ジェットコースターにもほどがある (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.47
  • (9)
  • (20)
  • (33)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 189
感想 : 28
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087466829

作品紹介・あらすじ

東に凄いコースターがあれば行って乗り、西に珍しいマシンがあればそれも乗り、南に怖がっている人があれば行って乗せ、北につまらないマシンがあればそれも乗り…。ジェットコースターに深い愛情を捧げる著者が世界の100機種以上に乗って乗って乗りまくった、最高に爽快な暴走エッセイ!濃すぎるマニア仲間との座談会『好きなマシン、乗りたいコースター、言いたい放題』も収録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ジェットコースターの世界も深いんだな。。
    自分はジェットコースターはおろか、遊園地にも行かないので
    とても新鮮だった。

    高校生で、受験勉強をほっぽってジェットコースターにハマっている西島君もいいし、
    機械に詳しい市川氏もいい。
    こういうモノにハマって真剣に楽しんでいる人って魅力的だ。

    宮田氏の、新しいテーマパークの提案も笑った。(p.168)隠れアトラクションとか、人気出そうだ。
    ーーー
    ・すなわち、人は前転しながら落下したり、後転しながら上昇したり、文字どおり上を下への大騒ぎというか、下へも置かぬ扱いというか、隣の客はよく回転する客だというか、とにかくそういう激しい動きをするのだ。(p.227)

  • 実は乗れません!
    でも宮田珠己の本だから読みました。勿論バカウケです乗れない私でも。。。

  • 最高です。読んでると笑えるので家で1人で読むことをおすすめします。

  • タマキング氏の手による、ジェットコースターオンリーのエッセイ。

    こりゃ良い!おもろい!

    ジェットコースター及び絶叫マシン関係に興味のない人々も笑えること確実。

    タマキング氏のイラストによる、マシンの詳細かつ精緻な解説もグー。

  • 一緒に行く西島くんが面白すぎる。
    15時に「サイコー!」の状態になるというジェットコースターに乗るために、朝からそのジェットコースターに乗って待つという奇行。
    でも本気なのだ。
    本気の人間ってちょっとおかしい。

    「ジェットコースター、なんかいいよな…」って感じの著者が、ジェットコースター好きな変わった人たちとジェットコースター別に好きでもない変わった人たちを連れて、ジェットコースターを乗り尽くす旅にでるそんな話。

    情熱があるんだかないんだかよく分からん軽妙な文書がまた良いです。
    ジェットコースターについての座談会もあるよ!

  • そういえば、私はジェットコースターが嫌いだった。エレベーターも苦手。
    共感は難しい…

  • 世にも珍しいジェットコースター体験記。
    国内だけでなく、国外にも行っちゃうところが、素晴らしい。

  • 東に凄いコースターがあれば行って乗り、西に珍しいマシンがあればそれも乗り、南に怖がっている人があれば行って乗せ、北につまらないマシンがあればそれも乗り…。ジェットコースターに深い愛情を捧げる著者が世界の100機種以上に乗って乗って乗りまくった、最高に爽快な暴走エッセイ!濃すぎるマニア仲間との座談会『好きなマシン、乗りたいコースター、言いたい放題』も収録。(表紙裏)

    ジェットコースターというテーマがあるため、宮田節は控えめに感じられました。もちろん、それでも面白いのですが。
    「国内の遊園地・テーマパークにはそれぞれ数が少ない」「遊びを悪としているからではないか」といった諸々の考察は、なるほどとうなずきました。

  • この人の本はおもしろいけどまったく共感できない!ってのが多い中、これはちょっと興味出た。
    ジェットコースターって別に特に怖いとか思わないけどそんな楽しくもない、って印象。
    でもすごいの乗ったらおもしろいかもなー、って思った。

  • 著者の作品で発刊された文庫本は読み切ったはず。特にジェットコースターに思い入れもなければ、乗りたいとも思わない。読了してさえ、著者のジェットコに乗りながら「落ち着く」という感覚が判らない。お金を払ってまで恐さを体験したいなんてどうかしている! でも、ジェットコ紀行というジャンルは独創的で、独特の文体は面白いのだ。

全28件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

旅と散歩と石ころと変な生きものを愛し、いかに仕事をサボって楽しく過ごすかを追究している作家兼エッセイスト。その作風は、読めば仕事のやる気がゼロになると、働きたくない人たちの間で高く評価されている。主な著書は『いい感じの石ころを拾いに』(中公文庫)、『東京近郊スペクタクル散歩』(新潮社)、『アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険』(大福書林)、『明日ロト7が私を救う』(本の雑誌社)など。

「2023年 『路上のセンス・オブ・ワンダーと遥かなるそこらへんの旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮田珠己の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×