本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (472ページ) / ISBN・EAN: 9784087465877
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
物語が人々を繋ぎ、心を動かす力を描いた作品です。映画『ローマの休日』を軸に、五つの短編がそれぞれ独立しながらも、巧妙に絡み合う構成が魅力的です。友情やロマンス、アクションなど多彩なテーマが織り交ぜられ...
感想・レビュー・書評
-
これから何度
この小説を読み返すだろう。
区民会館で無料上映された
「ローマの休日」を軸として、
5編の短編に出てくる
登場人物たちが
お互いを知らぬまま、
すれ違い交錯する
タランティーノ的構成の妙。
選ばれた映画たちがまた
どちらかと言えば渋めなチョイスで
そこがまた
映画好きの心をくすぐるのです。
個人的に印象に残ったのは、
友を物語の力で助けようとする様が
どうにも切なく
自分自身が親友を亡くした体験ともダブってくる
「太陽がいっぱい」と、
驚愕な結末が
エモーショナルに胸を打つ
「ペイルライダー」と
映画「サマーウォーズ」は
この物語を参考にしたんじゃないかと勝手に睨んでる(笑)
ラストの
「愛の泉」の三作品は
読後かなり余韻が残りました(>_<)
この小説が描いているもの。
それは
『物語は果たして
誰かを救うことができるのか?』
というテーマだけど、
結論から言えば
救うことができると
自分は強く信じています。
しょせん漫画や小説や映画は
つくり話でしょって
ピントのずれたことを言う人がいるけど、
フィクションであろうが
現実のことであろうが
そんなものは関係ないのです。
それを読んで
(または観て)
どれほど心が動いたかによって
人間は作られている。
円軌道の外という
一人の人間を作っているのは、
友達に聞いた沢山の物語であり、
ドキドキをくれた小説であり、
感動した漫画であり、
たわいない嘘の話であり、
胸躍らせた
思春期に見た映画です。
言葉や物語が持つ力。
傷つけるためではなく、
だれかを守り、
だれかに伝え、
だれかと繋がりあうための力を
自分は信じているし、
金城さんの作品は
それを感じさせてくれる
素晴らしい物語だと思います。
読んだ人すべてに
必ずやポジティブな科学反応が起こるのは間違いない作品だし、
読後は
必ず映画を観に行きたくなりますよ(^_^)v
強く強く
オススメしたい小説です。 -
金城一紀 著「映画篇」を読みました。
映画を題材にした、友情、ロマンス、アクション、笑い、そして涙ありの連作短編集です。
それぞれのお話は独立していますが、「ローマの休日」の映画でつながっていて、最後にそれらが結びついていくという、読み応えのある展開でした。
特に最後の、孫たちが祖母のために団結して「ローマの休日」を上映する計画を立てる短編は、心にしみるいいお話でした。
また、登場人物たちのそれぞれの会話もユーモアがあり、深く考えさせられる言葉があり、とても楽しめました。
あと、自分の好きなクリント・イーストウッドの「ペイル・ライダー」を題材にしているあたりも、個人的にとてもうれしかったです。
おススメの一冊です。 -
映画をきっかけに繋がる人々。友情、正義、ロマンス、復讐、笑いと感動ーー。五つの短編はそれぞれ独立しているが、区民館で行われた映画『ローマの休日』上映会にてまとまりをみせる。
いやあ、金城一紀流石です!一番好きなのはコメディ色の強い『愛の泉』だけれど、他の作品も著者の映画への愛がゆるりと流れていて愛おしく思える。 -
-
urarinchoさん、はじめまして。
花丸ありがとうございました!!
対話篇もよさそうですね。
探してみようと思います。
...urarinchoさん、はじめまして。
花丸ありがとうございました!!
