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- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087466607
感想・レビュー・書評
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謎を提示する最初の章から始まって、事件のその自体に遡っていくようなストーリー展開は、過程を楽しむという意味でどきどき感もある楽しめるミステリーだと思う。検察事務官という微妙な職業だったり、お気に入りの叔母の存在だったり、どうなっていくんだろうなあという楽しみは作者の文章構成力を楽しめるもの。最後を読み終わると最初の章を読み直したくなる仕掛けも作者の狙いどおりだろうが、それも楽しかった。
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佐藤正午らしい文体。時効寸前の殺人事件を、バツ①の「私」がその当時を思い出しながら、推理していく。でも、サスペンスではなく、ある種、恋愛小説。やっぱり、この作家、好き。