- 本 ・本 (504ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087465495
作品紹介・あらすじ
原発がテロの標的に…日本を空前の大危機が襲う!
日本海側に建設されたばかりの世界最大の原子力発電所が、謎のテロリスト集団に占拠された。汚染ガス放出の予告を前に、日本は何ができるのか? 最新知識を盛り込み世に問う衝撃作。
感想・レビュー・書評
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面白かった
原発災害かと思いきや、原発テロの物語
東野圭吾の「天空の蜂」を思い出しますが、そこまでのメッセージ性は感じられませんでした。
しかし、こんなことが現実に起きてしまったらと思うと恐ろしくなります。
ストーリとしては、
日本海にある世界最大の原子力発電所が稼働直前で、武装したテロリスト集団に占拠されます。
そして、原発を自分たちで稼働させ、放射能で汚染されたガス放出を予告。
テロリストたちの要求は
ロシアからのチェチェン共和国の独立承認
同志たちの解放
現金1000億円と10億ドル
日本は原発を取り戻すことができるのか?
といった展開
政府、自衛隊、原発システム設計者達が、テロリスト達と戦います。
テロリストたちの原発占拠については、平和ボケの日本では起こりえる事件と思います。しっかり今から対策をとってもらいたいものです。
しかし、テロリストたちが自分たちで原発を稼働させるなんてことができるの?ちょっと非現実的な感じ...
とはいうものの、日本だけでなく、人類全体・地球全体を人質としたテロリストたちとの戦いは、どきどきハラハラの展開です。
最後はちょっと尻つぼみ。そこが残念なところ
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原子力発電所がテロにあったら。
想像したらとても怖い。
実際にテロ対策ってどの程度出来てるのだろうか?
小説としては最後がちょっとあっけなかったけどそれでも読んでいてハラハラした。
映画化したら面白そうだけど原発反対の意見が大きくなるだろうなあ -
絶対安全な原発はあり得ない
電気料金の爆上がり
3.11
それでも電気がない生活は無理だ -
震災前に書かれた本だが、今読むと現実と一部クロスして、特別の印象を与える。エンディングは今ひとつだったが、全体は楽しめた。
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ちから書庫
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テロの可能性も再確認。
日本は、曲者極東の国々に囲まれているだけに、妙に現実味がある。北朝鮮から更にバックボーンはロシアという展開が興味深かった。現実には、中国始め、中央アジア、中東…と地形学上の勢力図は危うい。
お気楽島国日本の無防備さが恐ろしくなる思い。 -
うーん。テーマ的にはキャッチーだけれども、内容はミッドナイトイーグルと全く同じ。
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3.11福島原発事故の前に書かれた、原発についてのお話。
原発事故とは角度を変えて、原発の危険性を訴えてくる作品。 -
原発テロの話。
日本の原発が地震や津波だけでなく、テロの危険性もあることを認識させてくれる。 -
原発がテロリストに占拠されて・・・
なんだか、いろんな人がいっぱい出てきすぎて、全体的にボヤっとしちゃって集中できず。
読後は、原発に対する自分の無知っぷりを反省した。技術的なことは分からなくとも、世界の原発の現状ぐらいは知っとかないとだな。
著者プロフィール
高嶋哲夫の作品