対話篇もよさそうですね。
探してみようと思います。
「読んだ人にだけわかる隠しアイテム発見」いいですよね。読み手と書き手の秘密の共有みたいで。2013/01/16
-
-
映画にまつわる連作短編(中編?)集
以下、公式のあらすじ
-----------------------
映画を観るように、読んでほしい
一緒に映画館へ通った親友との絆を描く「太陽がいっぱい」など、全5篇を収録。映画をきっかけにつながる人々の物語が、現実を生きる力と勇気をくれる。最高の感動と、映画への愛に満ちた傑作小説集。
-----------------------
収録は5篇
・太陽がいっぱい
・ドラゴン怒りの鉄拳
・『恋のためらい/フランキーとジョニー』もしくはトゥルー・ロマンス
・ペイルライダー
・愛の泉
夏休みの最終日曜日に「ローマの休日」が公民館で無料上映される事が共通点として、ぞれぞれの話や登場人物が繋がっている
あと、富裕層のインテリ主婦がアラブ系労働者階級の若者と不倫をするだけのストーリーの映画が何度も話題に上がる
映画に詳しくないので、これが実在する映画なのか判断がつかない
ちなみに、「がんばれベアーズ」を何度も繰り返し観るのはある意味で苦行なのではなかろうか?
まぁ、「がんばれベアーズ2」よりはましだろうけどw
在日朝鮮人が主人公だと、作者もそうなのかな?と思ってしまう偏見は我ながら良くないなぁと思いつつ、どうしても調べてしまう
実際にそうだったりそうでなかったからといって何にもならないのにね
どんなに駄作のように感じられる映画でも、撮影できるというだけで恵まれている
そんな奇跡が起こらない人達の方が多い
ま、その気になれば自主制作で低予算ででも撮影する事はできると思うけれどもね
文庫だけなのか、最後に「ローマの休日」の上映会で配られた映画の解説がそのまま載ってたり
扉絵も恐らくそこら中に貼った自作のポスターなのだろうし
作中との繋がりを感じられてちょっと嬉しい -
『ローマの休日』がベースになった映画マニア金城一紀の本領発揮と言った作品。 これは、文句なしにいい。 金城氏の映画への造詣の深さもさることながら、独立した短編のふりしてお話が綺麗につながってるんだもん。 「太陽がいっぱい」は作家になるまでの金城氏の自伝的内容で、『GO』を彷彿とさせた。 実際この作品は『GO』映画化の時の話なんだろうけど。 金城氏は自身の経験を前面に押し出してくる作品の方が、凄く“生きていて”いいなぁと思う。2010/104
-
3年前に一度読んで作中に登場する映画のタイトルを書き出したことは覚えていました。
でも内容は驚くほど忘れていたので、今回読みなおすことに。
映画を通じて人の繋がりや変化を綴った5つの短編集。
この小説を読んだあと、映画が一段と愛おしいものに変化した気がします。
そしてやっぱり映画館で誰かと一緒に観たいなあ、と。
ごはんと一緒で、1人で食べるより1人で観るより
誰かと一緒に食べた方が美味しいし、誰かと一緒に観た方が楽しい。
3年振りに読み返して気付くことができました。
また忘れた頃に読み返したい作品です。 -
ローマの休日の仕掛けが見事!
電車で読んでて、思わず涙ぐんでしまったじゃんか。
読みやすくて読後感爽やかでこっ恥ずかしくてラストが幸せになって
感動ありで......もー、どうのこうの言わずに、読め、読んで涙しなさい、
と激しくお勧めする。
対話篇もよかったが、こっちも素晴らしく面白い。
とにかく幸せになりたい人は読みなさい。 -
-
金城一紀さん。はじめて読む作家さんです。『GO』や『フライダディフライ』など、映画化された作品も多いみたいですね。
『映画篇』というタイトル通り、映画にまつわる五つの物語を収録しています。物語のテーマは、「友情」だったり「復讐」だったりと様々ではありますが、どの作品も「映画が人に与える力」や「映画への愛」を描いていて、素晴らしかったです。また、物語同士が少しずつ関わり合う仕掛けになっていたのも面白かったですね。
物語の中に出てくる映画のいくつかは、実際に見てみたくなりました。映画好きの人もそうでない人も、十分に楽しむことができる作品になっていると思います。金城さんの作品、好きになりそうな予感。他の小説も読んでいきたいと思います。 -
映画が見たくなる。そこに映画がある事で少しだけ人生が変わるかもしれない。
早く続きを読みたいケド、読み終わるのが勿体なかった。 -
(2014.05.02再読)
ここ数冊、あまりおもしろくない本が続いたので、ここらで大好きなこの本を再読。
どの話もいいんだけど、やっぱり最後の「愛の泉」に全部持って行かれてしまう。
祖父母想いな孫たちもいいし、区民会館の人たちもいいし、大学生で出会う人たちもいい。
全部の話が微妙につながって(共通の人物や映画の話が出たり)してるもの、そういうの大好物な私にはピッタリです。 -
何度も読み返してしまう大切な一冊。
-
すっごく面白かった!!特にラストの「愛の泉」は愛に溢れていてすごく好き。重くなく、でもそこにはしっかり愛情が表現されていて微笑ましい。人を思いやりたい時とか、元気になりたい時に再読したい。
こういう気持ちを味わえるから、本はあいなと思う。2013.8完読 -
なんといっても"恋のためらい" ところどころの言葉のチョイスが本当うまい。
-
現時点で1番好きであろう本作。読むのは3回目?かな?
