のできごと』を読んだら、前作を読み返したくなり。/「全然わからないし、多分、永久にわかることなんてできない」「でもそんなの、当然だと思う。俺と真澄は、違う人なんだから。だけど、わかりたいし、わかり合いたいって思ってるし、本当に好きだよ。そういうことのほうが、大事なんじゃないのかな」(『ねじれの位置』)/「……なんでも許せるなんて、恋していないからなんだろうね」「でも、全部許せるなら、愛だよ」(『ドライブ日和』)2010-12-10再読)

  • 殺伐としている日々を送っていると、急に恋の話が読みたくなる時がある。本棚からカトチエさんの本をひっぱり出して読む。

    甘くなく胸がキリリといたんでギュッとしめつけられそうな、苦く苦しい恋の話しと甘くてキュンンとくる話がつめこまれています。ビターな恋が多めなので『ビターハニービター』の方がいいんじゃない?とか思ったけど、生地クリーム生地でクリームがメインなので、苦さが引き立つように『ハニービターハニー』なんだろうなぁ…と、読んでいる途中でそう感じた。「甘く響く」の二人の会話が甘くて、読んでいて溶けそうになってしまった。それでいて他の話が辛かったりするから、ついまた読んでしまう。「ねじれの位置」が好き。解説は島本理生さん。

    2018年積読本消化36冊目 

  • 切なくて甘くて辛い短編集でした。
    そのあとどうしたんだろう!?と思うものもありました。

    カトチエさんの短編集もっと読みたくなりました。

    あと表紙が可愛くて好きです。

    『スリップ』と『甘く響く』が特に好きです。
    『甘く響く』だけちょっとテイストが違う感じです。

  • 完全に表紙買いではあったけど、良かった。昔流行った携帯小説感覚で読めた。

    恋愛の甘苦さをテーマにした短編集で、どれも甘苦いのは確かなんだけど、ほとんどの話が苦い要素=男の浮気になっている気がした。別れや失恋、カップルの試練って浮気以外にももっと色んな要素があると思うけどなぁ……何なら女だって浮気する人は浮気するし。

    個人的に「ねじれの位置」が一番好き。個人的にこの話を最後に持ってきて欲しかったなぁと思ったくらい。ねじれの位置って確かに絶対交わることないし、おんなじ人間なんていないから分かり合えるのは簡単にはいかないなっていうことが感じられて良かった。

  • そんなバカな話があるか!
    親友の彼氏と付き合うなんて、そんな裏切りが許されるわけがない。「好きになってしまったのだから仕方がない」なんて、「殺したくなったのだから殺しても仕方ない」みたい。「彼女がいてもいいから付き合って」ってこっちはよくないよ!どんだけ自己中だよ!自分が一番かわいいからって、自分をかわいそがってるだけじゃないか。
    などなど、三角関係の短編集。
    短篇過ぎて「こっからだろ!」っていうのも何個かあった。
    表紙がかわいくて、しかもポストカードつきという特典につられて低下で買ってしまったが、それがなければ多少の後悔があっただろう。

  • 読了

  • 2017.5.15読了 52冊目

  • 恋愛の気持ちが動いていく部分を切り取った短編集。味のしなくなったガムや羊羮、タルトにアイスクリームと食べ物とその時の感情がキレイに結び付いた表現。作品に出てくる男いい人ばかりではないけど離れられないんだろうな。

  • 情景や感情の描写が細やかで綺麗。
    短くて軽いのに、胸の奥でじくじくと重く気怠い感情を引き起こす作品達。
    個人的には、唐突な終始は印象的な場面だけを切り取っているようでより共感しやすかったり、終わり方もどれもどうとでも転がりそうな脆さがあって良かった。

    こってりとした痺れるような甘さも、じわじわ漏れ出すのを噛みしめるしかない苦さも、許せない行動の相手も、脱力しか無い自分も、はっきりしないずるさも、甘えもあーー恋愛には付き物だよなあと。

  • 20160829

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著者プロフィール

1983年、旭川市生まれ。2001年、歌集『ハッピーアイスクリーム』で、高校生の時にデビュー。現在、小説・短歌・漫画原作ほか、幅広い分野で活躍。著書に『ハニー ビター ハニー』『あかねさす』など。

「2019年 『ラジオラジオラジオ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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