ハニー ビター ハニー (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 2986
感想 : 320
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087464900

感想・レビュー・書評

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  • 甘く、苦く、そして甘い恋のお話が9編の短編集。
    1編20ページほどで、毎朝通学電車の中で1編〜2編読み進めたが、どのお話も悲しく、寂しく、儚かった。
    続きを想像させるような、余韻を残した終わり方が、いい味を出していた。
    10年以上前の本だけど、今出会えて良かった。

  • 北海道出身の作家さん
    9篇も短編が入っているのに
    いわゆるハッピーエンドは一つだけ
    残りは上手くいかない恋たち
    タイトルと、それに呼応したスイーツや食べ物が印象的
    ちょっと辛い気持ちになる
    ちょうどナンバガ聞いてた時に透明少女が出てきた時は驚いた

  • 5/10.
    色んな人は色んな恋をして、失恋をして、人生を送るんだな。切ない気分になる。短編苦手だけどお菓子関連はよかった。

  • 大好きです

  • 短編もいいけれど、全てに共通してもう少し続きの物語を描いてほしいと、物足りなさを感じる。余韻をもたせて綺麗に終わるのもなんだかむず痒い。メインもデザートもない食事をした気分。きっと本が好きな人ではなく、恋愛が好きな人が好む本。

  • 記録

  • 久しぶりのラブストーリー。切ないけれど、なんか好き。

  • つまらない。

    著者の方に当然の敬意は払った上で、
    どうしてもつまらない。おもしろくない。
    強いて甘く響くが好きだが、それならそれだけいい。
    つまるところ、私はアホみたいなハッピーが好きだ。

    携帯電話が普及したてのこの頃、
    こういう恋愛はまだ珍しかったのか?
    今溢れる歪な浮気・不倫は、手段がなくて表立っていなかっただけで水面下にこうして蔓延っていたのか?
    これが流行ったのは、時代背景も大きいと思う。

    だがその短編を読んだとて、いい気持ちにはならない。
    皆何を求めて読むのだろう?
    共感?優越感?異なる世界への好奇心?

    私は好奇心だけど不可抗力で感情移入してしまうから、
    あまりいい読み手ではないのかもしれない。
    そしてそろそろ「じゃあ読むなよ笑」に
    落ち着くのかもしれない。

  • 27歳には色んな意味でしょっぱいです。

  • 恋愛にまつわる短編集。

    恋愛ほど心が乱高下するものはないと思う。両思いと分かったとき、浮気がバレたとき、どきどきが詰まっている。
    恋愛経験が少ない私でも楽しめた。

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著者プロフィール

1983年、北海道生まれ。歌人・小説家。立教大学文学部日本文学科卒業。2001年、短歌集『ハッピーアイスクリーム』で高校生歌人としてデビュー。2009年、『ハニー ビター ハニー』で小説家としてデビュー。その他、詩やエッセイなど様々な分野で活躍。著書に『あかねさす――新古今恋物語』『真夜中の果物』『こぼれ落ちて季節は』『この街でわたしたちは』『消えていく日に』『そして旅にいる』『マッチング!』などがある。

「2023年 『この場所であなたの名前を呼んだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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