そうだったのか! 中国 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087465457

感想・レビュー・書評

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  • [読んだ理由]==================
    中国の近現代史をあまりに知らないので、一度ひと通り勉強したいと思っていたので。


    [読んだ後の感想]==============
    400ページ以上あって長いけど、一旦読み始めるとスイスイ読んでいける。事実だけを淡々と説明していくのではなく、その事実が起こった背景や、そこから読み取れる中国の特徴などの解説が必要十分に散りばめられていて、躓くことなく腑に落ちていく。池上彰はやっぱりすごい。
    20世紀のわずか百年の間に、如何に色々なことが中国で起こっていたのかを知ったことで、現代中国の行動の理由も少しは理解できるようになった気も、する。

    [読書録]======================

    ■共産党の発足
    1912:辛亥革命
    1917:ロシア革命
    1921:共産党第一回大会

    ■清朝の崩壊
    1924:第一次国共合作
    1928:国民党による中華民国の成立

    ■国民党との闘争
    1934:長征(~1935)
    1936:第二次国共合作(⇒日清戦争)
    1943:毛沢東が党主席に就任
    1949:国共内戦の終結、中華人民共和国の成立

    ■毛沢東の権力掌握
    1949:「三反」「五反」による共産党主導の確立
    「向ソ一辺倒」宣言
    50代:農業の集団化(互助組⇒合作社
    1957:百花斉放・百家争鳴と、反右派闘争

    ■毛沢東の政策(国内
    1558:大躍進政策
    農業の集団化(合作社⇒人民公社
    彭徳懐の失脚
    1959:劉少奇が国家主席に
    1966:文化大革命による毛沢東の巻き返し
    造反有理
    劉少奇、鄧小平の失脚
    1969:劉少奇死去
    1976:周恩来死去⇒四五天安門事件
    毛沢東死去⇒華国鋒が後継、四人組の逮捕

    ■毛沢東後の中国
    1978:百花斉放(開放)と、4つの基本原則(締め付け)
    1979:鄧小平の復活
    経済特区の設立
    1981:文化大革命の総括
    1984:人民公社制度の終結
    1989:趙紫陽の失脚、六四天安門事件
    江沢民が総書記に就任。鄧小平は引退宣言

    ■毛沢東の政策(チベット
    1950:人民解放軍によるチベット解放宣言
    1951:チベットを中国に併合(十七条協定
    1959:ダライ・ラマ、インドに亡命
    1962:中国、インドに侵攻
    1980:胡耀邦による過去の対チベット政策の自己批判
    1989:胡錦濤によるチベット戒厳令の発令

    ■鄧小平の政策
    1981:鄧小平による文化大革命の総括
    1989:六四天安門事件

    ■台湾
    1895:日清戦争後の下関条約で、日本が中国から台湾を奪う
    植民地政策による軋轢と、産業発展
    1945:第二次大戦後、台湾が中国に復帰
    1949:国民党が台湾に流れ込む⇒台湾人との対立、虐殺
    1950:朝鮮戦争⇒中国が台湾問題に注力できない状況が続く
    1971:中華民国が国連から脱退
    1975:蒋介石死去
    1978:蒋経国が総統に就任
    1986:民進党(初の野党)の設立
    1988:蒋経国死去、李登輝が総統に就任
    1996:初の直接選挙により、李登輝が総統に再選
    2000:陳水扁@民進党、が総統に当選
    2008:馬英九@国民党、が総統に就任

    ■ソ連
    1956:スターリン批判⇒毛沢東の反発
    1960:ソ連が中国駐在の科学者を引き揚げ
    1964:中国、核実験に成功
    1969:中ソ初の軍事衝突

    ■日米
    1972:ニクソン大統領が中国訪問
    田中角栄が中国訪問、日中共同声明。台湾と断交
    ⇒戦時中の損害賠償はしないことを伝える
    1978:日中平和友好条約
    ⇒ODAの形での、事実上の損害賠償
    1979:米中国交樹立


    周恩来
    毛沢東
    劉少奇

    鄧小平
    江沢民
    胡錦濤

  • 近くて遠い国というのは、確か。
    中国を無視できない時代であり、あまり中国の近代史を知らないので、読んでよかった。
    中国の新聞記事が、分かりやすく理解できるようになった。シリーズで、1番のオススメかも。

  • 中国現代史の本は偏った内容のものが多い中で、この本は「さすがは池上彰!」と思わせる解り易さで、中国の歴史事実を公平に忠実に書かれています。社会の教科書は全て、池上氏が書けばいいのに・・・。

  • 池上彰さんの『そうだったのか~』シリーズの中の1冊。中国の現代史についてあらゆる側面から、わかりやすく説明されている。(さすがは池上さん!という感じ)

    「なぜ中国では反日運動が起こるのか?」「一人っ子政策」「台湾との関係」「香港とマカオの返還」「21世紀の中国」等、隣国ゆえに現代の私たちが知っておきたい事柄がきちんとまとまっているお奨めの一冊だ。

  • 池上彰さんのそうだったのか!シリーズ。
    中国留学前に読みました。

    1章ずつコンパクトにまとまっていて、文章もとても分かりやすいし
    頭にすらすらと入ってきます。
    ばらばらだった中国に対する知識が一つになり、
    中国の基礎を学ぶ上ではかなりの良書。
    チベット問題については本当に知らない知識ばかりで
    思わず「そうだったのか!」と思ってしまう。

    巻末に章ごとに参考した文献がまとまっていて、
    自分でまた深く勉強したいときにも使えます。

  • 毛沢東が裸の王様の独裁者だったなんて、中国じゃタブーなんだろうなあ。

    あと、驚いたのが、本籍による差……じゃなくて、区別。
    都市部の発達のために農村が犠牲になっている。農村の籍で生まれたものは都市に出ることができず、重税にあえぎ、年金も出ない。
    「機会の平等」がない。これが共産主義か。

  • 池上彰さんによる‘そうだったのかシリーズ’の近代における中国の歴史。文章が多くて読みにくそうな印象を受けますが、読んでみると分かりやすい内容でした。

  • 中国出張中に中国人クライアントをより理解するために読んだ本。中国の近代史についてざっと学べた。

  • 教育実習で中国地史を教えることになり、ヒントになることがあるかもしれないと思い購入しました。人物コラムが面白かったです。

  • ややボリューム多いけれども、一冊でざっと中国現代史を把握できます。一般教養としてオススメ。

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著者プロフィール

池上 彰(いけがみ あきら)
1950年、長野県生まれのジャーナリスト。東京工業大学特命教授、京都造形芸術大学客員教授、名城大学教授、信州大学・愛知学院大学特任教授、特定非営利活動法人日本ニュース時事能力検定協会理事を兼任する。
慶應義塾大学経済学部卒業後、1973年から2005年までNHKで記者として勤める。以降、フリーランスのジャーナリストとして活動。ニュース番組で人気になった。2012年から2016年までは東京工業大学リベラルアーツセンター専任教授を勤め、定年退職後も学生教育に関わっている。

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