正義のミカタ I’m a loser (集英社文庫)

著者 : 本多孝好

• 集英社 (2010年6月25日発売)

感想・レビュー・書評

[かよこさんの感想 · 2017年9月30日]

2017.9.29読了 24

[tutiさんの感想 · 2010年12月19日]

…「じゃあ、どんな正義の味方を研究するの？」
「そうじゃなくて、どういうのが正義の味方かを研究するんだよ」
「ええっと」と僕は考えた。「どういうのがって研究する、その正義の味方って、何？」
「何、じゃなくて、俺らだよ」
「僕ら？」
「そう。俺ら。この、ここの部」
…

著者プロフィール

１９７１年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。１９９４年「眠りの海」で小説推理新人賞を受賞。‘９９年、『MISSING』で単行本デビュー、「このミステリーがすごい！　２０００年版」でトップ１０入りするなど高く評価され、脚光を浴びる。以後、恋愛、青春小説を超えた新しい静謐なエンターテインメント作品を上梓、常に読者の圧倒的支持を得ている。その他の作品に『正義のミカタ』『MOMENT』『WILL』『魔術師の視線』『君の隣に』など。『dele』では原案と脚本を担当し、山田孝之と菅田将暉主演でドラマ化された。

「2021年 『チェーン・ポイズン　＜新装版＞』 で使われていた紹介文から引用しています。」