仁侠スタッフサービス (集英社文庫(日本))

  • 集英社 (2010年4月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (424ページ) / ISBN・EAN: 9784087465631

作品紹介・あらすじ

ヤクザに狙われた7人の運命は!?
いつの間にかヤクザ経営の派遣会社に取り込まれていた7名の男女。戦々恐々とする中、やがて警察を巻き込んだ壮大なコン・ゲームが幕を開ける! ノンストップミステリー。(解説/小池啓介)

感想・レビュー・書評

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  • 旅行代理店の臨時求人に応募してきた派遣会社「倶利迦羅紋々スタッフサービス」。信じられない好条件に代理店社長の飯田は即決するが、正体は何とヤクザのフロント企業。手を変え品を変え7人の男女を巻き込んだ倶利迦羅社の目的は一体?戦々恐々とする面々に警察も加わり、福岡を舞台に三つどもえのコン・ゲームが始まった。

  • 反社会的勢力を美化している訳ではなく、男気の話だな。任侠もので一般人には礼節を持ってあたるが、人として踏み外した行ないには容赦しない。チョットスカッとした。

  • 面白かった。
    素人をまきこんだ、ヤクザと警察の騙し合い
    どっちに軍配があがるか
    最後まで予測不能の戦い
    最後まで読んで、ああーそうだったのね!
    と、驚きの結末

  • 前半、素人たちを次々とスカウトしていう様子は面白かった。
    何しろ何のために少々強引な手を使ってまで自社のスタッフに加えようとするのか、意図がまったく見えてこない。
    最終的な狙いはどこにあるのか?
    その興味だけで読み進めていた感じもある。
    意外に早い段階で目的は明かされる。
    なるほどと思うようなもので、結末も想像できてしまった。
    最後に「えっ、そうだったの?」と思うような落ちも用意されていたけれど、それほどの驚きはなかった。
    情報はどこから漏れていたのか?
    ある程度の予想がついてしまったためかと思う。
    それにしても、まったく縁のない世界を垣間見てしまった人たちの反応が面白い。
    ものすごく怖いと思っていた人たちがちょっと普通だったりすると、「意外にいい人たちじゃないか」と思ってしまうところはリアルだなと思った。
    刺激のある生活を続けていると、平穏な日常に戻ってから退屈に思ってしまうところもありそうで面白い。
    本当は平穏が一番のはずなのに、懐かしく思い出してしまうって・・・過去になると良い思い出しか残らないものなのだろうか。

  • 25
    ヤクザと任侠がテーマであるが、それを感じることができる場面は少ない。
    エッセンスとしては人情物語である。
    そうさせているのは、博多弁だから、というのも多分にあろう。

  • 意外におもしろかった。もうちょっとでバカミスにジャンル分けされそうな感じである。

    第1部のセブンターゲットの方がおもしろかったな、2部はこじつけっぽい感じがした。

    ヤクザに絡まれたらオシマイな感じが良く出ていた。

  • オチも想定内で、特筆すべきことがなかたった。

  • 不思議な構成のお話。
    話の内容はお茶目な感じです。
    色んな人が出てきて、タイトル通り、そのスジの方の話で面白かった。
    知らない世界にちょこっとだけ触れた感じ。
    普通に生きてくだけじゃ物足りない、刺激が欲しくなるって気持ちはみんな多かれ少なかれ持ってるものなのかな?
    でも、刺激的なことは怖いってのもみんなが持ってる気持ちだよね。

  • 前半はこの先が全く読めない展開ながら、素人の登場人物たちがこの先どんな活躍をするのか楽しみな前振りだったのですが、後半のクライマックスが期待したほど盛り上がらずにちょっと残念。
    人が多すぎて誰が誰か分からなくなってしまいました。

  • テンポがわるい

  • 仲間が序々に集まってきて共通の敵に
    向かって行く...って王道のスタイルは
    やっぱりいいね。ワンピース然り
    ドラゴンボール然り、古くはリングに
    かけろ!もそうですね。今作も同様に
    七人(!)の堅気達がヤクザのフロント企業で
    ある「俱利伽藍紋々スタッフサービス」へ
    派遣として集結していく。
    ...但し本人の意思とは関係なく、それぞれ
    恫喝、女、暴力、色恋...などで半ば
    強請られる形でですが...w。

    渋々集まった七人達はその意図も目的も
    分からぬままヤクザに取り込まれているので
    読んでるコチラもその意図が読めないまま
    運ばれるストーリーは確かにミステリ的でも
    あって結構楽しい。
    さらに警察の第四課もが加わっての情報戦
    へと発展していく後半にはいるとようやく
    今回の作戦の全貌が見えてくる...。

    全編博多弁で交わされる会話がアノ方達
    っぽさを上手く演出し、今作を更に
    任侠ミステリとして成立させているのかも。

  • それぞれのエピソードは面白いのだけれど、第2部から登場人物が急に増えて読むのに苦労した。

  • 旅行代理店の臨時求人に応募してきた派遣会社「倶利迦羅紋々スタッフサービス」。信じられない好条件に代理店社長の飯田は即決するが、正体は何とヤクザのフロント企業。手を変え品を変え7人の男女を巻き込んだ倶利迦羅社の目的は一体?戦々恐々とする面々に警察も加わり、福岡を舞台に三つどもえのコン・ゲームが始まった。

    大きく2部構成。
    前半はいろんな「カタギ」の面々がヤクザさんたちに取り込まれて・・・で、彼らは一体どんな目的でとりこまれたのか?というのが後半。
    前半だけのまったりした感じでラストまで行くのかと思っていたのでこれは意外。失礼な言い方ですが、意外に面白かったです。もっと軽めの娯楽読物な「読み捨てられ系」をイメージしてたんですが、これなら結構読み込める感じがするし。おすすめです。

  • やくざ屋さんのフロント企業・倶利伽羅紋々スタッフサービス。

    彼らが一般市民を巻き込んでいく姿を連作短編で描く一部。


    巻き込まれた一般市民・やくざ・警察が入り乱れ、三つ巴のコン・ゲームを繰り広げる二部。


    おかしな構成だと思ったら、一部が雑誌での連載・二部が書き下ろしだったのね。

    ともあれ、一部から二部を構成した氏の作品力、並じゃありません。

    きっと皆さんも騙されるはず!!


    騙されたと思ってご購入ください。

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著者プロフィール

1965年、福岡県生まれ。東京大学工学部卒業。労働省(現厚生労働省)勤務後、フリーライターに転身。96年、『ビンゴ BINGO』で小説家デビュー。『劫火』『残火』で2005年と10年に日本冒険小説協会大賞(第24回、29回)、『地の底のヤマ』で11年に第33回吉川英治文学新人賞と第30回日本冒険小説協会大賞を受賞。14年、筑豊ヤクザ抗争を描いた『ヤマの疾風』で第16回大藪春彦賞受賞。他の著書に『光陰の刃』『最果ての街』『目撃』『激震』などがある。本作は『バスを待つ男』に続くシリーズ第二弾。最新刊は、シリーズ第三弾の単行本『バスに集う人々』。

「2023年 『バスへ誘う男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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