最低で最高の本屋 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 985
レビュー : 88
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087464917

感想・レビュー・書評

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  • 松浦弥太郎版「就職しないで生きるには」。就職せずして個人で仕事をしていく方法。
    松浦さんといえば「暮らしの手帖」編集長で古本屋さんをやっている文化人、っていうイメージが先行しているから、学歴も高い人かと思っていた。高校中退ということをこの本で知ってびっくり。
    でも、そういうレールの敷かれた道を歩いてきたんじゃないからこそ、視野が広かったり他人と違う視点をお持ちなんだろうなあと納得もする。簡単じゃないよね。

    「本当のことってなんだろう」と葛藤する思春期のことも書かれている。私も高校生ぐらいのときは多数決で決められた「正しさ」とか「当たり前」にうんざりしてたな。反骨精神、というものなんだろう。思春期の中で養った反骨精神が、それからの人生で必要になる自分自身の価値基準を形成するのに大切になっていくものだと思う。
    道徳的な「正しさ」ではない、自分自身との戦いから学び、勝ち取った「正しさ」が底流に流れているからこそ松浦さん自身の輪郭がはっきりと見えてくる。
    古いものの価値を知っていて、本が好き、という時点で私にはとても好ましい人物に映るのだけど、それだけじゃない人間力を兼ね備えている人。

    人間としての幅の広さは、ニューヨークの道端で本を売っていたときから培われていたという。地をなめるようなつらさもあったはずなのに、「自分が一番楽しかったころ」として振り返っている。
    働くって、単に楽しい、楽しくない、つらい、つらくない、のどれでもなくて、むしろそのすべてをひっくるめたところにその本質があるんだと思う。働くことの原点にいつでも立ち返れる人。そういう人こそプロフェッショナルと呼ばれるんだと思う。

  • 著者のことを知っていれば、また違った感想をもつのだろうけど、
    私は著者のことを何も知らない。
    「暮しの手帖」という雑誌?は知ってるけど、コンセプトも中身も知らない。
    ましてや、著者がやっていた古本屋の名前すら聞いたことがない。
    だから、響くものがあまりなかった。
    (なんとなく時間に追われながら読んでいたというのも少なからずあると思うが)

  • 仕事に対する考え方など思想や人生観的な部分は、共感できる部分もありましたが、途中途中にある経験談や旅行記的な部分(しかも結構なボリューム^^;)で、ちょっと食傷気味に。。。
    ところどころ飛ばして読みましたが、最後までハマりきれませんでした。
    デザイン系の話もところどころ出てくるので、デザインに興味がある方には参考になるかもです。

  • 就職しない生き方、人生の目的は成長すること、ということには共感できたが、大半は旅行雑記で面白くない。雑記でも心の動きがもっとあれば共感などでき楽しいが、どの町に何がありどうしたという文が続き退屈。

  • 「場所はいつも旅先だった」の後に続けて読んだ。いっきに読んだからか読み疲れてすまった。パリ、台湾、中目黒の章は読み残しているので、後で読みたい。

著者プロフィール

「くらしのきほん」編集主幹、COW BOOKS主宰

「2020年 『おとなのまんなか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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