全部で5つのストーリー。それぞれ全く違っていて繋がってる。かっこつけんなと思われるでしょうが、これが繋がってるのよ。読めばわかる。
せっかくだし、いいと思ったところをね。いや、たくさんあるんだけどさ。ひとつ。
"「人であれ映画であれなんであれ、知った気になって接した瞬間に相手は新しい顔を見せてくれなくなるし、君の停滞も始まるんもんだよ。」"なんてセリフ。いろいろいろいろ思うところが出てくる。つまんないと思ったら終わり、そっから全部つまんなくなるのよ。なんであれ。人にしたってそうで、付き合い浅いのにこの人はこういう人だ、なんて決めつけたら、自分の中ではもうそういう人でしかなくなる。そんなのつまんないよ。何を考えてどうしたいのかとか知りたいもんだね。ともあれアホの子にニヤけさせられるシーンも多い素敵な作品です。 -
それぞれの話がすごくいい。
勇気付けてくれる作品。
すべての話が、『ローマの休日』で繋がっているのが面白い。そして、最後のオチ。
ほんとに、金城さんの作品は大好き -
『SP』の脚本を手掛けた金城一紀著の映画にまつわる短編集。
どのストーリーも、著者の映画に対する愛情が溢れている。
最終章の「愛の泉」は、どのキャラクターも個性的で、読後感が気持ちいい。久しぶりに『ローマの休日』が見たくなった。 -
とっても良かった。やっぱり映画は強い。
著者プロフィール
金城一紀の作品
本棚登録 :
感想 :

さて、そこに言葉が無ければ、
物語が無ければ、なんと寂しい一生なんだろう…。
なんて事を...
さて、そこに言葉が無ければ、
物語が無ければ、なんと寂しい一生なんだろう…。
なんて事を思ってしまいました。
意志の疎通が出来る。
思いを伝え合う。
ただ、生きる為の情報を得るばかりではなく、
この、扱いがたい『心』。
…を、最もご機嫌な状態で維持して置く事が出来る方法やら秘訣やらはきっとそこにあるはずだと思っているから、
私も映画、大好きです!(本も♪)
金城さんの映画論もすっごく興味ありますねぇ♪
MOTOさん、
ありがとうございます!
てか、めちゃくちゃ
いい言葉
震えましたよ(>_<)
映画はいいです...
MOTOさん、
ありがとうございます!
てか、めちゃくちゃ
いい言葉
震えましたよ(>_<)
映画はいいですよね♪
たった2時間で
いろんなことが学べて、
自分の世界を広げてくれるものなんて
なかなかないし。
自分は薄汚れた路地裏に
ひっそりと佇んでるような
昭和の香りがプンプンする映画館が好きなんです(笑)
高校時代は
授業サボって
屋上でギター弾いてるか、
バイク飛ばして
海に行くか、
映画館で3本立て観て
クラブまでの空き時間をつぶすのが
日課になってました(笑)(^_^;)
今はネットの普及によって
映画も個人で楽しむ方向に変わってきてるし、
同じものを共有して
会話を楽しむ術を
知らない人が増えてきてるのは
本当に寂しいことだと思います(>_<)